apt-x HDに対応しているのにお手頃価格な首掛けワイヤレスイヤホンTaotronics SoundElite 71

apt-x HDに対応しているのにお手頃価格な首掛けワイヤレスイヤホンTaotronics SoundElite 71

iPhone 7 PlusからXiaomi Mi9Tに乗り換えて以来、手持ちのAAC対応ワイヤレスイヤホンがSBC接続になってしまいました。
音質的に実はあまり差がない、とは聞いてはいてもやっぱり気になる。

そんな葛藤を見ていたかの様に、またTaoTronicsさんからapt-X HDに対応している最新ワイヤレスイヤホン、SoundElite 71 のレビューオファーを頂きました。

TaoTronics “SoundElite 71”

SoundElite 71 “は今となっては非常に見慣れたスタイルの、両耳がケーブルでつながっているタイプのワイヤレスイヤホン。

それもそのはず、

SoundElite 71 | TaoTronics 進化したベストセラーワイヤレスイヤホン


2015年の発売以降世界中で累計200万台以上のセールスを記録し、日本においてもオーディオ専門店を始め各販売店やECサイトにてベストセラーを獲得するなど記録的な大ヒットとロングセラーを誇るワイヤレスイヤホン”TT-BH07″を4年ぶりにリニューアルしたモデルとなります。

との事で、ベストセラーモデルを最新トレンドでブラッシュアップした新スタンダートとなる製品です。前モデルは持っていませんが、二世代目ともなれば初代の不備なんかはしっかり潰してきて完成度を高めてあるはず。

イヤホンの機能を決めるチップにはQCC3034 | Qualcommを採用。apt-X HDに対応したステレオイヤホン向けの最新SoCです。
apt-X HDコーデックは従来のapt-Xと比べ129dBのSNR、24bit転送、576kbpsまでのビットレートに対応します。コーデックによる遅延(Latency)は1.8-2.0msとここはapt-Xと変わらず。

パッケージをチェック

パッケージ、添付品共に前回いただいたSoundLiberty53と似ています。

TaoTronicsの最新完全ワイヤレスイヤホンSoundLiberty 53は化けるかも

本体、MicroUSBケーブル、S,M(本体に装着済み),Lのイヤーピース、イヤーフックもS,M(本体に装着済み),Lが付属。
あとはメッシュのキャリングポーチとハーネスクリップに多言語説明書。

イヤホン本体にはマグネットが仕込まれており、普段は両側をくっつけて保管可能。
これまでの完全ワイヤレスイヤホンと比べるとボディが大きく装着した際は目立ちますが、そのかわりに一回の充電で18時間も動きます。頻繁に充電しなくていいのは煩わしくなくて良いですね。

大型のイヤーフックがあり、これまでレビューしたTaoTronics製品の中では一番スポーツ向き。IPX6の防水性能もあり、冬の北海道の除雪中でも使えそう!と今から期待しています。

「apt-X HD」接続できました

Xiaomi Mi9Tにつないだところ。
”aptX HD”の文字が輝かしい。というよりこの表示で概ね満足。

そしてapt-Xについて気になる記事を発見しました。

【藤本健のDigital Audio Laboratory】BluetoothのaptX音質を再び検証。SBCとの違いを波形で比べた-AV Watch


その中でも重要な情報だったのは「BluetoothのUSBドングルが、どんなタイプであっても、Windows 10の最新バージョンであればaptXに対応している」という点だった。前回の記事では、エレコムおよびサンワサプライのBluetoothのUSBドングルを使い分けながら、メーカーがaptX対応を謳っているかどうかで判断をしていたが、Windows 10の現行バージョンなら、そうした表記に関係なくaptXで接続できているという。となると、前回の結果はやはりSBCではなくaptXであったということになる。

どうやらWindows10のPCでつないでもapt-Xになるらしい。

ということでAsusマザーのPCにペアリングして、Blade and Soulを3時間プレイしてみました。
連日聞いてる有線ヘッドホンと比べれば遅延はわずかに感じるけれど、プレイに違和感はなし。前にSBCのイヤホンで試した時は本当にズレて使い物にならなかったので、apt-XイヤホンはPCでも利用価値があります。

音でチェック

最後に音。
あまりハイレゾソースを持っていないため、普段から良く聞いているロッシーなソースで試聴しました。

音の傾向を端的に書くと、

全域に渡ってハキハキと鳴らすオールマイティーな音色

です。
良い意味で音に傾向が無いため、音楽だけでなく動画の視聴やゲームにも向きます。
音の曇りや変質もなく、この価格帯でこの音質なら不満に思う人は少ないでしょう。

細かく意識して聴けば、低域高域の両方に持ち上げ気味の傾向はあります。でもSoundLiberty53みたいに「アレ?」というほどではありません。
低域の例えばアコースティックベース。ボンボンと強く感じる曲もあれば、演奏を下支えして心地いい曲もあります。なので「曲によっては」というくらいの持ち上げ幅でしょうか。
高域は少し刺さる傾向があり。動画などでは気になりませんが、打撃音が多いゲームの時はボリュームを下げました。

重ねて書きますが、特別尖った表現性能はないけれど全域で全部ちゃんと鳴る、というのが特徴です。

高いホールド性x音質が魅力

このSoundElite71の形は首から落ちず、音源と繋げなくてもいいため「スポーツタイプ」とか書かれたりもします。

実際2時間装着して外で作業をしたところ、一度もフィッティングを直す必要はありませんでした。室内で感じた音の傾向も、騒音の多い屋外ではむしろプラスです。外野の音を打ち消して旧来のスポーツタイプとは段違いの音を屋外でも楽しめました。

ずれないホールド性にジャンルを選ばない高音質。SoundElite71は屋外での利用にオススメのイヤホンです。

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