昨年に買ったASUS ROG Zephyrus G14。
これからは旅行にACアダプタいらないんだ!ヤッター!!
と思ったらそうじゃなかった。
普通に遊ぶとバッテリーが切れる
G14と一緒に持ち出したのは、PD100W給電ができるUSB充電器(antePow RH-PD100)。
旅行先でのイベントを終え帰ってきた夜。
G14を始めスマホやいろいろを繋いでコンセントに接続。PCのタスクトレイでも給電になった事を確認しました。
そこからいつもどおりゲームをプレイ。
しかし1時間足らずで「バッテリーが低下しています」と言われPCがシャットダウンしてしまった。
なんで?どうして?
PD給電は100Wでも足りてない
色々試した結果、USB PD充電ではゲーム時のG14の消費電力に追いつかない事がわかりました。
給電していてもどんどんバッテリーを食って動いていたのです。
ただし全然ダメかというと、ある程度の条件付き運行なら一晩分くらいなら遊べることも判明。
- USB充電器の出力を100Wにする
- G14内部のバッテリーを事前に100%にしておく
- ゲーム側の消費電力を下げる
これらを満たせば1時間で10%ほどのバッテリー消費となり、6時間はまあ遊べるだろうとなります。
出先なら十分すぎるプレイ時間です。
しっかり給電。あとはエコ。
まず1。
antePow RH-PD100は”USB C1(or2)”にTypeCケーブルを1本だけ挿した時に100Wの出力をします。
よってゲーム中は他のポートから充電はできません。つなぐと65Wに落ちます。
またこの充電器はなにか接続を変更する度に一瞬全給電を止めます。
その際G14と再度USB PDネゴシエーションをしますが、給電しながら繋ぎ変えると1:1接続でも10Wに固定される事がありました(10Wはおそらく初期設定値)。
なのでコンセントに繋ぐ前にしっかり1:1に接続してから挿す。これが大前提のポイントです。
同時にスマホを充電したい。
そいういう時はG14の右USBポートから取れば、状態に変化を与えず済みます(無論バッテリーは早く減る)。
2.はバッテリーの充電リミットを100%にしておくこと。
G14はMyASUSツールにより、最大充電率を60%ないし80%で止めることができます(ASUS Battery Health Charging)
バッテリーはバッファーでもあるので旅行中は100%=フルキャパシティモードにしておき、日中など使ってないタイミングでフル充電しておきます。
3.は特に消費が大きいグラボの負荷を下げること。
最大FPSにリミットをつけたり、影を簡易にしたり。
ただし他2つに比べると効果は薄いため、できる限り伸ばしたい時だけでいいかな。
工夫すればノーACアダプタで旅行はできる
何度かの旅行を経て、ようやくG14の充電動作がわかってきた気がします。
出先でPD 100W給電されているか?を確かめるには「充電器を握って確かめる」のは有効な手段です。
ちゃんと100W出している時は触れる限界付近まで熱くなるので。
戻ってからは給電電力を表示できるUSB CケーブルをAliexpressで買いました。
(以下は同種の別のもの)
Elough 100W Type C To USB C Cable Quick Charge 4.0 Type C PD Cable Cord LED Display
普通のUSB-Cケーブルとコネクタのサイズも大差なく、リアルタイムに電力やPDの有無を表示してくれるのが便利。
これで100W(実質94Wくらい)給電を確認して安心して遊べます。