それって本当にエコ?みたいな懐疑的意見がささやかれるトヨタのエコ替えですが、まあ似たような話をPC電源でやってみました。
元々は嫁PC不調から、電源を取り替える事になった為。なら「一番通電してる自分のPC電源をECOな物に取り替えた方が、節電になるんじゃね?」というナイスすり替え。電源は価格が素直に品質に出る部品の一つですが、こちらの予算も無尽蔵という訳ではありません。という事で予算1万として良さげなモノを選んでみた。
Owltech 電源 『静が如く』」 OWL-PSGCM600(600W)
TUSKUMO本店のアウトレットセールで3割りほど安い9980円で購入。OWLTECHといえばSeasonicだろJK とか言われそうですが、予算オーバーでしたorz M12D欲しかった・・・。『静が如く』のネーミングの元は間違いなくこれだと思います。
特徴は80PLUS取得のプラグイン電源という事以外特に無し。
80PLUSとは?
80PLUSとは、80PLUSプログラム(www.80plus.org)が推進する電気機器の省電力化プログラムです。コンピューターやサーバーの電源が20%~100%の負荷環境下において、電源変換効率が80%以上の基準を満たした製品に対する認証です。
それでも決め手になったのは「2年間無償新品交換」である事。3年保証メーカーもあるけれど、ただの修理保証では修理中の代替え部品を用意してくれません。その点この製品ならすぐ代わりの部品がくるかなと(交換品来るのに3,4日かかったら結局買ってしまうんじゃ?って気もしないでもない)
PCI-E用6pinケーブルが2個、SATAドライブ用が4個。
12Vは4レーンじゃなくて2~3レーンにして欲しかった。
保証の為腑分けできないのでスキマから中を見ると・・・
TEAPOキター。・゚・(ノД`)
いきなり台湾製コンデンサが見えてちょっとヘコみました。さすがにこの値段じゃオール日本製とはいきませんかね。コンデンサメーカー一覧サイトによると台湾コンデンサの中ではそんなに悪くはない様ですが、一度破裂してた事があるのでイマイチ信用無し。
■取り付けてみる
使って即思ったのが、名前に反してファンが五月蠅い。
SmartFANコントロール&静音を唱ってますが、↓の音無しぃと比べるとかなり耳障りです。一度負荷をかけて回転が上がってしまうとまず静かにはならないし。健全なエアフローをするにはこれくらい仕方ないのか。開口部の多いケースで使う場合は覚悟した方がいいでしょう。
肝心のECOの方はというと、高負荷時に明らかな差が生まれました。
アイドル時 | GRID プレイ時 | |
旧 音無しぃ500W | 155W | 304W |
新 静が如く600W | 147W | 269W |
グラボの負荷が高い3Dゲーム(今回はレースゲームのGRID)で遊んでいる時、1割ほど消費電力が下がっている事がわかりました。ファンの回転数はむしろ上がってるのに。という訳で単純な消費電力で見れば、80PLUS電源は省電力化に貢献していると考えられます(=ECOとは言い切れないけど。)
■今までご苦労さん
もう4年は使った岡谷エレクトロニクスの音無しぃ500W OEC-SP-500W14Fを腑分け。買ったときは14000円くらいしたかな?
14cmファンを手動&自動でコントロールできるのが当時珍しかった。
自分はファンを常に最小にしてたので熱がきつかっただろうによく保ってくれました。これからは嫁PCでがんばってもらいます。
少し前から見かける様になった日本電産サーボ株式会社(日本SERVO)のGentle Typhoonを購入。日本SERVOといえば学生の頃研究室にいた時から聞いたことのある、サーボモータの会社だったハズ。新事業開拓かね?? PCパーツでは新参メーカーだけど、商品紹介のページには開発者の愛があふれてるwww とても真面目な感じがして好印象。
GPUの冷却に使ってみたところ、ファンの風切り音は若干高めながら、低回転でも結構な風量が得られています。商品も回転数に合わせてかなり細かく出ているので、ファンコンを使わずメーカーの想定回転数でまわしてやるのが良さそう。