比較記事を書いてモニターを比べた結果、ウルトラワイドモニタのPredator X34を購入しました。
結論と購入
30inchオーバーの4K UHD ディスプレイを一気比較(2016年春) | 徒労日記の最後にも書いてますが、高精細な画質の他にも単純に表示面積が広がる点で4Kディスプレイは非常に魅力的な製品でした。それでも悩みぬいた末、未だに一生懸命遊んでるブレイドアンドソウルなどゲームでの快適さを優先してウルトラワイドに決めました。
幾つかの記事を見る限り、4Kディスプレイでクオリティを落とさずゲームするには980のSLIでどうにかやっとな様です。また後付けですが、最近発売されたGTX 1080でもSLIには届かないとも。そうなると自分の狙うGTX 1070ではもっと厳しいでしょうし、今しばらくは頑張ってもらう670GTXでは悲惨な事にすらなりかねません。
という事で狙いがウルトラワイドなら後はDELL,ASUS,LG,Acerから決めるだけ。パネルは全部LG製なので考慮せず、ゲームのために選んだならやっぱりNVIDIA G-SYNCには対応して欲しい。でもROG SWIFT PG348Q高杉。という消去法でPredator X34です。
AmazonでPredator X34をポチったのが4月22日。入荷は1週間~3週間と書いてあったから「GWに間に合わないかな~?」なんて考えていたのですが3週間過ぎてもKONEEEEE!Amazonは納期についての問い合わせ窓口もないので、キャンセルの誘惑に駆られつつもひたすら待ちました。
そうして一月を超えた5月25日、やっと届きました。
開封&設置
くたびれた箱で到着
届いた荷物を見てビックリ。最近はディスプレイもサイズに反比例してコンパクトな梱包が増えている。はずなのにこのサイズ。畳半畳分くらいあって3008WFPのより大きい。
しかも気になる事に箱が一部裂けてるわAcerのメーカーテープが切られてるわで。2箇所とも切れていたら「使用済みの疑いあり」で返品する所ですが片側はメーカーテープが生存していた為そのまま開封しました。中もマニュアルの袋が不可解に開いてバラバラにしまわれていたりしましたが、ケーブル類や製品本体のラッピングは正常。これはメーカー修理・回収品の箱や添付品らを使いまわした感満載です。まあ本体と動作が正常なら我慢するとしよう・・・。2016年1月21日に国内発売されるまでにも色々あった製品なのでバタバタしているのかも。
DELL 3008WFPと並べました。
実測で横幅は822mm。3008WFPも十分大きいけれどそこから12.6cmも幅広になりました。縦幅は376mmと8cm狭くなっています(表示部)。狭額フレームも相まって縦の表示は狭くなった実感があります。その狭額フレームはモールドは上左右とも4mmほど。パネルを含めた未表示領域は13mmでした。
製品ページの様に横に2台並べるには気になるフレームの太さです。
スタンドが場所を取る
とりあえず机の上に置いてみたらスタンドがでかすぎる!!
立派だった3008WFPのそれと比べても二回り大きい。足が張り出しているため45cmある机の奥行き半分を専有されてしまいました。キーボーのスペースも狭いし全高は低いのに前に迫っていて圧迫感があります。このスタンド、スイーベルも出来ないくせに場所取りすぎ。
ふと東京時代にサンコーレアモノショップで買った安物モニタアームを捨ててなかったのを思い出しました(27inch液晶ディスプレイにも対応のサンコーLCDアーム | 徒労日記)。VESAマウント部が背面パネルから凹んでいるため引き出すための金具が付属していますが使わなくてもいけます。巨大かつ湾曲しているため表示面を養生しながら慎重にアームを取付。背面に見える入力はDisplayPortにHDMI、USB3.0のみとメディアハブの様だった3008WFPから比べると寂しい限り。
安物アームでも問題解決。一気にテーブルの上を開放してくれました。でも本当はエルゴトロン欲しい・・・。
湾曲ディスプレイですが、使っている限りはほぼ意識できません。曲がってるの??その位のカーブです。Amazonレビューにあったセンター下部の組み立て上の隙間も無し。ドット抜けチェックや傷チェックも全て問題ありませんでした。とりあえず一安心。
その他細部写真や基本性能等についてはPredator_X34 1ページ目: 自作とゲームと趣味の日々さんが詳しすぎるほどレビューされているので割愛します。
使用感レビュー
第一印象
画質はコントラストの高いスキっとした映りですね。3008WFPからドットピッチは0.25→0.23mmと僅かに細かくなった程度でも、パネルのフィルム?の透明度が上がっている様な。そんな印象を受けました。ドット抜けやチラつきもなく、日々5時間くらいゲームしてますが目の痛み等は感じません。まあ5時間は嘘だとしても。
目との距離はあまり離しすぎても臨場感が減るので、左右の視界の端にディスプレイフレームがくるよう前後位置を調整するとウルトラワイドモニタらしい臨場感を味わえます。
音質は
内蔵された 2 個の7W DTS® サウンドスピーカーが、より臨場感のあるサウンドを再現します。 ワールドクラスのオーディオでゲームをお楽しみいただけます。
と書いてある通り、オマケになりがちな液晶の内蔵スピーカーの中では良く鳴っています。背面の膨らみにスピーカーが配置されており、エンクロージャサイズの確保と間接的に広がる音になっているのでしょう。音楽を聞くには使えなくても、Youtube見るくらいなら我慢のできる音。
消費電力
いつもの通り消費電力を測定。通常時は29W(デスクトップ表示)~34W(100MHz G-Syncでゲーム中)とさすがの低消費。カタログスペックで52Wだったし、常時100W弱だった3008WFPと比べても1/3になって大満足。
ただし。
待機時電力がなんだかおかしい。500mWのハズなんですが、常時15W~17Wあります。電源OFF時でもUSBへ充電出力する機能がありますがそれをOFFにしても変わらず。なんだか切れるべき所が切れてない感じ。どこかにリークしてるんじゃないかと不安になりますが、とりあえずPCと連動するリレーで根本からOFFするようにしました。
実際使ってみるとどんな感じ?
画面のキャプチャを載せて「ブラウザが2枚~」と言っても伝わらない気がするため、PCデスクに置くとどんな感じに見えるか撮影しました。
前半2/3はブレイドアンドソウルのゲーム画面。後半1/3は最近なぜかシネスコサイズで放映された「僕だけがいない街」をTVtestから「16:9 超額縁」を選んでフィットさせたもの。さすがに迫力あります。
ブレソでは門派服作成画面で全員が一気に表示可能。
あぁ^~はやくグラボも新しくしたいんじゃぁ^~