Corsair XENON Flex 45のその後

Corsair XENON Flex 45のその後

買ってほぼ一月になる高級ディスプレイ”CORSAIR XENEON FLEX 45″
じっくり使ってわかったことがあるので記します。

最強で最高、そして自由に曲げられちゃうゲーミングディスプレイ「CORSAIR XENEON FLEX 45」

一ヶ月レビュー

  • OLEDはさすがの発色
  • やっぱりパネルの位置が高い
  • OSDの操作性が良い

という前回も書いた感想は変わらず。
引き締まった黒の表現は流石。鮮やかな発色は見るたびに綺麗だと感じます。

そしてやっぱり画面位置は高い。
上端は意図的に見上げないと目に入らりません。
椅子を調整して後継姿勢にするか、テーブルの天板位置を下げるしかありません。
でもキーマウとの位置関係が変わるから難しい問題。

反面画面下にスペースが生まれたので、小物を綺麗にセッティングできるようになったのはいいね。

表示に問題あり

コルセアのサポートに相談した結果を交えて書きます。
当初ありきたりな回答でしたが、最終的にはテクニカル部門にエスカレーションして答えを出してくれたらしい。

黄色の色ズレ

純粋な黄色だと表示領域の左右に色ズレが発生します。
左に赤、右に緑。

ゲームや動画ではあまり気にならないけれど、ドキュメントの黄色マーカーでは顕著。

これはコルセアによるとOLEDパネルの特性らしい。
なら仕方がないとは思うけど、パネルを製造したLGのディスプレイでもそうなのかは気になる。

黒い領域でフラッシングする

自分としてはこっちの方が問題。

黒基調の画面に一部だけ明るい領域がある場合、明るい領域の変化に合わせて暗部が細かくフラッシングします。
ただこれはゲームで割と発生するけれど、Windowsデスクトップ&アプリではほぼ発生しません。ほぼね。
よってあまりサポートに言っても話が通じませんでした。
少なくとも既知の不具合ではないみたい。

サポートからはFactory Resetを提示されたけれど効果なし。

発生状況から推察すると個体不良ではなく画像処理エンジンの処理問題に思えます。
なので本体交換で直るという確証が持てません。
あとはファームウェアバージョンでどう変わるかですが、届いてすぐ最新のv110にしてしまいました。
当初のv107ではどう表示したのかは気になる(ファームのダウングレードは不可)

ファームの改版履歴が公開されていました

XENEONモニター:ファームウェアリリースノート

CORSAIR XENEON FLEX 45WQHD240

ファームウェアバージョン説明
V 102MPリリース
V 103
  1. OSD動作の調整。
  2. リフレッシュオーバーレイスキャン時間をリアルタイムに調整。
V 104
  1. OSD動作の改善。
  2. リフレッシュオーバーレイ表示の修正
V 105
  1. PS5信号検出の改善。
  2. DPポートでの1920×1080@30Hz VRR信号品質の改善。
  3. 画像保持警告メッセージ表示の問題。
V 106
  1. DP 1920×1080@30hzの強化。
  2. ビデオソース切り替え機能の改善。
V 107
  1. 明るさ安定装置ON後の輝度レベルを200ニットにアップグレード。
V 108
  1. HDR機能の改善
V 109
  1. 明るさ安定装置の制御メカニズムの改善。
V 110
  1. 明るさ安定装置の制御メカニズムの修正。

コルセアのサポート

CORSAIRはメモリブランドから始まって今やASUSに迫る一大PCメーカーです。
サポートもかなり手厚いほう。

このディスプレイの場合、3年間の保証が付いています。

ディスプレイの保証対応

ディスプレイの不具合は交換対応=RMAになります。
通常RMAでは不良品をメーカーに送り、数日後入れ替えた交換品が受け取れます。

ただ今回は物が高いしデカい。
その間ディスプレイが無いってのも困ります。

という訴えをした所、Advanced RMAの説明を受けました。

高度なRMA

このプロセスでは、交換製品の価値に相当する金額がまずクレジットカードに請求されます。その後、交換製品が発送されます。交換製品を受け取った後、不良品を弊社に送り返してください。弊社が受け取った際に、請求された金額が返金されます。

うーん。
返ってくるとはいえ、一時的に全額25万円の出費をまたしなさいという事らしい。

そもそも問題のない製品を出してくれていればこうはならない訳で。
メーカーに無限の責任を求めるのもナンセンスだけれど、あまりにも負担が過ぎるというのが感想です。

こちらは製品の実写真も提出しているのだから何割かの保証金程度にしてほしかった。

なおAdvanced RMAを申し込むと、交換品に発送伝票が付属するそうです。
それでこの巨大なディスプレイを台湾まで出荷してくださいという事らしい。

交換は諦めました

「直るかわからんけど切り分けで交換しようか?」
というのがサポートの回答でした。

そんな感じだと、お金や労力を払って交換に着手するのは悩ましい。
実は故障個体で直るという可能性も0では無いんだけどね。

あとは交換品が新品とは限らないのもなんか嫌。
交換した挙げ句に直らないし高額中古品になった、では目も当てられない。

結局「交換したい!」という気持ちよりもコスト(金額や手間)が重い。
なので諦めようかなーというのが今の状態。

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