まるでスピーカー。軽い装着感と自然なサウンドのLogicool G430 ゲーミングヘッドセット

まるでスピーカー。軽い装着感と自然なサウンドのLogicool G430 ゲーミングヘッドセット

我が家で唯一のヘッドセットはAnker SoundBuds Sport。マザーボードのBTモジュールとうまくペアリングできず、低音質プロファイルで接続される上、2時間もつけていると耳が痛くなってきます。それならゲーミングヘッドセットを買っしまえ、という事でG430 7.1 Surround Sound Gaming Headset – Logicoolを選びました。

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Amazonの3,000円シリーズが気になる

そんな思い付きのため、最初はAmazonに多数並んでいる謎メーカー各種の三千円くらいのにするつもりでした。

こういうのとか

こういうのとか。

「いかにもゲーミング」といった感じのギラギラしたデザインで青く光っちゃったりるすし、ベストセラーxx位とか書いてるし、ほとんど使わない予定だし飲み会くらいの値段で買えちゃうし。

でも選んでいると「サラウンド」を謳う商品とそうでないものがあり、たとえ謳っていても接続がただのステレオプラグなのが「どういう仕組でサラウンドなの??」と疑問に思えてきました。また家ではメガネ着用なので「つる」の部分を含めた耳への圧力なんかも気になってしまい結局は試着とサラウンド対応でG430を選びました。

G230との違い

店頭で悩んだのは赤いG230 Stereo Gaming Headset for PC – Logicool。音質の差は?機能が違う??

いろいろ調べた限りでは、ヘッドホン本体は両製品ともまるっきり同じ様です。色以外の違いはUSBサウンドアダプタの有無。このアダプタのついたG430は「7.1 サラウンド ゲーミングヘッドセット」だし、ついてないG230は「ステレオ ゲーミングヘッドセット」です。
よってUSBサウンドアダプタが使えないスマホやプレステなどではG430でもサラウンド再生ではないただのステレオヘッドホンになるので注意が必要。

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USBアダプタはDolby 7.1コーデックに対応し、耳に入る残響などの計算処理をかけた後に左右二つの40mmネオジウムドライバから出力します。調べるまでサラウンドヘッドホンってそのch分のドライバがイヤーカップに詰め込まれてるのかと思ったらそうじゃないんですね。最上位機種のG933でもドライバーは2個なので、サラウンドスピーカーで左右の耳に入るであろう音を計算して耳に送り込むのが今のやり方の様です。

Logitech Support + Downloadsからドライバを導入が必要とありますが、Windows10では無くてもそれなりに再生はされました。サラウンドコーデックの入っていないゲームもそれなりに残響などがエフェクトで付加されて再生されます。

オーディオコントロール(リモコン)はアナログボリュームと物理的なマイクのOFF/ONスイッチなので、この点からもあまり音楽(鑑賞)向けではないでしょう。

使って即気づいた2つの事

さっそく友人とスカイプでVCしながらゲームをしてみました。※画像はイメージです

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マイクが圧倒的に良くなった

話始めてすぐ言われました。

「そっちの音(自分の声)が圧倒的に綺麗になった」と。

これまで携帯電話みたいな音質で届いていたのかもしれませんが、自分の声はヘッドホンからもフィードバックされるので良くわかります。S/N比の高い明瞭な音です。

ちなみにマイクはレビューでも当初は不調が報告されていたため、買ってすぐに「マイク チャットの明瞭度を強化」とある0120にファームアップしました。

目の前のスピーカーが鳴っているかのような自然な音場

あるあるっぽい話かもしれませんが、

「設定を間違えてスピーカーから鳴っているんじゃないか?」

と何度かアンプの電源を確かめるくらい、ヘッドホンではなくスピーカーが鳴っている様な自然な聞こえ方をします。これは音質が優れている、のではなく音像の広がり具合から脳が「スピーカーでは?」と判断してしまったんでしょう。正直驚きました。

ただ自然なのは音場であって、音質として自然な原音再生というわけではありません。多少の高音とかなりの低音が強調されたゲーム向けらしい鳴り方をするので「音がよくなった」と思うかは使った人のそれまでのヘッドホン次第です。当然手持ちAKG Q701には全く及びません。

2週間ほど使って

ファーストインプレッション以外にもしばらく使って気づいた事など。

まず長時間使っても疲れない、痛くならない。本体の軽さと合わせてイヤースポンジの硬さが丁度よく、セルフレームのメガネと併用してもツルが抑えられて痛くなる心配は杞憂でした。耳の押し付け圧もそれほど高くありませんし、頭頂部に圧迫も感じません。オタク=メガネをターゲットした素晴らしいターゲティングです(言いがかり)。

黒xスカイブルーという珍しいツートンカラーもいいと思います。収納できるスマートなデザインのマイク、着脱して洗えるイヤーマフなどLogicoolらしい洗練された印象をうけます。

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LED無しなのもいい。他のゲーミングヘッドセットみたいにゴテゴテして安っぽく無いのも人前で使いやすい。G230との価格差は2,000円ちょっとだし、サラウンドの無い下位機種を選ぶ理由も薄いと思います。ただのステレオなら3,000円のAmazonでOK。

一つ気になるのはその着脱式スポンジのはめ込み部がビニールの様なゴムでできており、イヤーカップのプラスチックと擦れてギュッと鳴る事があります。個体差かもしれないので、今度間にカプトンテープとか巻いてみようかな。

妥協の無いあなたへ。

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