Wi-Fi6対応の無線LANルーターを16機種一気に調べました

Wi-Fi6対応の無線LANルーターを16機種一気に調べました

NURO開通から二ヶ月。無事にキャッシュバック!

北海道で始まったNURO光にフレッツ光+Biglobeから乗り換えるか検討する

俺、このCBがもらえたら貰えたら、ちゃんとした無線LANルータを買うんだ!

というわけで、普及段階に入ったWi-Fi6=802.11ax対応ルータを一気に調査。
独断で以下を条件に、対象製品をリストアップしました。

  • Wi-Fi6対応品を数種類出している精力的なメーカー
  • 外部アンテナを搭載している(一部例外)

この時点でエレコムアイオーデータはサヨウナラ。

最初にすべての機器をリストアップ。
その後、各メーカーの特徴を調べながら、最後に価格帯ごとに製品をグレード分けし、候補を絞りたいと思います。

リストと注釈

今回候補にあげた機器一覧です。

 

メーカーはABC順。その中で価格順に並べました。

そして自分が重視するポイントについて、製品ページや仕様から拾い上げています。
各項目で最新、あるいは最上位の構成を赤文字にしました。

ストリームの注意点

”ストリーム”について、明記してある製品はそのまま記載。
されていない場合はアンテナ本数、帯域の速度から判断し記載しています。間違えていたらごめんなさい。

単純に「4ストリーム」と明記されていても、「5Gと2.4Gで2ストリームづつの計4つ」と「アンテナ共用で最大4つ」では異なります。
前者の場合、最新PC2台の同時利用ではフルスピードが出ないため注意が必要。

IPv6はIPoEに対応しているか

”IPv6″はIPv6対応明記かつ、IPv6接続のメリットを得られる「IPoE方式」に対応している場合に加点です。
実際にはセットで必要となるIPv4 over IPv6サービス「MAP-E(V6プラス)  & DS-Lite(transix)」に対応しているか、という事になります。ここが一部となっているのは純粋にv6対応のみの機種です。
NURO以外のフレッツ等の環境でIPoE接続をしたい方は注意が必要。
その点は今回除外したエレコム、IOデータの国内メーカーに軍配が上がります。

どうやら最新スペックをリリースする必要があるWi-Fi6ルータにおいては、日本国内使用へのカスタマイズはネックとなっているようです。

その他項目

単純に「数字が大きければ良い」というわけでも無いので注釈です。

”ポート”はマルチギガビットを採用している場合に加点です。
ONU側が10G固定な事もあるので、一概にマルチが優れているとは言えませんが。確実にコストに反映されるため、必要かの見極めが大事です。

”CPU”は単純にクアッドコアCPU採用製品を加点しました。同じく一概にマルチコアが優れているとは言い切れません。それでもIoTにより接続機器が急増する家庭では、多コアCPUを使う製品はそういう場面も想定していると考えます。

”WPA”は最新のWPA3 に加点しました。
ただし周波数帯には一つのセキュリティ方式しか割り当てられません。そのため、例えば5GHzを使用するすべての機器がWPA3に対応しないとルータ側も設定不可です。それが揃うのは暫く先でしょう。
脆弱性の発見されたWPA2しかないって不安!という人も居るかな。なので、今注視すべきかは個人の考えによります。

次に各社のスペックシートに出ない部分を少し細かく書いていきます。

ASUS

Wi-Fiルーター | ネットワーク機器 | ASUS 日本

特徴

自作PCパーツメーカーらしく、ゲーミング推しです。
ゲームでのPingを最小限にするためのゲーミングQoSや、簡単にゲームサーバを公開できるポートフォワーディングなど。
リモートワークの昨今、VPNセッションがある状態でもゲームを安定化させる”VPN Fusion”はいい着眼点だと思います。

また、同メーカーの無線ルータを複数接続し、メッシュを組む”AiMesh”を搭載しています。

セキュリティ

トレンドマイクロと協業したAiProtectionを搭載しています。

ルータに組み込まれ、管理セキュリティアプライアンスの様なサービスを提供します。
ただのウィルス対策ソフト添付と違い、家庭内ネットワークの水際防御が可能な点がポイント。

「AiProtection」ってどういう仕組みなの?図式説明にて一目瞭然

BUFFALO

Start! Wi-Fi 6 Wi-Fi 6で、生活が変わる。 | バッファロー

特徴

唯一気を吐く国内メーカー。
無線LANが11Mbpsだったころから自社開発を続けており、日本の新電波法やIPv6への対応が早い。
v6プラスなどに対応した高スペックWi-Fi6ルータが必要なら事実上BUFFALO一択。

国内の各社10Gインターネットサービスに向けて、10GbE搭載機種をラインナップしています。WAN+LAN共に10G動作できる機器は今の所WXR-5950AX12のみ。

WSR-5400AX6-MBは外付けアンテナじゃないけど2機種じゃ寂しいので調査にいれました!

