我が家にきてからKodiやらChromecastやらを蹴散らし、「お茶の間再生デバイス」の座を不動のものとしたAmazon Fire TV Stick。
ただし、CPUがプアなせいかしょっちゅうフリーズしたり黒い画面のあとホームに戻ったりとイライラさせられます。また音声合成は自分の声でも正しく認識するものの、Amazon自身のコンテンツしか対象にしていないので大抵「みつかりません」で終わります。そんな感じでドンドン使わなくなり今では無用の長物に。
今回米国で発表された新モデルは旧モデルの外観はほぼそのままに、CPUがデュアルコアからクアッドコアへ、そして音声リモコン”Alexa Voice Remote”が標準搭載になりました。
音声認識はAlexaと呼ばれるAmazon製人工知能というか音声サービスにつながります。未来型スピーカーと言われるAmazon Echoとバックボーンを同じにするので、ただ「見つかりません」とそっけなく返してくる事は無いでしょう。たぶんね。
現在のFire TV Stickとのスペック差をもう少し見てみます。
All-New Amazon Fire TV Stick with Alexa Voice Remote – Streaming Media Stick
CPUが”Broadcom製デュアルコアARM 1Ghz”から”MediaTek製クアッドコアARM 1.3GHz”へ。グラフィックスの”Mali450 MP4”はAndroid Tabletでの採用実績が多く、ネイティブアプリならレーシングゲームも遊べるレベルまで描画する力があるようです。
またストレージ、メモリは変化なく、Wi-Fiが11ac対応に、Bluetoothが4.1になりました。保証は90日限定で2年、3年保証がオプションとなっていますが日本では同様に1年保証になりそうな気がします。
現行の音声リモコンモデルは1,500円差がありましたが、今回はそれが含まれてお値段据え置き。米国では10月20日からのデリバリーとなるようです。ココまで書いてから思いましたが、日本ではまた技適とかで発売まで時間がかかるんでしょうかね。そしてFire TV Stickのリプレースが進んだ頃、8-Core化したFire TV(Box)が到来するのかもしれません。
なんにせよ、今まだAmazonデバイスを持っていない人には快適性をぐっと増した盤石の入門モデルが加わる事になりそうです。
日本モデルは現在従来モデルを継続販売中