話題のGeforce RTX3080Tiを横目にASUS TUF GAMING Radeon™ RX 6800 XTを買ってきた

話題のGeforce RTX3080Tiを横目にASUS TUF GAMING Radeon™ RX 6800 XTを買ってきた

6/4はNVIDIAのハイエンドグラボ「Geforce RTX3080Ti」の一斉発売日。
しかしそんな輝かしい新製品を横目に、冬に発売したAMD RADEON RX6800XTを買ってきた話です。

役に立つ測定結果などは書いていないただの感想文。

今グラボを買うということ

正直、今はグラボを買うにはあまりいい時期とは言えません。

グラボは130%-180%高騰

コロナ禍に仮想通貨マイニングが再燃。
グラフィックボードの需要急拡大に世界的な半導体不足が拍車をかけ、ここ半年ほどパーツショップには物がありませんでした。

ビットコインが暴落したので個人の購入は一段落しそうなものの、未だ高値は続いています。最有力の RTX3080で発売当初の160−180%増。マイニング効率に劣るRADEONでも130−140%増という状態。

以下はPC業界が平和だったころのツイートです。

しかし日本の6月はボーナス商戦。一気にPCパーツが売れる時期です。
供給は改善されるとしても、また需要が上回るのでは?価格は昔のように戻るのか?今無くなったら一体いつ手に入るのか?
答えの無い疑問が沢山湧いてきます。

そしてもうひとつは今遊んでるタイトル”ブレイドアンドソウル”のUE4アップデート予告(2021年下期)
「UE5も発表されてるのに今からUE4かよ!」と突っ込みたい所ですが、確実に重いグラフィックになるようです。
それは絶対新しいグラボでやりたい。

幾度の逡巡ののち「誰しも様子見の時期」に購入を決意しました。

今3080を買うのが気に食わない

で、RTX3080Tiは何が気に食わなかったかというと価格です。

店頭価格を見ると20万~25万円がボリュームゾーン。
でも完全な私見ですが、3080Tiは3090コアの選別漏れ品です。コア性能は3090に近いけれども確実に下で、搭載メモリは24GB→12GBと半減。
それが情勢の変化とはいえ、3090の当初価格よりも高いというのはどうにも腹落ちしません。

今回選んだASUS TUF GAMING Radeon™ RX 6800 XTも発売当時の記事を追うと12万8800円(税込)

それが今は165,800円(税込)
128%の値上がりだけど、前述の理由により妥協しました。

思い返せばRTX3090の発売当時、「20万!?ないない。」と鼻で笑っていました。
それがいつの間にか15万、25万、とおおよそPCパーツとは思えない金額を真剣に考える時代になってしまいました。

なんとも言葉にし難い苛立ちがあります。

ASUS TUF GAMING Radeon™ RX 6800 XT

お金の事グチグチ書いてますが、最後にRADEONにしたのはやっぱり”ALL AMD”に憧れたからです。

今使っているCPUはRyzen 5900X。
これにRADEON RX6800XTを組み合わせれば、きっとAMDの推奨環境に近づくハズ。
グラボだけのNVIDAとは違う体験を、オールAMDのプラットフォームは与えてくれるんじゃないか。そう期待します。

このカードの詳細、性能は以下のサイトがどのページよりも詳しいのでご参照くだだい。
自分もしこたま読みました。

GTX1080Tiと比べる

箱を持つとズシリと思い。1.7kgもあります。

中身は巨大な本体と添付品の小箱のみ。中にはマニュアル、トレーディングカード、そしてなぜかPCBでできた定規が入ってます。ASUS,トレカつけるの好きだよね。
電源ケーブルやドライバDVDなどは入っていません。

裏面は厚みのある堅牢なバックプレートで覆われています。
LEDライティング等はなし。

3年間お世話になったGigabyte GeForce® GTX 1080 Ti Gaming OC 11Gと並べてみました。
GTX1080Tiとしてはかなりコンパクトなモデルとはいえ、RX6800XTの巨大さがわかります。

コネクタまわり。
HDMI 2.1×1,DisplayPort 1.4a×3ともに4K120fpsの出力に対応します。GTX1080TiのDVIコネクタは時代を感じますね。

取り付け

まったく気にしておらず実はヒヤッとしたのは全長がギリギリでした
カードの長さは320mm。使ってるSharkoon – REV200のグラフィックカード対応は最長32.3 cm。わずか3mm差。

実際取り付けようとすると、カード下部がケースと擦れてとても嫌な感じ。
保護のため、急遽アルミテープを貼って滑りを良くしました。これで入らなかったら本当悲しい事になるところでした。

通電するとTUFロゴが控えめに光るのみ。
こういうのでいいんだよ(井之頭五郎風)。

NVIDIA環境とRADEON環境の違い

ひとしきり遊んでみましたが、肝心の”ブレイドアンドソウル”はこの上なく快適です。
GTX1080Tiより音も静かだし、GPU温度も低くめ。

フレームレートの上昇は当然のこと、テクスチャのAA処理が驚くほど滑らかになりました。これはキャラクターセレクトですぐ気付く位違います。まるで8K表示になったかのよう。
NieR:Automataでも気になったのだけど、そもそもGeForce10x0はテスクチャの境界処理が一部おかしいのでは?

グラボの性能も大満足ですが、合わせて良かったのはサポートツールのRadeon ReLive | AMD
録画とドライバ更新以外役に立たないGeForce Experience | NVIDIAと比べ、かなりパワフル。

これはGPU&CPUの細かいステータスをグラフ表示したところ。ガチャガチャしておらず見やすいデザインです。
ゲームにオーバーレイもできます。

面白いのがスマホアプリAMD LINK
ペアリングするとスマホでReLiveの操作ができます。ステータス確認の他、FPSグラフのレコーディングもできます。

ちなみに上のはブレソの22時火龍のなんですが・・・。
これだけのスペックを揃えてもFPS低下は無くならない事が実証されました。最低6fpsってホントどうしようもない・・・

NVIDIAではShieldを持ってないと無理だったリモートプレイがグラボだけで出来ます(以下スマホ画面)

ちなみにブレソはパッド非対応。

他にも簡単に配信画面を作れたり、GIF作成機能があったり、機能豊富なツールが使えます。

毎日使うものには投資が大事

かくしてマイ自作PC史上、もっともパワフルなPCとなりました。
16万円のPCパーツって実感が無いけれど、PCの重要度が増している今、必要投資と思う事にします。

ちなみにGTX1080Tiの買取価格も上がっており、予想以上の45,000円+5,000ポイントで買い取ってくれました。
1年前は買取3万円前後だったので、これだけは今がチャンスと言えます。

最後に自分のグラフィックボード遍歴をメモして終わろうと思います。

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