時々書きたくなる、推敲なしの独り言みたいな雑記。
mineoの終焉が近そう
自分の過去のBlogを読み返すと「ああ、また同じ目に遭っているな」と思いました。
このときは自分はFREETELを没落だと書き、実際にFREETELは買収・解体でほぼポジションを失いました。そして今その順番がmineoに来ている気がするのです。購入時は記事の通り元気でしたが、今となっては休日であっても2Mを超える事はありません。
このことは皮肉にもmineoの技術blogにも書かれています。
6月のネットワーク状況について | スタッフブログ | マイネ王
【運用目標】
(お昼休み)①3つのアプリの内、少なくとも1つは1.0Mbps以上
②3つのアプリの平均値で0.5Mbps以上
(夕方) ①3つのアプリの内、少なくとも1つは3.0Mbps以上
②3つのアプリの平均値で2.0.Mbps以上
いつの間にか運用目標が「平日0.5Mbpsキープ」になっており、休日も2Mbpsがベースラインに。そして実際にはそれを越えられていないという・・・。6月最終週の増強をアピールしていますが、平日はやっぱり平均1Mbpsを超える事ができていません。
この後続記事は公開されておらず、良かったから書くはずなので結局改善状況は芳しくなさそう。
こうしてMVNO MNPユーザーはさながら作物を食い尽くしたイナゴの様に、「隣の芝生=UQ mobile」を目指して飛び立っていくのでしょう。自分がそのイナゴだって認識はあります。
2記事で最近のMVNOを知る
話がまとまらないけど最近2つのおもしろいドキュメントを見ました。
ダイヤモンド・オンラインのミスリード
あまりにも論点がズレてたのでTwitterにも書きました。
値下げは消費者にイイことばかりじゃない、という主張です。その中で3社の値段が下がる→格安MVNOがピンチ、みたいなフレーズがあって「へ?」って思った。
大手三社が値下げすると格安携帯(電話会社)が苦しくなり、消費者が困る、ってのははき違え。
安いから格安携帯を選ぶのであって、格安携帯が好きだからじゃない。安けりゃ大衆は何でも良い。
問題にするなら大手三社が値下げを理由に品質を格安携帯に近付けることでは。— ぶっちー (@guys_dolls) 2018年8月24日
価格しかないMVNOが価格で勝てなくなったら淘汰されるのは自然な事。むしろ推し進めるべきだと自分は思います。そうしたらダメなMVNOを1年間我慢して続ける虚無の時間をなくせるかもしれません。
目を光らせるべきはそっちじゃなく、大手三社が強制値引きに理由を得て必要以上にベースラインを下げないか、でしょう。
3大キャリアとMVNOの彼我兵力差
総務省の「ICTサービス安心・安全研究会」が配布している資料より。2018年6月の資料です。
- 出典元 ((一社)テレコムサービス協会MVNO委員会)
MVNOの実効速度計測、広告表示および「MVNOサービスの利用を考えている方へのご注意とアドバイス」の改定
興味を持ったのは5ページ目。
MNOというのが3大キャリア。この実験では特定1社とありますが何処とは書かれていません。ただMVNOが同系列4社とあるのできっとMNOはdocomoでしょう。
MNO100%に対し、MVNOは平日は朝の通勤時/お昼休み/夕の通勤から23時までほぼ10%程度の速度しか出ていません。そして休日に至ってはお昼すぎから22時までほぼ数%です。あまりにひどい結果。
相対するMNOが空いてる時にバカみたいに速いのも要因かもしれませんが。
部会ではこの原因を
「MVNOの実効速度の時刻依存性は、MNO-MVNO間のPOIの飽和が原因」
としています。またPOIですよ。フレッツIPv4のときと一緒です。ここでも「加入者増えたら増強してやってもいいぞ。」という提供側(MNO)優位のさじ加減采配が色濃く出ています。
この資料、MVNO側の追い風材料なんだろうけど、いち利用者からするとガッカリだよ・・・。
というわけで
大手三社(特にドコモ)による、携帯市場の発展と言い張った寡占コントロールは続きそうですね。
強制値下げの結果、コストを理由にまたMVNOをコントロールしそうな気がします。総務省に解決してほしいのはそういうトコだぞ!!