ハイガー産業の除雪機HG-K6560を冬前メンテする(ゴムクッションの交換)

ハイガー産業の除雪機HG-K6560を冬前メンテする(ゴムクッションの交換)

少し早めに除雪機のシーズン前メンテを行いました。
使ってるのは9シーズン目まできたハイガー産業 HG-K6560のMC前B型。

前シーズンのドカ雪をうけて、今年の北海道は除雪機が品不足らしいですよ。

ゴムクッションの交換

今回の主なメンテはとうとう来た感のあるゴムクッションの交換。

エンジンの駆動をタイヤの回転軸に伝える、非常に重要なゴムのリングです。
前シーズンに雪を押しきれないことがあったため、9年目ならさすがに摩耗してると予想しました。

しかし高い。楽天で2,633円+送料800円。
HG-K6560のOME元は世界中に供給されているらしく、海外でもこのゴムリングは取扱がありました。
そこでは1,300円位だったけど、雪が降る前にほしかったので我慢。

下部カバーを開ける

説明書に従い、変速レバーを”3”にしておきます。
ガソリンとオイルを抜いた状態でコックも締めておきます。

地面にあて板を敷き、オーガ側を下にして除雪機を直立させます。

腹に見える6本の10mmナットを外します。
予想通り穴の位置がバラバラで、それを底板で無理やりつけてありました。

9年目にして初のカバーオープン。
中央の銀色のテーブルが回転し、ゴムプーリーの位置を変える事でタイヤの回転数を変えらる変速構造。
ホンダではフリクション・ディスクと言われていて、古いタイプでは同様に採用されていたようです。

ゴムクッションを抜く

向かって右側のタイヤを外し、車軸を左にずらしておきます。

目的のプーリーのついた軸を左右で留めているナット(13mm,17mm)を外します。
変速レバーのリンクに注意しながら軸をずらし、ベアリング、プーリーを抜きます。

6本の10mmボルトを抜けばゴムクッションが・・・取れない!!
ゴムをサンドしてる鉄のプレートが融着されかけてるみたい。

マイナスドライバーでこじってもびくともせず。

結局ボルトを半じめし、その頭をハンマーでガンガン叩いたら反対側のプレートが剥離。
開いた隙間をゴムクッションごと叩いたら反対側のプレートも取れました。
叩く作業とか久しぶり・・・。

摩耗度チェック

ようやく取れたゴムクッション。
左が旧で右が新。

こちらは左が新で右が旧。

思ったほどは摩耗していませんでした。
ただ接地面の左半分しか使われていないので、伝達は悪そう。

リンクを穴にさしこみ、もとに戻して完了。

スパークプラグ交換

3年前に交換したら一気にエンジンが快調になったのでまた交換します。

前回と同じNGK BPR7ES(3785)。

楽勝と思ったらプラグケーブルが抜けなくてかなり苦労しました。
ググると結構コードが抜けない事があるらしい。

指を伸ばしてもグリグリ回しても取れず、結局ウォーターポンププライヤーでプラグ部を掴んで抜きました。

ロックの様なものはありません。

外したプラグの先端は真っ黒だけど、電極の摩耗はそれほどなし。
交換しなくてもいいけど、安いから換えてしまいます。

プラグは奥まった所にあるため、交換には付属のパイプ加工品みたいなプラグレンチが一番楽です。

オイル交換

最後にオイル交換。
5W-30の適当なやつ。

厚手のビニールの上部に穴をあけ、オイルドレンを通す。
あとはクリップか何かで止めれば汚れないはず。横着してスパナで抑えてたら漏れました。

今年出てきたオイルは真っ黒。
去年の大雪がかなりのハードワークだった事がわかります。

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