今日も引き続きヒッキー続行中であります!!
そんなわけで今度はSSDを2本に増やしていくつかテストしました。
■個体Bと個体CをICH9RでRAID1(ミラーリング)に構成
Seq. Read | Seq. Write | Random Read 512KB | Random Write 512KB | Random Read 4KB | Random Write 4KB | |
RAID1 | 222.700 MB/s | 88.214 MB/s | 216.129 MB/s | 50.861 MB/s | 14.778 MB/s | 1.870 MB/s |
ちゃんと3回計測していますが、大して変わらないので真ん中くらいの数値がでた2回目を載せてます(適当)
ミラーリングのハズなのにリードがものすごく速くなってる。この後に書くRAID0(ストライピング)とほぼ同等の速度。ミラーリングって書くときは2本で、読み込む時は1本じゃなかったっけ? Functional時はストライピングしてデータを高速に読み込めたりする・・・?
ライトはさすがに一台分の速度ですが、書き込み2倍によるオーバーヘッドなどは出ていません。
ここでやってみたかった耐障害テストをしました。
「果たして家庭用PCのRAIDはフェイルセーフを実現しているのか?」です。
個体Aをホットスタンバイディスクとして追加し、10GBのファイルを書き込み中に個体BのSATAケーブルを引き抜いてみました。
わずかにコピー処理が止まったものの、エラー表示で停止したりもぜず、すぐに書き込みが続行されました。Intel Matrix Storage Consoleの画面もすぐに更新されまして、自動的に個体Aへリビルド開始。10%に約45秒と割と高速です。
ちゃんとシステムを止めずにディスクを引き継ぐし、ICHのミラーリングは実用レベルにあると思います。想定外の壊れ方をしない限り。
次にRAID0(ストライピング)でテスト。
ICH9R(RAIDブロックサイズ128k)のほかに、P35-DS4に追加搭載されている「Gigabyte SATA2」という謎のSATAコントローラでもRAID0を試しました。
Seq. Read | Seq. Write | Random Read 512KB | Random Write 512KB | Random Read 4KB | Random Write 4KB | |
ICH9R | 244.545 MB/s | 162.318 MB/s | 206.693 MB/s | 90.545 MB/s | 14.551 MB/s | 2.315 MB/s |
Giga Byte SATA2 | 159.795 MB/s | 110.676 MB/s | 149.226 MB/s | 82.701 MB/s | 16.277 MB/s | 2.378 MB/s |
シーケンシャル、512KB RandamともにSSD1台時の2倍弱(166%~190%)の性能が出ています(リード&ライト共に)。ストライピングの本領発揮といった感じで、HDDの時より素直に台数分の速度が出ている気がします。Randam 4KBに関してはライトが若干伸びたものの、ほぼ変化ありません。ConsoleでライトキャッシュもONにしてみましたが、逆にライトの性能が落ちました(ノ∀`)
対してGigabyte SATA2ですが、なんというか奮いませんw 前半3項目はIntelの3割減。ただしRandam 4KBに関してはICHでの3台接続時と同じ速度が出ています。特にブロックサイズの設定とか無いので、どうしてかそうなるのかが不明。一応障害テストもしてみましたが、いつまで経ってもリビルドが終わらなかったりメニューもイマイチとあまり使える雰囲気ではありませんでした。
次回、いよいよ本命のSSD3台接続でテスト&システム移行です。