モバイルにもRyzen 9のパワーを!ASUS ROG Zephyrus G14にしました。
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モバイルにもRyzen 9のパワーを!ASUS ROG Zephyrus G14にしました。

突然訪れた新ゲーミングノート選び。

持ち運び前提の薄型ゲーミングノートパソコン調べ (2021年末版)

逡巡の末、ASUSの14インチゲーミングノート ROG Zephyrus G14にしました。
レビュー記事は山程あるので、ここでは経緯や感想など書き汚します。

Lenovo Legion Y520の思い出

これまでの相棒はLenovo Legion Y520

12万円でもハイスペックパーツを盛り込んだゲーミングノート「Lenovo LEGION Y520」レビュー

5年目に入ったところで「PCでAssetto Corsaがしたい!」という知人に譲ることにしました。
Core Gen7のCPUはWin11にできないよ?と伝えたけれど、今ゲームができればいいらしい。

Y520は自身初のゲーミングノートとして出張・旅行にいろいろと持ち歩きました。

しかし15.6インチ2.4kgの筐体は重く、大きさもキャリーバックに入るギリギリ。手荷物検査で取り出すのは一苦労。
また450gのACアダプタも大きく重く、荷物重量を増やしていました。

これもチャンスの一つか。
そう思い、いくらかのお代をいただいて譲り渡しました。
当然新しいゲーミングノートには全然足りない。

3機種からG14を選んだワケ

前回の文末に書いたとおり、最終候補は3機種。

この中でG14にしたのはコンパクトでも高スペックなこと。
2,560×1,440(120Hz)のディスプレイを使いつつY520から幅6cm、奥行き4cmもコンパクトになります(32.4 x 22.2cm)
そしてRTX3060を搭載しながら1.65kgの軽さ。17.9mmの薄さ。
CPUがAMD Ryzen™ 9 5900HSと妥協していないのもイイ。

MSIのStealth 15M は軽さも薄さもG14と同等。デザインだってシンプルで好み。
だけれどそのために色々我慢してる。まず冷却が厳しいため、グラボに制限がかけられています。グラフィックパワー(=リミット)はG14が80WでStealth15Mが65W。これでチップのグレードが変わるくらいの差が出ます。
またCPUもCore™ i7-11375Hと見劣りします。シングルコアでは速いそうだけれど、マルチコアでは5900HSと大差。
そして何より一度見た「パネルの発色が悪い」「白モデルはパネル品質が劣る」といったレビューが頭から離れませんでした。
一番安い上にThunderbolt4対応なのは魅力的だったけれど。

対するZephyrus M16はというと、自分には駄目な理由が見つからないくらいパーフェクトなゲーミングノート。くっそう。
開いた状態でフレームが目に入らない超狭額16インチパネル。しかしボディは15インチのY520よりコンパクト。
とはいえ幅は35cmと15インチサイズなので除外しました。
あとは6万円も高いからだけど!

到着とトラブル

GA401QM-R9R3060GQ512

買ったのはGA401QM-R9R3060GQ512というモデル。
SSD 512GB、メモリ16GBでAniMe Matrixナシ。RTX3060搭載の中では一番お安いモデルです。

【楽天市場】ASUS エイスース ゲーミングノートパソコン ROG Zephyrus G14 GA401 [14.0型 /AMD Ryzen 9 /メモリ:16GB /SSD:512GB /2021年4月モデル] GA401QM-R9R3060GQ512:コジマ楽天市場店

コジマ楽天市場店にて179,800円。これに色々ポイントUpがついて20,227ptが還元予定。

折しも世間はブラックフライデーセール。
どんどん在庫が無くなっていき心配でしたが、無事数日で届きました。

充電不可のトラブル

箱を開けると、本体が迫り出すパッケージギミック。
こういうプレミア感大事!嗜好品ですから。

が。
「電源が入らない」「充電されない」というビッグトラブルもついてきました。

プレミアムな梱包から説明書と「困った時は」のチラシを探し出します。
それによると本来は通電した時点でバッテリーLEDが点灯するものらしい。まずそれが点かない。テスターでACアダプタを計ると20Vは出てる。

