春のタイヤ交換も終わり、車のハイシーズン到来です。そこでボディケアと横着のためにケルヒャーの高圧洗浄機 K 2.900 サイレントを入手しました。
我が家は裏に交通量の多い道路があり、地形も相まってか車がすぐ黄砂が降ったようにすすけます。その度に水洗い→カーシャンプー→ワックスかけるのも疲れるので、高圧洗浄機があれば水で流すだけでもホコリが払えるんじゃないかと思いまして。
K2.900選択の決め手
も検討しましたが、最大の懸案は音。
レビュー動画をハシゴして見ると、1つ下のK2.360(K2.400に入替)などはかなり音が大きいようです。
車用の電動空気入れを常時動かしている様な音がしますね。
洗車という趣味の時間をご近所に気兼ねしながらやるのはどうもなーと悩み、結局K2.900に決定。K2.900は「サイレント」と銘打った中での最安のモデルでもあります。高圧洗浄機 水冷式静音モデルを読むと、密閉されたボディと水冷モーターにより従来より騒音を50%カット、そして高寿命との事なので期待が持てます。
世界で初めての水冷式モーター
※家庭用高圧洗浄機において従来の家庭用高圧洗浄機は、空気で冷やす空冷式モーターを使用しています。空冷式モーターは、空気の取り込み口が開いているため作動音が外に漏れやすいという特徴があります。
そこでケルヒャーは、業務用マシンを開発してきた技術力を家庭用に活かし、世界で初めて家庭用高圧洗浄機に水冷式のモーターを開発・採用しました。
比較検討したアイリスオーヤマのタンク式高圧洗浄機 SBT-513と比べてみました。
K2.900の方が静かで、パワーもあるけれど、消費電力も重量も大きい事がわかります。
SBT-513 | K 2.900 | |
最大吐出圧力 | 8.5MPa | 10MPa |
常用吐出圧力 | 6.5MPa | 2-7.5MPa |
消費電力 | 1000W | 1300W |
騒音音圧 | 71.5dB | 61.dB |
最大吐出量 | 280L/h | 360L/h |
本体重量 | 8.5kg | 11.5kg |
Amazon価格 (2015/04/19) | 21,680円 | 17,835円 |
開封
早速開封。本体だけで11.5kgあるので、パッケージはズッシリ。
箱から出します。
これとは別にほぼ同額のベランダクリーナーがありますが、本体は同一でホースが短く(10m→5m)なり、デッキクリーナー PS 20が付属した製品です。
黄色のが蛇口→本体をつなぐ3mホース。本体側はワンタッチで外れるクイックカップリングですが、蛇口側はローテクな金属バンドのネジ止め。
まずトリガーガンのホルダーとハンドルを差し込みます。
これが結構固かった。体重を乗せてやっと「バキッ」と入る感じ。重量といい、K2.900は女性が扱うにはちょっと大変な商品かもしれません。
スプレーガンと本体を高圧ホースで接続。差し込んだ状態ではコネクタ部が飛び出すため収納時は外すことになります。組み立て完了。
電源コードと高圧ホースは結構量がある割に、巻きつける様な場所はありません。ソフトワイヤーみたいな繰り返し使える結束道具があると収納が楽かも。グレーの小型タンクには洗剤液が入ります。専用のタブレットを使用するとありますが、店頭では液体洗剤がほとんど。厳密な指定は無い様なので一般中性洗剤を薄めて入れるのも可。
ハンドルで引っ張って運びますが、タイヤの回りは悪いので引っ張るには力が要ります。
2つのノズルと騒音チェック
K2.900には
- バリオスプレーランス
- サイクロンジェットノズル
という2つのノズルが付属します。
バリオスプレーランス
先端を捻る事でミストから横一直線の強い水流まで調節可能なノズル。自動車や窓を洗うときはこちらを使用し、洗剤液を塗布するときには一番弱めて使います。
サイクロンジェットノズル
螺旋状に水を射出する威力の強いノズル。コンクリートに結着したようなコケなど頑固な汚れを落とすのに使います。かなり強いので対象物を破壊する恐れもあり、とかかれており車の塗装面への使用は禁止されています(使ってる動画あったけど)。
水冷モータの動作音は?
実際に動作させてそれぞれのノズルの違い、そしてモータ(本体部分)の動作音比較を撮影してみました。
動画でも書いている通りモータは思った以上に静か。真横でもiPhoneの着信音が聞き取れます。イメージ的には熱帯魚用のポンプを近くで聞いてるくらいの低く、抑えめな音です。電動空気入れの様な「ダダダダダ」という高い音がしないのはいいですね。
反面、ノズルをつけると水が吹き出す音、対象に当たる音の方が大きくなります。スプレーランスに比べ、ジェットノズルでは「ブウゥーーーン」という音が鳴っている点に注目。ただ音域は低い為、住宅街にこだまする様な事にはならないでしょう(カメラを片手に撮影したためノズルが激しく動いてしまい見辛くてすみません)。
いよいよ洗ってみます。
クイックカップリングはある程度汎用性のある規格が使われています。
家で使っていたアイリスオーヤマのスリムホースリールがそのまま接続できました。都度蛇口の接続部を交換しなくていいのは助かる。
では、この日のために汚れを貯めておいたRX-8にご登場いただきましょう。
よくもまぁ・・・って感じですが改めて見ると凄い酷い。洗車から一月も経たずにこうなります。
メーカーサンプルの様になるか、一部分だけ洗ってみました。
結構手応えがあり、コイン洗車機に劣ることなくちゃんと洗えています。黒い水が出るわ出るわ・・・
濡れていると綺麗になったように錯覚しやすいため、乾かして再度確認してみます。
目に見えるような大きな砂粒は流せているものの、細かいチリが層の様にこびりついてしまうと落としきれないようです。今回の汚れは特に酷かったし、これもコイン洗車と一緒か。水だけの洗車でこのくらいなので、今後カーシャンプーを混ぜて試してみたいと思います。
ホイールも
ノータッチで綺麗になりました。 この位落ちていれば、ホイールは擦らなくてもいいかなと思います(個人の感想であり・・・)
洗車を快適にする一番のアイテム
クルマを洗う時はね、誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。
ひと通りワックスまでかけて綺麗になった愛車を見ると、「あゝ、買ってよかった。」としみじみ思います。コイン洗車場の様に、無機質なブザー音に残り時間を急かされる事もないし、拭きあげたボディにお隣さんから泡が飛んでくることもありません。
それでいて威力は十分で住宅街で使えるほど音は静か。最初はエントリーモデルを買おうかと思っていましたが、サイレントにして本当良かった。
※紹介した商品は製品切り替えのため、現行品を紹介します
東日本用
数千円差でオプションが増える448.0が一番人気
西日本用
同様に448.0の西日本版449.0が人気
オプションなど
自宅で洗車場のようなアワアワ洗車ができます。
このホースなら蛇口側&ケルヒャー側がクイックカップリングに。
スリムなホースでコンパクトに収納できます。
コシの強い高圧ホースや電源コードを束ねて収納しやすく。