セキュリティ

辞書ベースの有害サイトURLフィルタであるi-フィルターに対応しています。

特筆した統合セキュリティサービスは無し。
ただしIPv6で一通りの外部アクセス遮断などができる「NDプロキシ」が実装されているのは強み。

実績や情報が多いのはBUFFALOの価値でもあります。

NETGEAR

WiFiルーター | ネットワーク | 製品 | ホーム製品 | NETGEAR

特徴

Wi-Fi6対応機種を5機種もラインナップする精力的メーカー(ASUSもだけど)
トライバンドのハイエンドからスペック不明?なエントリーモデルまで幅広く揃えています。
NETGEAR AX1800はアンテナ数すら表記がないため?付き。

NETGEARアプリによるリモート設定の他、Alexa+Google Homeというボイスコントロールに対応。
下記のNETGEAR Armor含め、接続したスマートデバイスの環境を一気に整えられます。

1機種のみ国内のIPv4 over IPv6に対応しています。

セキュリティ

接続デバイスを守るNETGEAR Armorが主体。年69.99ドルのサブスク。

ルーター本体に組み込まれたモジュールと、デバイスへインストールするBitdefender Total Securityを組み合わせる構造。
クライアントのウィルス対策ソフトを含むため、多数のデバイスがある人はコストを削減できます。

TP-link

Wi-Fiルーター | TP-Link 日本

特徴

1万円を切るWi-Fi6モデルもあるコスパが話題のメーカー。
製品ラインナップが豊富で情報が見やすく公開されています。
各機種 Tetherアプリで操作ができる事、Alexa連携ができる事も特徴。

面白いのは、TP-Link エミュレータのページ。
購入前は割とベールに包まれている、ルータの管理画面を実際に見て回れます。
ガチガチのゲーミングルータ”Archer AX11000”の管理画面は「ゲームセンター」に機種の特色が現れています。また仕様には記載がなくても、IPv6やLAGの設定画面が確認できました。具体的にどのような項目を選べるのか、とても参考になります。

※一部機種はログインパスワードが聞かれます。その場合はadminで入れます。

セキュリティ

Trend Micro提供のHomeCare | TP-Linkがあります。
アプリから設定できるペアレンタルコントロール、QoS、ファイアウォール、アンチウィルスなど多数の機能を持ちます。

Netgearと比べて、永年無料の模様。同じTrend Micro提供として、ASUSと別物なのかは興味があります。

価格帯別モデル比較

長々書いてきましたが、一番自分でまとめたかったのはここです。
価格帯別に3つのグレードに分け、コスパや将来性を含めて候補を検討します。

※記事作成時の価格で分けています。

数千円~1万円台

価格が何より大事なグレード。

Wi-Fi6対応で1万円を切るArcher AX10が目立ちます。
トリプルコアCPUを搭載し、スマホアプリ&Alexa対応。カジュアルにスマデバ環境を整えるには良さそう。
11acルータの価格で、MU-MIMOやOFMDAなど複数デバイス利用環境に対するWi-Fi6のメリットを享受できます。

NETGEARの AX1800は公開情報が少なく謎の多い製品。
でも1万円強の低価格でクアッドコアCPU、WPA3対応と最新のトレンドを盛り込んでいます。

あとはBUFFALOのWSR-5400AX6-MB。アンテナ内蔵型ながら、ミドルクラスのWi-Fi性能を持っています。
アンテナ内蔵&国内IPoE IPv6対応はNEC,エレコム,アイ・オー・データと競合します。それらと比べても、このモデルはアンテナが強力で高C/Pです。

2万円台

各社ミドルハイを展開する価格帯。バブリーな機能は省いて基本スペックの高さを競うグレードです。
4804Mbpsの最大通信速度対応モデルがほとんど。マルチギガやLAGが提供され、ONUやLAN装置との接続も高速化されます。

あまり製品ごとの差が出づらい価格帯とも言えます。

その中でBUFFALOの新製品、WXR-5700AX7SやTP-Link Archer AX6000が飛び抜けている感があります。
両方ともWAN側インターフェイスが高速で、WPA3に対応。ストリーム数も多く、外部と連携するリアルタイムなセキュリティサービスを内包しています。

3万円以上

各社のハイエンドゾーン。
全機種クアッドコアCPUを採用し、5GHz帯のスピードは4804Mbps。
4万円超えの3機種は8本のアンテナやトライバンドにより12ストリームを実装するフルパワー仕様。ゲーミング環境に向けたGUIやQoSを謳います。

注目はASUS GT-AX11000。PCパーツと同じくROGブランドを背負います。
ベストなゲームネットワークを家庭で構築できる1台です。最近のPCパーツらしくルータなのに光る!

もう一つはBUFFALO WXR-5950AX12。価格を見た時は「高!」って思ったものの、このゾーンに入れるとお得に見えてくるのが不思議。デュアルバンドという点を除けば他は満点の構成です。特に面白みのある機能も無いけれど。またWAN・LANの両方に10GbEを搭載する唯一の機器です。

集めてみて思うこと

5万円前後のモデルしか無かった初期に比べ、だいぶ買いやすくなりました。

それでも過渡期というか、なかなか全部を満たしつつ妥当な価格に抑えた商品が見つかりません。
WPA3に対応していたらIPv6の記載がなかったりなど。

今高性能機を買うのも一つの手ですが、いっそのこと低価格帯の商品で今はお茶を濁そうかな?なんて気もしています。
AX1800 | ネットギアArcher AX50 | TP-Linkあたりは有力な候補。

あと印象として、セキュリティをバンドルしたルータが増えたと思います。
それを選んで、PC側で定期的にかかるウィルス対策ソフトのコストを下げる、というのもアリかもしれません。
そうすると2年目以降も無料なTP-Link Archer AX6000ASUS RT-AX3000あたりが視野に入ってきます。

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