翌朝まで充電しても結果は変わらず。
休日の9時、ナビダイヤルでサポートセンターにTELしました。

中国訛りの日本語サポートによると「私が時間を測るので、電源ボタンを1分間押して下さい」という。
半信半疑で押し続けると、4~50秒経ったかというあたりでリセットの様な動作が起き、バッテリーLEDが充電を示すアンバーに点灯。
それでも画面が出ない事を伝えると何やら調べた様子ののち、さらにもう1分押せと言われました。

結果、今度は晴れて「ジャキーン」というSE音とともにROG起動ロゴを拝む事ができました。
スマートな対応ぶりからみるに、Knowledgeにある既知事例なのかもしれない。
そうだと思い込んで聞かなかったけれど、「原因はなんですか?」って聞いてみても良かったな。

2022/01/02 追記

USB PD給電でゲームをゴリゴリ遊んでいたら、Lowバッテリーでシャットダウンされてしまいました。どうやら給電が追いつかなかったみたい。

その状態で一度給電を止めたところ、再び充電LEDが点かない問題発生。

結局この記事を思い出して1分ほど電源ボタンを押し込み。その後離して10秒ほど経ったら無事充電LEDが点灯しました。
完全放電すると起きる仕様なのかもしれません。

Win11ではじめよう

新しいPCを始めるなら新しいOSもいいかもしれない。

ということで手動で即Windows11にアップデートしました。
Win11対応を謳ってはいたけれど、WindowsUpdateには落ちてこなかったので。

Win10でアップデートを最新まで当てたあと、Windows 11 をダウンロードするから”Windows 11 インストール アシスタント”をダウンロードし、実行。
その後は待っているだけでインストールは進み、特にドライバの追加も必要なくWin11環境が出来上がりました。

G14にして手に入れたもの

濃厚ディスプレイとサウンド

仕事柄いろんなメーカーのノートパソコンを見ますが、こんなに発色の良いノートパソコンは初めて。
たとえ明るいペールカラーであっても、液晶にありがちな煤けた感じがまったくない。濃い。

色見本で有名なPANTONE®の認証を取れているあたり、ただ濃いだけでなく正確と思います。

サウンドもこのサイズのノートパソコンとしては珍しい4スピーカー。
パームレストの左右にツィータ、キーボード裏にウーファーがあります。
最近はスマホやタブレットも「サイズを超えた音」ってやつを出しますが、このノートパソコンもそれです。映画鑑賞などメディアプレイヤーとしても十分使えます。

重い充電器からの開放

USB-Cポートを使って、USB PD充電器からG14を充電できます。
旅行で充電器をスマホと共用できるのはかなり便利。
”20Vのもの”と明記されているので規格上60W(20V3A)以上のUSB Cアダプタ、ということになります。先日タブレット用に揃えたUSB-C充電セットが活きる。

ただしPD給電では専用ACアダプタ給電に比べ、幾分性能に制限がかかります。

設定は付属のツール「ARMOURY CRATE」で確認・調整が可能。
ファン0dBが基本でRyzen内蔵グラフィックとなる”サイレント”。そしてRTX3060を使いCPUクロックとディスプレイ輝度を幾分落とすパフォーマンスの2つ。
テスターで図ると90Wに達する事もありますが、フルパワーのTurboモードは選択不可。

最新ノートとはここまでのものか

動き出したG14はなんというか、デスクトップを縮めて詰め込んだようなハイスペPCでした。
まさに「最新のノートとはここまで来たのだ」と驚きです。
内蔵SSDも高速だし、ローディングなんかはメインのゲームPCより速く感じるほど。

そして今になって気づきました。
メインのゲームPCはRyzen 9 5900X。
今回のノートもRyzen 9 5900HS。
CPUもグラボも、ついにノートパソコンまでAMDになってた。

AMD Zen3コンビはどこまで快適に使えるのか。

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