オープンソースカンファレンス 2010 Hokkaidoに参加してきた

オープンソースカンファレンス 2010 Hokkaidoに参加してきた

オープンソースカンファレンス2010 Hokkaido – オープンソースの文化祭!に参加してきました。場所は札幌市東札幌の札幌産業振興センター。Twitterで開催を知り前日Webで申し込み。

元々オープンソース(オープンソース – Wikipedia)と聞くとソフトウェア的なイメージが強く、自分には縁がないモノと思っていました(趣味で使う事はあっても)。それがEvent Reserveを見てみると広義のオープンソースというか、それを取り巻くハードや活動などに対するセッションもあるみたいで興味がわきまして。
貴重な機会だと思って参加してきました。

時間の関係で参加したのは午前の二つのセッション。

失敗しない仮想化環境の設計・構築法

まさに望んでいた題材。

自分は機器選定やお客さんの要望を聞く立場に自分はありませんが、仮想化を取り巻く情勢の変化や、考え方などを知ることができ大変ためになりました。プレゼンターは日本仮想化技術株式会社というそのものズバリな会社の方で本格的。プレゼンも良くやられるそうで、スライド、話し方共に大変分かりやすいものでした。これが無料とはありがたい事です。

最近マーケティングとしては仮想化ありきみたいな事を言われますが、仮想化は目標でなく手段(メソッド)であり、其の先の目標をしっかり見据えてあたるべきとの事。激しく同意。また近年第3世代まで進んだブレードシステムについても、ブレードシャーシ自体が単一障害点となりうる事を解かれてました。実際シャーシのファームに起因する不具合とか多いし。結構1シャーシ構成のお客さんって多いんですね。その当たりはコストとのトレードオフになりますが。そしてストレージの重要性。今使用されているディスクはFC,SAS,NearLine-SATAと3種類が主ですが、それぞれ適材適所(時にはSSDも混ぜて)選びましょうとの事です。

このセッションを聞いて、まずは自分で試したい気持ちに駆られました。
手段を目標にするなは同意ですが、自分は使用側じゃなくて提供側になりたい訳ですから。

世界標準ブログツールWordPressの最新版3.0と豊富なプラグイン

二つ目はこのBlogでも使ってるWordPress3.0がテーマ。

札幌のWordBench  Groups  札幌の方がプレゼンター。
内容はプラグイン開発者の手引きとなる感じ。各プラグインの紹介と動作解説。自分の期待としては脱Blogというか、3.0の新機能を使ったCMS実現みたいな紹介が聞きたかった。「WP3.0ならこんな機能を使って、こんなサイトが作れますよ」とかね。そんなモノは雑誌に載っているし、題名の通りの内容でしたといえばそのとおり。

セッション中はiPhoneのSpeedTextに走り書き。便利そうなプラグインも紹介されていたのでちょっと導入してみようかなと思います。

XFセクション-展示ブース一覧

二つを見終わって最後に展示ブース。

企業展示もあれば、東京の有名なユーザー会、札幌の活動グループの展示etc. DevDo::北海道開発オフのブースには自分のTwitter TLの方も何名か出展側で出られていた様です。

自分が1番気になった展示はLinux-HA JapanのPacemakerというオープンソースなフェイルオーバーLinuxモジュール(と自分は理解)。同じくオープンなDRBDというミラーリングツールを使ってホストをミラーリング。片サイトに障害が起きた場合、HeartBeatを検出してもう片サイトから自動再起動するそうです。

もちろんVMwareとかにもHA機能はありますが、Peacemakerは共有ディスクもHeartBeat監視用NICも要らず、非常にミニマムな構成から構築できるそうで。個人レベルでもダウンタイムが問題となるサイトは持てる時代ですから、オープンソースでこれが構築できる事に意義があると思いましたよ。萌えクリアファイルに釣られたんじゃないんだからね!

Firefoxは紙袋とかシールを配布。地味に嬉しい自分が居る。

頂いた大量の資料。スキャニングしてPDF化しなくては。

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