久しぶりにコミック単行本を衝動買いしました。福盛田藍子さんの「ハヤチネ!」という作品です。
先日、3年ぶりに母方の実家のある岩手県盛岡市に帰り、現地の書店でたまたま見かけたのがこの作品。ご当地だからか平積みしてあり、見本でまる一冊読める状態。タイトルの「ハヤチネ」は早池峰山のことかねーと思いながら数ページパラパラ。
この金髪少女、リリアンの登場で即レジへ。
このキャラ、本当にネイティブというか、コテコテ?な岩手弁をなんです。岩手県版ダニエル・カール!? 関西弁を喋るヒロインは数々あれど、ここまで岩手弁の入った作品にはお目にかかったことがありません。
市内を歩き久しぶりの岩手に感慨深くなっていた自分にはインパクト十分でした。
作品のあらすじは
ハヤチネ! – 漫画 – ガンガンONLINE -SQUARE ENIX-
東北地方・岩手県の大迫。長閑な山あいの町に大都会から引っ越してきた3人の姉弟達は、 亡き母の弟である叔父と同居生活を始める。そこで3人はちょっと変わった外国人の女の子 と出逢う。優しくてローカルなのんびりハートウォーミングストーリー!!
舞台は岩手県盛岡市から南に30kmほど、山に囲まれた花巻市大迫町(おおはさままち)。
作中でも出てくるように、沿岸の釜石市から遠野市を経由して、盛岡へ至る街道の町だったようです。
自分でニヤニヤしてしまうんですが、未だに思わず出てしまう方言「んだ」もしっかり出てきます。この言葉は場面により意味合いが多数あり、その違いについても作中で上手く使い分けられてます。
ここの「んだばな」は絵の通り、「そしたらまたね」の意。北東北では「したっけ」と言う土地もあります。
こちらの「んだのが」は「そうなの?」の意。おもに「んだ」には「そう」と同じ意味があります。自分が素で使う「んだ」は「そうだった!(忘れてた)」の事。同じ雪国の北海道でも使うと「なにそれww」って言われます。まさにとっさの一言。
リリアンのセリフを読みながらニヤニヤしながら読み続けましたが、南の人は読めてるんだろうか。 なんてお節介な心配をしてしまうほどに、会話はリアル。作者さん、岩手県出身なんですかね。
絵柄とストーリーはガンガンコミックらしい、ほんわかとした作品。あまり読まないタイプの作品でしたが、台詞を一つ残さず楽しみにしているうちに一冊終わってしまいました。
岩手に所縁のある人にはぜひ読んでニヤニヤしてもらいたい作品です。
祝!二巻発売
2013/02/05 追記
というコトで2巻も買って参りました。東京の普通の書店にも売っていて良かった。今回は大迫以外、花巻など近隣の地域のネタもやっていて、岩手県全体イベントを扱った作品になるのかなーと思いました。一巻に比べてちょっと岩手弁は物足りない感じ。作品に見る岩手弁は大好きなので、もっともっとキャラが楽しくしゃべってくれることを期待します。
ちなみに自分は「じゃじゃじゃ」とは出ません。あらん。
「んだ」は そうだった(忘却)って意味で使ってたんだねw
気がつかなかったよ
てっきり「そうそう!」の意味でいつも言ってるのかと思ったぜ
>さとみん
自分が使う「んだ」は主に二つですね。
「んだ!」は思い出し、「んだ。」は肯定。
ここ試験にでます。