今年も残す所あと3日となりました。
そんな年の瀬にメインPCの簡易水冷を入れ替えたのでレビューします。
ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360
2024年2月にCPUと一緒に買ったProArtist / GRATIFY AIO5 White。
Cities: Skylines IIでCPUが99%にはりつくと、温度も91℃と明らかに冷却能力が不足していました。
なので今回は何よりも冷却性重視。
過去使ったARCTICの最新モデル、Liquid Freezer III Pro 360 | ARCTICを購入。
280mmモデルの時はIIで、今はIII Proになっています。
Intel LGA1851/1700とAMD AM5/AM4対応。
前の記事はこれ
ツクモにて税込み18,980円。
IIとは違い白モデルやA-RGBモデルも出たそうですが残念ながら取り扱いなしでした。
240mmや420mmもラインナップされていて値段差はあまりありません。
サイズが他とは違うので、よく調べて買う必要のある製品です。
サイズの代理店2年保証の他、メーカー6年保証もついてくる。
ただし標準CPU固定金具を外して付けるため、M/Bメーカーの保証が消える点は注意。
構成チェック
中身は排気風向に組み立て済み。吸気風向にしたい場合は組み換えで対応。
ファンとポンプの配線は内部でつながっているので、M/Bとの接続はFANコネクタ一つでOK。見た目がスッキリします。
左下の金具はこの製品の特徴でもあるIntel Contact Frame.
CPUヘッドにはLiquid Freezerシリーズの特徴である、VRM回りを冷やすFANがついています。
ポンプ部分とはマグネットと端子で結合する凝った作り。
38mmという一般品の1.4倍の厚みがある極厚ラジエター。
ケース上部の空きスペースは63mm必要。
ラジエターもいかついし、CPUヘッドも大型。
ケースもM/Bも選ぶのでかなり玄人向けの製品です。
フィッティングチェックページあり。
取り付け
今回もペーパーマニュアルはなし。
でも公式サイトのオンラインマニュアルを日本語翻訳して見れば、紙よりも見やすく分かりやすい。
ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 – User Manual
最初に書いておくと、ケースorM/Bは説明に従って横にして作業すべきです。
自分はケースが巨大(O11D XL)なため立てたままやりましたが結構危険。
CPUの落下、ネジ落下によるソケットピン曲げなどリスクありあり。
元々ついてるCPU金具を付属のT20トルクスレンチで外します。
ソケットむき出しなのでピン引っ掛けたりしそうで怖い。
裏面のバックプレートは再利用するので落下しないようにテープ止め推奨。
「CPUをソケットに乗せた状態」でIntel Contact Frameを被せ、バックプレートにネジ止め。
Intel CPUにある「固定金具のせいでCPUが歪む」問題を根本解決できるんだけど、もしCPU浮いたまま締め付けてたらソケット壊れるよね。
怖すぎる。
対角線に少しづつ締めます。
最後にCPUヘッドを2本のネジで固定。
バネ等を使わず、かなり強固に固定されます。
VRMファンをかぶせて完成
強烈な風量と冷却
使ってみましたがかなりの風量です。
回転数もさることながら、静圧がすごい(6.9 mmH2O)。
ケース内の空気をぐんぐん吐き出します。
シティスカ2の高付加マップで試してみましたが、CPU温度が平均12℃下がりました。
まあ音もすごいのでそこはFANコントロールのチューニングが必要かな。
明かりが一つ消えて淋しくなったけれど、どうせ足元で見ないからいいか。












