GigabyteのRAIDってどうよ?【SSD2本ベンチ】

GigabyteのRAIDってどうよ?【SSD2本ベンチ】

 今日も引き続きヒッキー続行中であります!!
そんなわけで今度はSSDを2本に増やしていくつかテストしました。

■個体Bと個体CをICH9RでRAID1(ミラーリング)に構成

 Seq. ReadSeq. WriteRandom Read 512KBRandom Write 512KBRandom Read 4KBRandom Write 4KB
RAID1222.700 MB/s88.214 MB/s216.129 MB/s50.861 MB/s14.778 MB/s1.870 MB/s

 ちゃんと3回計測していますが、大して変わらないので真ん中くらいの数値がでた2回目を載せてます(適当)
 ミラーリングのハズなのにリードがものすごく速くなってる。この後に書くRAID0(ストライピング)とほぼ同等の速度。ミラーリングって書くときは2本で、読み込む時は1本じゃなかったっけ? Functional時はストライピングしてデータを高速に読み込めたりする・・・?
 ライトはさすがに一台分の速度ですが、書き込み2倍によるオーバーヘッドなどは出ていません。

 ここでやってみたかった耐障害テストをしました。
「果たして家庭用PCのRAIDはフェイルセーフを実現しているのか?」です。
個体Aをホットスタンバイディスクとして追加し、10GBのファイルを書き込み中に個体BのSATAケーブルを引き抜いてみました。

20081231-1.JPG

 わずかにコピー処理が止まったものの、エラー表示で停止したりもぜず、すぐに書き込みが続行されました。Intel Matrix Storage Consoleの画面もすぐに更新されまして、自動的に個体Aへリビルド開始。10%に約45秒と割と高速です。
 ちゃんとシステムを止めずにディスクを引き継ぐし、ICHのミラーリングは実用レベルにあると思います。想定外の壊れ方をしない限り。

 次にRAID0(ストライピング)でテスト。
ICH9R(RAIDブロックサイズ128k)のほかに、P35-DS4に追加搭載されている「Gigabyte SATA2」という謎のSATAコントローラでもRAID0を試しました。

 Seq. ReadSeq. WriteRandom Read 512KBRandom Write 512KBRandom Read 4KBRandom Write 4KB
ICH9R244.545 MB/s162.318 MB/s206.693 MB/s90.545 MB/s14.551 MB/s2.315 MB/s
Giga Byte SATA2159.795 MB/s110.676 MB/s149.226 MB/s82.701 MB/s16.277 MB/s2.378 MB/s

 シーケンシャル、512KB RandamともにSSD1台時の2倍弱(166%~190%)の性能が出ています(リード&ライト共に)。ストライピングの本領発揮といった感じで、HDDの時より素直に台数分の速度が出ている気がします。Randam 4KBに関してはライトが若干伸びたものの、ほぼ変化ありません。ConsoleでライトキャッシュもONにしてみましたが、逆にライトの性能が落ちました(ノ∀`)
 対してGigabyte SATA2ですが、なんというか奮いませんw 前半3項目はIntelの3割減。ただしRandam 4KBに関してはICHでの3台接続時と同じ速度が出ています。特にブロックサイズの設定とか無いので、どうしてかそうなるのかが不明。一応障害テストもしてみましたが、いつまで経ってもリビルドが終わらなかったりメニューもイマイチとあまり使える雰囲気ではありませんでした。

 次回、いよいよ本命のSSD3台接続でテスト&システム移行です。

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