最新のWi-Fi6無線ルータに買い替えました。
でも6で繋がる端末がありません!!
それじゃ寂しいので、ゲーミングノート Lenovo Y520をWi-Fi6対応化しました。
Intel AX200モジュール
購入時の価格は¥1690。China Post Registered Mailにて27日間で届きました。
USBの無線アダプタよりヤスイハヤイ。
AX200はPC用無線LANモジュールとしてスタンダード地位を築くIntelのWi-Fi6対応チップ。
インテル® Wi-Fi 6 AX200 (Gig+) 製品仕様
この製品はそれを標準的なM.2 Type.Eキーに搭載したもの。
メインボードにアクセス出来れば、交換は簡単。
交換作業
Y520を分解するのは今回が初でした。
まず、裏面に見える10本超のネジを全部取り外し。
それでも開かないため、LANコネクタ周辺からスパッジャを挿し入れます。
軽く爪のようなもので閉じられていたため、周囲をゆっくり開いていきました。
最後にフロント側の引っかかりを外し、ボトムカバーが開きました。
中心部に元の無線LANモジュール(Intel AC8265)が見えます。
標準では802.11ac – 867 Mbpsまでの接続が行えます。
アンテナのコネクタに注意しながらケーブルを外し、交換完了。
OSでの認識
OS上ではWindowsUpdateが新しいドライバを自動的に拾ってきます。
祝ってやる!!
再起動後、ステータスを確認します。
#交換前 >netsh wlan show interface システムに 1 インターフェイスがあります: 名前 : Wi-Fi 説明 : Intel(R) Dual Band Wireless-AC 8265 ... ネットワークの種類 : インフラストラクチャ 無線の種類 : 802.11ac 認証 : WPA2-パーソナル 暗号 : CCMP 接続モード : 自動接続 チャネル : 40 受信速度 (Mbps) : 866.7 送信速度 (Mbps) : 866.7 シグナル : 84% ↓ #交換後 名前 : Wi-Fi 2 説明 : Intel(R) Wi-Fi 6 AX200 160MHz ... 無線の種類 : 802.11ax 認証 : WPA2-パーソナル 暗号 : CCMP 接続モード : 自動接続 チャネル : 36 受信速度 (Mbps) : 2402 送信速度 (Mbps) : 2402 シグナル : 99%
無事に11acを大幅に超える、カタログスペック通りの2.4Gbpsにてリンクアップしました。
ステータス上は有線LAN越えを果たせた事になります。
なお、TP-Link AX6000の設定画面から、5GHzのチャンネル幅を”160MHz”に手動設定しました。
デフォルトの自動では80MHzが最高速度になります。たぶんストリーム数有線のため。
スピードテスト
最後に、肝心の速度をチェック。
Fast.comやGoogleスピードテストなど、複数サイトで速度が上がった事を確認しました。
代表としておなじみSpeedtest by Ooklaの結果を載せておきます。
我が家の無線LAN機器としては最速の結果となりました。
有線LANでのテストが616Mbpsだったため、それに迫る速度になっています。
UPLOADが低いのは、自動的にターゲットとして選ばれたAllied MISAWAの特徴。
もう一つ、サーバのSSD(Samsung NVMe SSD)をネットワークディスクとし、ベンチマークを取りました。
サーバ<>ルータ間は有線1Gbps。
その上限に近いシーケンシャルスピードが出ています。
これならもう有線接続の必要性はなさそう。
あとの興味としてAX200搭載PC同士ではどんな通信速度になるのか興味あります。
かなりお手頃価格なので、今度メインPC分も買ってみようかな。
今みたらAmazonもAliも値段一緒。それならAmazonで買うよね・・・
2020年10月14日追記
Intelから正式なAX200のパッケージが発売になりました。
デスクトップで使用するための外部アンテナとスロット用ブラケットが付属します。最近M.2 Eキースロットを持つマザーボードが増えたので、これで最新Wi-Fiが簡単にできます。