NHK受信料 支払い義務化見送り from 東京新聞
総務省は一日、今国会に提出する放送法改正案に、NHK受信料の
支払い義務化を盛り込まない方針を固めた。菅義偉総務相は、
支払い義務化を定める法案の提出の前提として、受信料値下げ方針
などを早期に出すようNHKに要請してきた。NHKの橋本元一会長は
同日の記者会見で「九月まで時間をいただきたい」と述べ、要請を
拒否したため、同省は法案に盛り込むことは困難と判断した。
NHKの受信料未払い問題といえば大昔からある問題だけど、それに終止符を打つべく受信料支払いの義務化が国会で審議されてきた事をご存知の方は多いと思う。
それが今回、NHK側が受信料2割減の要求を蹴った事で予算入りが見送りされました。
自分は専門化ではないので放送法の細かい部分や背景は知らない。そんな一般的一市民からの視点で言わせてもらうと、NHK受信料の支払い義務化はサービスの押し売りとしか言いようがない。戦後まもなくならいざしらず、この時代望まれていない物に支払う金はない。NHKの社員が不正をしたから払いたくない、とかじゃないんだ。「欲しくない物に払いたくない」。国の仕組みだから、なんてのは甘えでしょ。
自分はチャンネルを回す時に「映ってしまった」以外NHKを見ることはないし、NHKが放映する番組を欲したこともない。これでどうしてお金を払うことに納得できますか?
もちろん「NHKを見たいと思ってる人」や「NHKの○○○が一番いい」と思ってる人は受信料をちゃんと支払うべき。
またその徴収基準が余計な煽りになってる事も明白。「TV電波(=NHK)を受信する可能性のある装置を所持した時点で支払い義務が生じる」だなんて。それ何てストックビジネス? そんなの民間企業だったらみんなやりたいよ。自分の努力を負うこと無く、勝手に売れるテレビに自分たちの収益が関係するだなんて。視聴率が収入に連動しないわけだから、どんな内容の放送をしても叩かれるだけで潰れる事は無い。
NHKの存在意義は確か国民に有益な情報を国が放送するソースであること、みたいな物だったかな。そんなの1機関を設けて一世帯年1万円も徴収して事ないし。民間放送局に入札or委託という形で国が外注すればいいんじゃない?実際必要な緊急放送の確実性を高めるならそれを2局、3局にすればいいだけだし。委託した後はPPV(ペイ・パー・ビュー)で国民から徴収してもいいんじゃないだろうか。
そんなわけで「NHK受信料」そのものに納得できてない以上、それが2割減ろうが支払う気は無いわけで。強制化の前にその辺を形にしてもらいたい、とおもう一市民でした。もしTVに「NHKリミッター付き」ってのがあってそれで支払い義務が無くなるのなら次からその製品を選ぶよ。