慣れたらショップ気分!?エスプレッソグラインダー”EURECA MIGNON MANUALE”をレビュー

慣れたらショップ気分!?エスプレッソグラインダー”EURECA MIGNON MANUALE”をレビュー

エスプレッソマシンとセット割引で買った”EURECA MIGNON MANUALE“。

ニューエスプレッソマシン&グラインダーアンボックス!

国内で書いてる記事を見かけないのでレビューしたいと思います。

エスプレッソグラインダーとは

「コーヒー豆を挽くマシン」といえば「コーヒーミル」の方が馴染み深い呼び方。
しかし、エスプレッソの微細な挽きを専門とするマシンは「エスプレッソグラインダー」とも言われます。

エスプレッソグラインダーとは|エスプレッソマシン専門店の大一電化社

通常のエスプレッソに対応していないコーヒーミルでは、極細挽きが出来ず粗い挽き目になり、通常のドリップコーヒーなどであれば極細まで挽く必要はありませんが、エスプレッソマシンの力を最大限に引き出し美味しいエスプレッソを作り出すには、 極細挽きが出来るエスプレッソ専用のグラインダーが必要不可欠です。

EUREKA社は100年続く本場イタリアのグラインダー専門メーカー。

MIGNONシリーズに使われている”Stepless Micrometric Regulation System”は無段階でズレの無い挽目調節システム。EUREKA社の特許だそうです。
分解清掃時に取り外す上刃に調節機構が無いため、清掃の度にセッティングを出し直す必要がありません。

基本的な使い方

お店で見るグラインダーに近い形状をしています。

自動化された上位モデル”Specialita“は実際に小さなお店や移動店舗でも使われているそうな。
グラインダーとしてはスリムで、日本のお家事情にも優しいサイズ。

ホッパーは一度に300gの豆をセット可能。
くびれた接続部にはシャッターというか仕切り板がついています。
掃除したいときは豆が落ちてくるのを一旦止めて、取り外す仕組み。

お店でカフェラテを頼んだら、このシーンを見たことがあるでしょうか?
ポルタフィルターをグッと押し付けると、珈琲が細かなパウダーになって落ちてきます。

密かに憧れてたんです。この動き。

MANUALEは名前のとおり、押してる間だけ出てくるシンプルなマシンです。
小さい割に5.6kgもあるので安定感抜群。
片手でボタンを押し込める安定性があります。

ツマミで無段階の挽目調節が可能。
(Stepless micrometric adjustment)

このツマミはの最小はどこ?

どうやら、「モーターが回らなくなる直前が最小」みたいです。0が最小、ではありません。
なので空回ししながらツマミを絞っていき、刃同士が擦れる音が微かにしたらそこでストップ。
それを自分で覚えて使います。

グラインドのスピードは秒間1.1g~1.5g。
ダブルで抽出する一杯分約16gが11~15秒くらいで挽ける計算です。

15秒と思うと長く聞こえるでしょうか。
でもフィルターに直接粉が入るので、手間も道具もカットできてスピーディー。

メンテナンス

背中にあるエンブレムを指でつまんで外します。
その中に隠されたネジが1本。

それを外すと、天板が外れます。

さらに3本のネジ(写真ボケすみません)を外すと、内部のフラット刃にアクセスできます。
KG364J デロンギ コーヒーグラインダー のコニカル刃とは異なる形。

上の汚れは1kgくらい挽いた状態。
フレンチローストの豆のあとは付着が多いので時々掃除しようと思います。

この刃は摩耗したら交換も可能。
本体同様海外からの通販で入手できます。

使ってみて

絞りすぎNG

最初のテストではエスプレッソマシン本体より手間取りました。

抽出が早すぎるからと、ツマミを絞ったらモーターが動かない。
「え。このグラインダー、全然細かく挽けない?マジで??」
と焦ったり。

実際、挽き始めに大きなパワーが要るみたい。
特に小さな粒の豆を入れると、可動部に入った粒で止まってしまうことが結構あります。
これはパワー不足かもしれません(MANUALEは260W,SPECIALITAは310W)

一旦大きな目盛りにし、動き出したら一気に目標の目盛りに合わせる。
という手法を学びました。

挽きのサンプル

右から

  1. 目盛り1:自分の基本設定。一番細かく挽いてこのくらい。
  2. 目盛り3:このあたりからエスプレッソ用。フルシティやフレンチのオイリーな豆ならこのあたりも。
  3. 目盛り5:荒いのと細かいのがミックスされています。一応ドリップでも使える機種らしい。

個体差はあると思います。
自分は中浅煎り~中煎りの豆をよく使います。そのため目盛りは1と2の間くらいがベスト。

慣れたらルーティンが楽しい

最初はみるみる豆が挽けるので慌てました。

でも慣れてくると、抽出のルーティンを決めて、手際よく豆をグラインドできます。
常にタニタのスケールを横に起き、一定量を目標に細かく挽いて調節します。

そんな動作までも「自宅で本格的エスプレッソ(?)」らしくていいじゃないですか。
挽くことが楽しいエスプレッソグラインダーです。

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