我が家の炊飯器は三菱電機のNJ-TV10。
「今まで(古い炊飯器で炊いていた)のご飯もったいなかった!!」とそのワザマエに驚嘆してから早8年。炊飯動作にはなんの問題も起きていませんが、何時の日からかコンセントを抜くと時計がリセットされるようになりました。内蔵電池の消耗です。
タイマーをセットするたびに時計合わせから始めるのはなんとも面倒。
説明書には「内蔵電池は4~5年で交換」と記載があるものの、ユーザーでは交換できず修理扱いで有料との事。他の人の例では2万円前後かかるそうなので、OwnRiskで交換してみました。
[warning]製品内部には高電圧を発生する部品があり、作業内容により感電や火災を起こす可能性があります。当サイトに記載された内容を参照し何らかの損害が発生しても責任は負いませんので自己責任でお願いします。[/warning]
分解
高圧電源部に電荷が残るかはなんとも言えない所なので、念のため炊飯から丸一日空けたところから作業スタートです。
裏蓋をあける
よく水分を拭きとった後、ひっくり返してビス4本を外す。裏蓋は手前側2箇所のみツメになっているため、奥側からあおる様にすれば外れます。
左の青いコネクタがAC100V、白と黒の細い線がセンサーからのハーネス。右のむき出し&赤い絶縁チューブ巻きの銅線がコイルに繋がる高圧電源部です。
炊飯器の底を外す
全コネクタを抜いた後、ビス6本を外して底にあたるコイル部を外した所。ビビってグローブをつけています(が、絶縁グローブじゃない)。
ここの部分にゴキブリが居ることもあるらしいけど我が家のは綺麗で良かった・・・。
高圧電源部
ネジ2本で簡単に外れます。ただし操作パネルからフラットケーブルが繋がっているため、破れないよう丁寧に抜きます。コネクタはロックの無いタイプなので入れる時はそのまままっすぐ奥まで挿します。
唯一の難関。操作パネル
手前2本の長いネジを外し、赤い丸で囲んだツメ3箇所を外しながら持ち上げる。だけなのに中々外れませんでした。原因は表示部周りに貼り付けられた両面テープ。「他にネジは無い」という確証が持てない為、強く引っ張れずに苦戦しました。
電池と対面
やっと外れた操作パネル。使われていたのはCR2354というちょっと厚めの珍しいボタン電池です。ビックカメラで298円。
端子は両面とも融着されています。一度基板裏のハンダを吸って電池を取り外し、鋭いニッパーを隙間から入れて端子の融着部を切り取るように分離させました。
付け替え
外周にビニールテープを巻いた後、位置を合わせながら端子をハンダ付けして固定。この時点で時計表示が復活し一安心。
あとは元の通りに組み立てて無事復活しました。とは言っても心配だから、最初の炊飯の時は目を離さないようにしておこうかな・・・
大変役立った
少しでもお役に立てたようで何よりです。
コンセント差しっぱなしが基本ですな
修理代考えたらそっちの方が安上がりですね!