家庭用エスプレッソマシーンの上位機種をしらべてみる

家庭用エスプレッソマシーンの上位機種をしらべてみる

我が家は今Delonghi ECO310BDelonghi KG364Jというアットホームな組み合わせ。

毎週末これでラテを淹れてもうすぐ4年。
最近フィルターホルダーが削れてきたし、そろそろ他のが羨ましくなってきました。

候補を調べる

というわけで、自分の調べたことなど徒然記していきます。

まず入手方法はともかく、アップグレードとして候補になるマシンを調べてみました。メーカーの出自とかは書いてないので興味のある方は別サイトをググってください。

ランチリオ

Rancilio – Macchine per caffè

このメーカーのSilviaは家庭用エスプレッソマシンの鉄板のようです。日本でも多くの人が使っており、情報も豊富。「B社のこれが使える」とかそういう情報はDeLonghiとこの機種くらいじゃないでしょうか。

メーター類はなくかつPID(制御)もついていないので、温度管理にコツがいるのと、そのスペックの割に少しお高め。

以下参考リンク。

前者は比較的新しい購入歴の方(今はもうお持ちでないそう)で、メンテやオプションについても詳しくためになります。
後者は5年前の記事ではありますが、強くSilviaをオススメされています

2019/07/09 追記
この製品はヘッド部分が古くからあるE61という規格に準じている事が部品互換の幅を広げているようです。VSTフィルターへの交換も多くの人がやってます。

MWKo-Hi-: おニューのエスプレッソマシン

2020/11/27 追記
Silviaへの多くの改造を載せているサイトと、PIDキットのサイト。日本語翻訳をONにして読みすすめると面白い。

2021/08/13 追記
Silviaを購入しました。ぜひ”Silvia”で検索して御覧ください。

ブレビル

Breville | US | A World Leader in Kitchen Appliances

本場イタリアの・・ではなくUSの総合キッチンウェアブランド。これのthe Barista Express®?はGACKTがオススメしてたので見たことある人もいるかも。
コダワリの・・・というより半自動でカジュアルに美味しいエスプレッソを飲みたい人の高級マシン、といったイメージ。そのせいかあまり話題には上らない印象です。

候補上げるとすればthe Infuser™かなと。

the Infuser Espresso Machine in Brushed Stainless Steel volumetric control

真ん中のは温度計ではなく圧力計。これの上位機種にその名もthe Dual Boiler™があります。消費電力1700Wとはさすがお米の国。シングルのInfuserも1650Wと家庭用コンセントの許容量を超えてるのでどうなるんでしょ・・・。

ガジア

Gaggia

珍しく日本語サイトが国内販売代理店によって用意されています。
Delonghiと同じく、オートマチックなマシンがメインでマニュアルのマシンは廉価なモデルがほとんど。

その中で候補になりそう、かつ国内正規販売はClassic(クラシック)のみのようです。

本国ではNew Classicとなっていて、オール金属化、スチームワンドの形状変更、ロッカースイッチの形状変更と結構な差があるみたい。各所でClassicがディスカウントされているのはこのためか・・・?

アスカソ

Ascaso Factory | Espresso coffee machines manufactured in Barcelona | Home

最後はアスカソ。ミニマルなデザインに綺麗なサーフェイスの組み合わせが所有欲を掻き立てられます。

候補は2つ。
まずレトロフューチャーなデザインのDream

流れるようなボディにポリッシュされたメタルパーツ、メーターとスイッチの丸がデザイン上のアイコンになっています。
最近PID付きのモデルが出たようで、通販でも有り無しの2機種が販売中。

もう一つは自分的に一番欲しいSteel

こちらも新旧によりPIDの有りなしがあります。
Steelはメーカー的に「セミコマ(セミコマーシャル=半業務用)」モデルと分類されているので、見事なパフォーマンスと引き換えにどれだけスタートアップに時間がかかるかが気になります。

スポーツカーと一緒で、最初に使い始めまでに10分かかる、とかだとそこまでの気合は無いわけで。

イソマック

ISOMAC

あまり情報のないセミコマ向けっぽいブランド。候補に上がるのはVENUS IIGIADA IIか。

http://www.isomac.it/writable/machine/images/GIADA.jpg

どちらもシングルの振動ポンプ。
GIADAⅡなら€ 517,08(約6.3万円)と無理ではない価格。あとは入手性が問題かな。

ビビエンメ

VBM | As once and never before.

