いろいろあってメインPCの中身が大部分入れ替わりました。新しくなったパーツと移行のことでもダラダラと書いていきます。(せっかくなのでこのタグをつけます)
WHS2011でAHCI→RAID移行
前(不本意ながらSumsung 840 Pro SSD 256GBに買い換えました。 | 徒労日記)にも書いたとおり、元はSSD 1本をAHCI接続で使用。それをSSD 2本のRAID0構成に組み替え、イメージリストアで領域拡張しました。クライアントOSがWindows8という事もあり素直には動きませんでしたが、なんとか再インストールせずに済んでホッとしてます。
WHS2011にパッチ当て
がーん。WHS2011ってWin8のGPTパーティションをバックアップ/リストアできないのか:WHS2011にてWindows8のバックアップが失敗する。 – マイクロソフト コミュニティ <http://t.co/Jltn7n4Zef>
— ぶっちー (@guys_dolls) April 5, 2013
と嘆いていた所、
@guys_dolls HotFixを適用することでGPT/UEFI環境のパソコンでもバックアップが可能となりますよ!http://t.co/pvZBDop0Yh
— Satoru Nasu (@nasunotw) April 5, 2013
とWHS MVPの方からコメントが!Satoruさん、ありがとうございました。なお、「適用は慎重に。」ともお言葉をいただいていますので、適用される場合はサーバのバックアップを忘れずに。
これで無事Win8をWHS2011でバックアップ&リストア可能に。
リストア
SSD1本状態で普通にバックアップ取得→SSD2本のRAID構成にしてWHS2011のクライアントコンピューターリストアCDを起動。
起動した所でドライバーを追加画面へ。「ドライバーのインストール」を押し、事前に用意しておいたAMD RAID Driverを展開したUSBメモリを挿せば、AMDのRAID Controllerが増えます。
復元する構成を選ぶ画面ではいきなり「自動で構成する」を選んでもエラーになります。まずは「任意の領域を設定」を選び、ディスクマネージャを実行。
改めて「自動で構成する」を選べば、今度は無事に復元されます。
復元が終わって再起動するとブルーハングを繰り返します :( AHCIドライバが使われたままなのが原因の為、一度起動時にF8を連打してセーブモードで起動。そこでデバイスマネージャに”AMD AHCI Compatible RAID Controller”が入っている事を確認して再起動すれば、RAIDでの通常起動をしてくれるようになりました。
AMDのWebベースRAID管理ツール「RAIDXpert」。IntelのRSTより高機能で、キャッシュの設定が動作中でも可能&パトロールリードもスケジュール実行できます。IntelのオンボードRAIDはWriteBackCacheの設定があるものの、グレーアウトして有効にする事ができませんでした。
990FX + 256GB SSDx2でRAID0
壊れたADATA S511を販売店へ持ち込んだ所、「預かり修理なし・メーカー同等品無し」という事で即同額製品に交換にしてくれる事になりました。しかも購入当時の\14,700円相当で。さらに追金も可能という事で8,100円ほど足してもう一本Samsung 840 Proを手に入れました。これは相当ツイてる/(^o^)\
という訳で一週間も経たずにRAID0構成復活。
Samsung SSD840PRO ベーシックキット256GB MZ-7PD256B/IT(国内正規代理店 ITGマーケティング取扱い品) 日本サムスン 2012-10-24 |
22,800円でした。
CrystalDiskMarkで測ると、RAIDXpertのキャッシュ設定で結構結果が変わりました。測定は2回づつ行い、大きな差が出ない事を確認しています。
リードキャッシュ/ライトバックキャッシュ無し
全体的に遅い結果となり、中でも4Kライトの落ち込みが顕著。4KQD32(32個並行)ライトが他に比べて頭ひとつ速いものの、シングルSSD並という結果に。キャッシュの効く得手不得手パターンが出ているようです。
リードキャッシュ有り/ライトバックキャッシュ有り
大きいデータ単位ではほぼ2倍の速度が出て一番良い成績となりました。4KWriteはSSDシングルに比べて3倍ほどの数値。
リード先読み(readahead)/ライトバックキャッシュ有り
RAID0を組んだ時のデフォルト設定です。先読み設定ってあまり聞かないですね。シーケンシャルリードがトップスピードを記録しましたが、512kリードだけがかなり遅い結果に(シングルSSD時よりも遅い)。なかなか1000MB/s超えないもんですね・・・。
4KQD32に関してはキャッシュをONにした時点でAHCIシングルと比べて2~3割も遅くなる残念な結果。最低ブロックサイズが64KBと大きい(Intelは4KB~)のも気になるけれど、キャッシュアルゴリズムに根本的な問題がありそう。Intel RAIDで構成したS511(リード・ライト共に500MB/sを掲げるADATA S511 SSDに乗り換えた | 徒労日記)と比べると、4Kだからといってシングルより悪化してしまうのは、避けられない事も無いと思うのですが。
80PLUSから80PLUS PLATINUMへ
4年ちょっと使った80PLUS電源、「Owltech 『静が如く』」(エコ替え!電源。 | 徒労日記)がキーキー鳴き出した為、電源も交換しました。今度はAntec – EA-550 Platinumという80PLUS PLATINUM対応の中でも安い部類の電源。なぜか450Wモデルより550Wが安く出ており、Amazonにて8,566円。本当安いわ・・・。
ANTEC EARTH WATTSシリーズ 80PLUS PLATINUM 認証電源 EA-550-PLATINUM Antec 2011-11-24 |
使ってみた印象をまとめると
- かなり奥行きが短い
- ファンの軸音がちょっと五月蝿い
- PLATINUMとしては最安に近い(玄人志向の電源はイヤだ)
- ケーブルは柔らかく、SATA電源が2系統あって便利
ファンは残念ながら軸音高めで若干耳につきます。音量というより音域の問題なので、静音にこだわる人は選ばない方が良いでしょう。他のパーツが静かな場合は特に。また保証を捨ててファン交換する羽目になるんだろうか・・・。
それぞれのシーンで測ってみた結果
80PLUS | 80PLUS PLATINUM | 省電力化(%) | |
電源OFF | 3 | 2 | 66.7 |
デスクトップ | 98~109 | 88~96 | 90.0 |
ベンチマーク | 316 | 283 | 89.6 |
負荷50%時の変換効率差は12%なので、ほぼ期待通りに省電力化できたと言えます。
最後にゲームベンチマーク
久しく3Dベンチをしてなかったので取っておきます。
構成はASUS – マザーボード- SABERTOOTH 990FX R2.0+AMD FX 8350+GeForce GTX 670のミッドレンジバリューセット(?)。解像度は2560×1600ですがほぼデフォルト実行なので、測定画面の解像度がいくつになっているかはわかりません(Heaven BenchmarkのみAAx8)。
3DMark – test your video card with this popular graphics benchmark
Heaven Benchmark | Unigine: real-time 3D engine
スコアもミッドレンジらしい中庸な成績でした。水冷なので熱害は感じないものの、プラチナ電源を使ってやっとIntelに追いつくか?という消費電力はやはり趣味のレベルです。でもSaverTooth 990FXのBIOSは安定度・完成度ともに高く、遊んでいて楽しいセットですね。