忘れた頃に手続きが必要。住宅ローン控除を申請してきた

忘れた頃に手続きが必要。住宅ローン控除を申請してきた

現在北海道在住の私が住宅ローン控除を申請してきました。市のサイトは難解な為、仲間内へのメモと年末への備忘録として残します。

20130613-01

細かい条件や例外については各自治体の細かいサイトを見て下さい。イメージが掴めることを第一に書いたので、正確さは欠けているかもしれません。

住宅ローン控除とは

住宅ローン控除(正式名:住宅借入金等特別控除)とは住宅となる不動産をローンで買った場合、10年間、10回にわけてお金が戻ってくるというもの。

金額

戻ってくるというのは「支払った所得税や住民税の範囲内で」という意味です。控除額より納税額が低い場合はそれまでとなります。税金を十分?支払っている場合、

  1. その年のローン支払い残額の1%
  2. 元々のローン借入額の1%
  3. 20万円

上記のうち一番少ない額が還ってきます。最初の頃は利子があるので、2.が1.を上回るでしょう。

いつやるのか

個人事業主の場合は物件購入年度の確定申告で行います。

サラリーマンは基本的に確定申告を行わない(=会社が年末調整でやってくれている)ものですが、住宅ローン控除申請は1回目だけ自ら税務署に行って行う必要があります。ただし確定申告みたいに○月○日まで!という決まりはなく、物件の入手から5年以内の期限のみ。
買った年の年末調整、年度末に何もしてなかった!となって慌てなくても大丈夫(という事がサイトでは分かりづらかった)

→追記と注意
「遡って請求が可能」という点は確かですが、その場合の控除額・減額についての公式掲示は見つけられませんでした。果たして1年目分、2年目分と区切って全く同じように還付してくれるのかどうか。事例は無かった為、気づいた次点で最短でやるに越したことはなさそうです。
(自分の場合は確定申告の期日から3ヶ月を超えていましたが減額はありませんでした)

実際には買った年の年末に銀行から送られてくる残高証明書が必要となるので、申請は早くても翌年1月からになります。

主な流れ

  1. 物件を買う(ローンを組む)
  2. 年末に銀行から残高証明書が届く
  3. 年明け以降書類を集めて担当地区税務署窓口で申請
  4. 約一月前後で買った年分の返金(還付)が入る
  5. 申請した年の11月に残り年数分の証明書が届く
  6. 年末調整に控除証明書をつけて社内で提出(max9年)

申請に必要な持ち物

これが自治体ごとに違うのかあまりはっきりと書いていませんでした。

  1. 源泉徴収票※1
  2. 年末残高証明書(銀行より届く)
  3. 住民票
  4. 不動産売買契約書
  5. 登記事項証明書※2
  6. 印鑑※3
  7. 振込口座番号

※1おそらく控除してもらう年の分必要。時間が経つと紛失したり再発行が難しくなるおそれあり。
※2Webで申請し郵送で受け取る事が可能。窓口に行くより安くなっていました。土地と建物で別になっていて2部で1000円。
契約時に受け取る「登記識別情報」のコピーでいい、という記事もありますがサラリーマンの貴重な休みにやり直しは喰らいたく無いので取ってしまいました。ダメと明記しているサイトもあります。

※3持って来いと言われましたが結局使いませんでした。

以上です。
「明らかに間違えてる」とわかる方はご指摘ください。

2 thoughts on “0

  1. 「居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除するものです。」
    となっているので、「居住の用に供した年」の属する年度の確定申告までに手続きせずほっといたら控除期間が減るんじゃなかったっけ?
    よしんば5年前まで遡れるとしても、1年間の所得税.住民税額以上の還付はないので、確実に損するはず。
    5年分の税金額が20万に収まる人なら別ですが…。

    1. ▽匿名さん
      ありがとうございます。
      調べる限りは遡っても各年度ごとに計算するように読めましたが、明言された公式掲示は見つけられていません。
      注意を追記しておきます。