まるで工芸品の様なVBMのロゴが格好良すぎる伝統のメーカー。完全にオーバースペックだけど家庭で使える到達点ということで。

まだ検討の余地があるのがVBM DOMOBAR Jr. HX。憧れのヒートチェンジャーなので抽出とスチームを継ぎ目なく可能。ただし振動ポンプです。

VBM DOMOVAR Jr. | 株式会社ディーシーエス

下のショップリストには入れませんが、18.5万円で国内で手に入ります。

DOMOBAR Jr. HX / ドモバ-ジュニア HX | エスプレッソ,エスプレッソマシン | ESPRESSO STORE

購入先

あらかた候補を上げたところで、どこから購入するかもメモしておきます。

Amazon

説明するまでもないAmazon。
元はAmazonゴールドカードのおかげで幾許か貯まったAmazonポイントを活用できないか調べたのが始まりでした。

けど、Amazonはよろしくない。

基本的にはNespressoみたいなカートリッジマシンが主。
調べたマシンもだいたい掲載されているのだけど、並行輸入品なのに3,4割高い。機種も情報が更新されてないのか古いし。例えば今V5が発売されているランチリオ シルビアなんかはV3止まりです。

どうせ並行輸入品買ったら保証は無いようなものだし、少しでも安く個人輸入したほうがいいかなぁ。

ダイイチF&L

国内最大級のエスプレッソマシン販売・プロ仕様なエスプレッソ用コーヒー豆の通販 ダイイチF&L

ここで買えたら何の不安も無いでしょう。
国内正規品をほぼ定価?で販売しているサイト。一番の武器はサポート力でしょうか。

コマーシャルマシンがメインでチンバリやマルゾッコなどカフェでよく見る本物を取り扱っています。一番安くても30万↑からという業販のお店。

iDrinkCoffee

Online Coffee Supplies & Accessories — iDrinkCoffee.com

目下注目のサイト。
レイアウトが見やすく、International Shipping対応。日本に出してくれるサイトは限られているらしく貴重なサイトらしいです。

そして豪ドル(CA$)表記らしく、それで換算すると結構安いような??

Rancilio Silvia M V5なら現在CA$959.00=79,454円。Ascaso Steel Uno Professional w/ PID V4ならCA$1,299.95=107,703円という具合。

Chris’ Coffee

Espresso Machines, Coffee Grinders, Espresso Repair | Chris’ Coffee

アメリカのサイトで定番らしいです。
本場のサイトと違って110V対応製品がメインなので取り寄せが少なくてすみそうです。

Rancilio Silvia M V4の場合$715.00=77,552円。僅差で安いけどV5のほうがいいよね・・・

一通り調べた結果

いろいろな人の記事を見る限り、DeLonghiでスタートし、ランチリオ シルビアや他の10万円前後マシンにステップアップ、そしてセミコマモデルへとハマっていくパターンが多く見られました。
ただ家庭用上位機種であっても、結局は「シングルボイラーで振動ポンプ」という時点でDeLonghiと大差ない、という意見もあります。確かに美味しくはあるけれど、格段に違うというほどでもないみたい。

買い替えで大きく変わるとすれば、コマーシャルモデルと同じ58mmのポルタフィルターが使える事でしょうか。
ECO310の50mmフィルターだとパウダーは14gしか詰められません。

あとは金銭的な問題が悩みどころ。
Amazonポイントが使えたらいいな、と思って調べ始めたけれど、4万円差(ランチリオの場合)ともなると流石に無視できません。
かといって個人輸入で最安を狙っても出費は8-11万円になります。

しばらくDeLonghi ECO310のお世話になりつつもう少し購入意欲を高めてみようかな。

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