キラッキラのPC目指して「RGBライティング付きCPUクーラー」を買ったのが猛暑の8月。そこでサーマルスロットリング的な症状が発生するようになりました。
CPUクーラーの流行になるか。天板にRGB LEDライトが輝くJONSBO CR-201-RGB | 徒労日記
天井と下を巨大になったヒートシンク、左を背の高いLEDメモリ、上をグラボという4面の熱源に囲まれる形となったチップセット+M.2 SSD。かまくら状態のためフロントファンの風が当たらず、SSDのサーマルスロットリングが発生しているような気配があります。連続でゲームをしている時だけひっかかりが発生するため、原因は熱じゃないかとここ数日怪しんで切り分け中。
CPUクーラーはマザボ上空を傘のように覆ってしまいます。入る限りデカけりゃいいってもんじゃない。そう悟りました。
授業料を払ったところで、マザボ上空をクリアにするため簡易水冷を試すことにしました。
RAIDMAX COBRA RGB 240
冷却は大事だけど、ライティングも諦められない。
そうして選んだのが聞き慣れないRAIDMAXというメーカーのCOBRA RGB 240。
国内ではこれまたサイズの取扱になっています。
ラジエターは122 × 274 × 厚さ32(mm)と名前の通り12cmファンが2個並ぶサイズ。自分が使っているAntec Cube EKでは最前面設置になるので、ケース内温度を上げてしまうデメリットはあります。それでもCPUの冷却には有利な上、一番見えるリアFANのライティングを残したかったので120ではなく240です。
箱の中身はこんな内容。
はやりのRGBファンじゃないあたりが安さの秘訣か。
ラジエター内蔵ポンプ
珍しい事にCPUヘッドにつくことが多い水冷ポンプがラジエターフィンにめり込むように内蔵されています。
ホースなどなく、フィンへ直接水を出し入れしています。流量が少なそうですが、ホース長が確定している簡易水冷なら問題なしなのでしょう。動作音は静かで特に唸っている様子もありません。通電時に「ウィッ」と音がするのみです。
この構造のメリットはCPUヘッドがコンパクトにできること。ディメリットはポンプの大きさだけラジエターの冷却面積が減る事でしょう。120モデルにおけるポンプの大きさは無視できないと思います。それもあって240にしました。
RGBイルミ付きCPUヘッド
この製品一番の目玉。薄型のウォーターブロック+RGBライティングです。
先に書いたとおりただのウォーターブロックなので、ポンプがなくてシンプルな構造。発光面積も最大限とられています。他の簡易水冷では円柱で背が高く、光る面積も少なめなのが一般的です。Thermaltake Floe Riing RGB 240とかはかなり光る方だけど値段が倍ではね・・・。
ライティングはRGB4pinでマザボからコントロール。それがない場合は付属のリモコンでカラー16色,4つのグラデーションパターンを選べます。どこに受光部ついてるのかわかりませんがちゃんと変わります。
ホースが長い
そもそもパッケージにもWebにも書いてくれていない製品が多い中、400mmと明記してあったのは大きな購入材料でした。書いてあっても350mmなどの製品もあります。天板や背面設置なら気にしなくていいけれど、前面設置の場合は結構シビア。
素材は柔らかくないものの、Antec Cube EKでもカーブに余裕をもたせられるくらいの長さがあります。
ケース前面に設置
ファンはひとまず純正のPWMファンを外し、aigo AURORA C3のまま固定しました。
ただしそのままだとファンコンにLOW/HIGHしかなく両極端。そこでaigo AURORA C3のコントローラに入力する12Vを外し、代わりにケース上部のFANコンの出力で動作するよう改造しました。これでケースファンコン3段 x aigo AURORA C3 2段で合計6段階設定です(AURORAのLow/HighはあらすぎるのでHigh側固定みたいなもの)。
完成した現在のケース内写真。ホースの余長も問題ありません。
使用してみると、もちろんCPUの冷却は問題なし。しかしGPUの温度は上がりました。少なからずラジエターで暖められた空気が入ってきているからでしょう。
ダイソーで透明下敷きを買ってきて、簡易な導風板を作りました。これでGPUを冷やすケース上部への送風量を増やしています。
欲を言えば、CPUやGPU負荷に合わせてaigo AURORA C3の回転数が変化してくれたら言うことナシでした。今はゲーム中にケースの天板を触り、熱かったらファンコンの速度を上げるというマニュアルコントロールで使っています。
ライティングを諦めてPWMファンにすれば解決ですが、なかなか諦めきれないなぁ。