マイバイクを旅先へ。自転車2台を車載するミノウラVERGO-TF2を600kmテスト。

マイバイクを旅先へ。自転車2台を車載するミノウラVERGO-TF2を600kmテスト。

前回のバイクタワー20と合わせて、自転車を車で運ぶための固定バー「VERGO-TF2」を購入しました。これを使ってHonda ヴェゼルにクロスバイクを2台積んで旅行してきましたよ。

パッケージ開封

購入したのはホイールサポート付きのパッケージ。
(公式にパッケージ別の商品リンクが無いので以下はAmazonのリンクです)

VERGO-TF ホイールサポート は外した前輪を2本取り付けて固定できるバー。何故か単体よりセット品が安かったためこちらを購入しました。ホイールサポートは単体で買うと\2,440(Amazon 2017/05/05)するのでセットはかなりお得です。

箱には完成状態で入っているので大掛かりな組み立てはありません。

ただホイールサポートを取り付けるため「エンドキャップ」と「前フォーク受け」を一度外す必要があります。
買う前はこのエンドキャップ部で車と結合すると思い込んでいたら、実際にはただ置くだけでした。大丈夫だろうか・・・。

完成したVERGO-TF2。

赤く大きなノブで前フォーク受けの位置と角度を工具いらずで調節可能。角度を付けて固定すればハンドル部が大きなロードもぶつからずに収納できます。また旧モデルVERGO-Excelとくらべて前フォーク受けがベースの真上になり安定性が増しているそうです。

ヴェゼルにフィッティング

旅行前にまず実際に車載してみてクリアランス等を確認しました。

車は前述の通りホンダのヴェゼル。グレードによる室内スペースの差はありません。
自転車はGIANTのクロスバイクで700cタイヤのSEEK 3(Sサイズ)と26インチタイヤのARX-1(Mサイズ)。

内装に気を使いながら搭載完了。
環境が写り込んでいる所はボカシてますのでご了承下さい。

おお、入った

とは思ったものの、かなりキツキツ。これ公式サイトのフィットみたいに前後逆に入れるのはもっと辛いと思う・・・。

車のシートポジションは通常乗車から変更していません。
その状態でのクリアランスは26インチのARX-1ではこのくらい。少し余裕あり。

700cのSEEK 3は前後が本当にギリギリ。ベースも少し前にずらしています。

ARX-1がギリギリだったのはシートポスト。
フレームデザインの影響で最低シート高が高いので縮めて角度変えてなんとか避ける感じ。
最初試す時はシートポストごと外しておくと良さそう。

2台の車体を真っ直ぐにした状態でのリアタイヤの飛び出し。
SEEK 3はかなり飛び出しておりこのままだとリアゲートが閉まりません。少し斜めにして(&フロントをシートギリギリに寄せて)なんとかセーフ。

700cと26インチですが1インチ以上の差を感じます。
ヴェゼルはリアの天上にタイダウンフックが付いているのでそれを利用すれば確実な固定ができそう。

600kmをがっちりホールド

先日、往復600kmの工程を終えて無事函館から帰ってきました。

道中は高速道路ナシのオール一般道。北海道特有のスピード高めの峠道や、雪で舗装がガタガタになったアスファルトなど。それでもVERGOは外れたり、大きくズレたりせずにホールドしてくれました。車載ギリギリだったのもホールドという点では一役買ったのかもしれませんね。

あとホイールサポートは見た目以上に便利なパーツでした。「丸くて」「大きい」タイヤを車内で固定するって詰め物するくらいしか思いつきません。シンプルな1本の棒だけどコンパクト&スピーディーに外した2本の前輪を車載できます。

注意すべきは車の内装の保護。
タイヤを外したフロントフォークをそのまま置けば、柔らかいフロアマットに穴が開きます。また積み込み時、グリスで汚れたチェーンを室内に擦るかもしれません。

事前フィッティング後に降ろしてみると内装のあちこちにタイヤを擦った後や引っかきが見つかりました(‘A`) そこで旅行当日は見た目を諦めてブルーシートでラゲッジ全面を養生。そうしたら気を使う部分が減ったため、積み込みが一気に楽になりました。タイヤを転がせるし、フロントフォークで自立させてもフロアカーペットに刺さる心配もない。
自転車を車載するときはブルーシートか大きなラゲッジマットの利用をオススメします。内装に気を使いながらだとヴェゼルサイズへの積み込みはかなり大変というのが感想です。

こんな一部の苦労はありますが、積んでしまえばVERGOはしっかりと固定してくれ、旅先でのマイバイクでのサイクリングという特別な経験をもたらしてくれました。

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