先日ASUSZ97I-PLUS2回目のBIOSアップデートを実行。1回目ではRAIDが崩れるというイヤな経験をしたので、念のため再インストールと合わせたのだけど… 案の定またRAID構成が崩れ、OSが起動不可能になりました。このことについてASUSサポートに聞いてみた。
問題
チップセットRAIDにてRAID0を組んでOSインストール。
この状態でBIOSアップデートを行うと、再起動と同時にSATAコントローラーの設定がAHCIへ変更される。それを手動でRAIDに戻してもロジカルドライブがFailed表示となっており、OSは起動できなくなる。そのときのフィジカルドライブは1本がNon-RAID Disk、1本がMember Disk(うろ覚え)。
発生時の画面イメージ(他の方のです)
最新Ver 2604(2015/04/22版),一つ前Ver 2603(2015/03/16版)で共に発生。Windows上でやってもBIOSセットアップからやっても変わらず。
質問と結論
ASUSサポートにはこんなメールを最初に投げました。
過去ファームウェアをBIOS及びWindows上からアップデートしたが、2回ともオン
ボードのSATAコントローラがRAIDからAHCIへ変更されIntelのオンボードで組んだ
RAID0が崩壊し、システムが起動しなくなり再インストールを余儀なくされた。
ファームアップ時にSATAコントローラの設定を引き継がないためと思われますが、仕
様ですか?
応対してくれたのは日本語の流暢な中国人スタッフ。
質問に対する自分の期待は「仕様です(想定内)」/「仕様ではありません(→詳細切り分けへ)」だったんですが、初回はテンプレ様なBIOSアップデートのやり方を案内してきてゲンナリ。言葉を換えてこちらの希望を分かりやすく伝えやり取りする事数回…
結局最終的な答えは
BIOS更新には、設定の変更、バッグ修正、
新しい機能のサポートなどを伴う可能性がありますので、
更新した後には、必ずBIOSの初期設定をロードする必要がございます。
従いまして、本来の設定を保つままBIOS更新する方法はありません。
なんだか最初の質問とは論点がずれてしまっているけど、埒が明かないのでここで終了。
ASUS SABERTOOTH 990FXや代々のM/BでRAID0を組んだままBIOSアップデートしても大丈夫だったんだけどな-。
とりあえず全員がそうだという確証はありませんが、ASUSでRAID0を組んでいる方はBIOSアップデート前にバックアップを取る事をおすすめします。
回避案(現在未検証)
チップセットRAIDの構成情報はディスクに持つので、それがアップデートの際に書き換えられてしまうのが問題のように思えます。
BIOSアップデート前にDiskを2本とも外し、DOSまたはBIOSユーティリティからアップデート。その後SATAコントローラーのモードをRAIDに戻してから電源OFFし、外したディスクを繋ぐ。これでディスク内の構成情報は保持されてRAID0 Volumeが保持されるんじゃないかと思います。
今度のアップデート時に試してみよう。