自分の中でインド映画のイメージが書き換わった作品「ロボット」

自分の中でインド映画のイメージが書き換わった作品「ロボット」

映画好きの@damndhi@magesamsに誘われてなんの前知識も無いまま映画「ロボット」を見てきました。ネタバレを含みますので、これから観るつもりの方は読まない方がよろしいかと。一応うなぎでスペース空けておきますね。

いいでしょうかね。

まずは

まず最大限に突っ込みたいのが

主人公オッサンwwwwwwwwww

映画館入り口でポスター(画像は公式サイトから拝借)見たら

こんな感じだったので「女性型ロボットか主役の話か」って思うじゃないですか。だがしかし主人公であるロボットは終始オッサンwww ポスターの女性はヒロインでありキーパーソンではありますが、バックの有象無象が主人公とはフツー思わないだろう。
ただロボットであるオッサンはラブありダンスありアクション有りと活躍するので、あれがインドでの主役級スターなのかもしれない。英語圏とはイケメンの定義が違うんですな(たぶん)

→ 2012/06/10 追記
なのかもしれない、じゃなくて本当にスーパースターらしいです。というか博士とロボットおっさんが同一人物だったとは全然気づかず。ちなみ自分は松方弘樹が一番似てると思いました。

「ありえねぇ!」と思わず突っ込みたくなる最強インド映画! – トレンド – 日経トレンディネット


今を遡ること14年前の1998年6月に日本で封切られ、空前の大ヒットとなり社会現象化。インド映画旋風を巻き起こした『ムトゥ 踊るマハラジャ』。この作品で主人公を演じていたラジニカーント主演の最新作がこの『ロボット』だ。

 

やっぱりダンスだが

自分の数少ない(というかほとんどない)インド映画のイメージだと

こんな感じ(最後のシーンね)で「なんでもいいからみんなで踊って大団円!」みたいなイメージでした。
この作品にもダンスはあるものの、思っていたほどダンスシーンは少なかった。大きくは3シーンくらいあるのみ。そのどれもが現代風であり、HIPHOPありテクノダンスありと洗練されている感じ。ただしインド映画ならではの主役+大勢というスタイルも含まれていてニヤリとしました。

ロボット三原則

人型ロボットの映画というと自分はウィルスミス主演の「アイ、ロボット」をイメージします。あちらは大量生産されたロボットがロボット三原則に基づき管理されてきた社会の破綻がキー。
こちらは最初から「人の代わりに戦場に」と開発されたため、かなり自由な思想が劇中ですり込まれます。その為に恋や悲しみや独占欲など、人間が抱えるジレンマをそのまま持ってしまったお話。
人間型ロボットは人類の宿願であるものの、人が出来ない事を遣らせるつもりなら人間に近づけてはいけない、というアンチテーゼを含んでる作品です。

作品に流れるポリシー

ではなかろうかと。

まさに「ありえね~~」連発です。

ハリウッド映画の目指す質感、ディティール、リアリティをことごとく否定したかのようなCGが随所にあります。だがそれがいい。足が切れるシーンなんかも、明らかに役者が下半身隠してるだろそこに!!!www みたいな感じな。露骨に狙ったギャグは無いのに、そんなバカバカしさが随所にあって体を震わせて笑ってしまいました。

正直期待していなかったんですが、映画館を出たとろで3人とも「予想以上に良かった!」と晴れ晴れしたキモチでした。2時間半近い大作でしたがテンポよく長さを感じさせない良策です。あ、ヒロインがケツアゴなのが気になるんですが。

この作品の最後に、数十年後インドにロボット博物館が作られ、役目を終えた主人公が展示されるシーンがあります。日本ではなく、科学技術の発展目覚ましいインドだからこそ、実際こういう日が来るんじゃないか。そんな気持ちになりました。

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