新型アラウーノとヒノキのウッドウォールでトイレをリフォームしました

新型アラウーノとヒノキのウッドウォールでトイレをリフォームしました

インテリアとしてのトイレについて書こうと思います。トイレって禁断の話題という気もするけれど、汚い事は書いてないのでご安心下さい。

トイレ本体のリフォーム

機種の検討やコストについては以前の記事で書きました。

マイホームのトイレをパナソニック アラウーノにするか迷ってます

モデルは新型アラウーノ タイプ2に決めたものの、見積もりをしてくれたA社B社とも仕入れ値がネットとはかなり違う。当然とは理解しつつも「工事の話を請け負ってもらう為」お高い本体を支払うのにどうしても抵抗が・・・。

そこで知人の「つて」を頼りに、リフォームもやってる工務店さんに現物施主支給でお願いすることができました。

自分で買う責任

アラウーノはAmazon出品のSMART1-SHOPにて「XCH1302WS」を\129,800で購入。

頭のXは本体に標準タイプの排水管CH130F(標準価格10,000円)がセットされた商品。アラウーノは排水芯の位置(トイレの床にあいた下水穴の位置)により標準タイプかリフォームタイプを選びます。我が家では見積もりしてくれた3社とも「壁から200mmだから標準タイプでいいね」との見積もりだったため、この型番にしました。

しかし、いざ作業を開始してみると問題発覚!

便器を外してみたら排水芯(の間隔)が160mmしか無い。つまり200mm用の便器を取り付けようとしても壁に40mmめり込んでしまうため取付不可という事。やばい、このままだと我が家のトイレは便器がないただの小部屋になってしまう。

代わりの部品を施主(つまり私)が用意できるまで仕切り直すか、床を剥がし排水芯を移動させる大工事ができる人を慌てて探すか。

施工業者さんも慌てる中、自分でパンフレットを再確認したところ、配管パイプは回転させれば排水芯120mmは対応できる、という記載発見。施工業者さんと一同、胸を撫で下ろしました。

事前に何度も確認し、石橋を叩いてきたつもりでしたが、まさに想定外。
施工業者さんも経験がなければ未知の商品なわけですから、リスクを背負って良く受けてくれたものです。

無事にピカピカのトイレへ

トラブルを乗り越え、無事我が家に新型アラウーノがつきました!

この時点ではトイレ裏の壁紙が剥がれています。旧タンクがあまりにも壁に密着していたため、ここだけ張り替えられていませんでした。エアコンの時と一緒です。もうボロボロだったため、とりあえず全部剥がしたところ。

クッションフロアはサンゲツ HM1024 キャラメイプル。サラッとした手触りで抗菌、板の切れ目の他にも全体的に木材を思わせるエンボス加工がされています。
このクッションフロア張替えが18,000円。床から長く伸びた立ち上げ配管の切り詰めが10,000円。

本体を安く入手できたことにより、トイレのTCOがグッと下がりました。真ん中の凹んだ部分が今回の試算。

工事費はやってくださった方に悪いので記載しませんが、3社で概ね55,000円~65,000円という所です。

DIYで壁面をリメイク

便器が40mm前に出た事は想定外ではありましたが、壁の加工のためにもスペースは欲しかったので結果オーライ。
天然木を前提にした壁材の検討は以下の記事をご覧ください。

お手軽に天然木の壁をDIYできる4つの壁材を調べました

ヒノキの羽目板に決定

スライスウッド | toolboxと最後まで迷いつつ、価格と入手性を考えて「ビバホーム 檜デザイン羽目板」に決定。

一緒に建材用の厚手両面テープ、木工用ボンド、塗装用にワトコオイルとスポンジ刷毛、ニトリルゴム手袋も買いました。両面テープは板1枚につき2列貼るため、合計で3巻45m分。購入金額は合計13,000円弱となりました。
素材以外にこういう作業部材が思ったより必要で高くついた気がします。

羽目板は購入前にGoogleスプレッドシートでレイアウトを検討。450mmの板と900mmの板を組み合わせ、見栄えや必要枚数を検討して必要数を割り出しています。

はじめてのワトコオイル

レッドシダーの赤さに憧れ、ワトコオイルのW-08 チェリーで塗ることにしました。

塗り方はワトコの塗り方 | はじめての方へを参考にしています。450mm板を必要数作ったら面取りして全ての表面を240番のサンドペーパーでサンディングします。サンダー本当あってよかった。

小雪の降るなか塗装決行。

原液はワインの様な赤さでも、塗って乾かすと自分の目指した赤焦げ茶に近づいてきます。

  1. 1回目塗装
  2. 半乾きで表面の乾かない部分を拭き取り(ダマ取り)
  3. 2回目塗装
  4. ほぼ濡れてる状態で耐水ペーパー400番でサンディング
  5. 24時間乾燥

4.をすると硬質部分の木目が薄く=明るくなり、柔らかい部分との明暗の差がはっきりします。全体的に暗くしたい時はやらない方がいいかもしれません。ガイドページにあるとおり「必要に応じ、」です。

24時間経って部屋にいれたところ。

気温が低かったせいか結構な臭いがします。有機溶剤みたいな酔う臭いではないものの、植物油ベースなので食用油みたいな残いが鼻に残ります。トイレに入れて三日間換気扇回し続けてたら薄れてきたかな?というくらい。気温が低い時は乾燥時間は数倍見たほうが良さげ。

今回軍手ではなくニトリルゴムグローブを使いました。

4.の手順で「塗料に手を突っ込んで磨く」というおおよそ素手ではやりたくない手順があったため、このグローブにしたのは当たりでした。ポリ袋グローブにように滑らず、軍手のように染み込まない。
どこかでオススメされていたスポンジ刷毛も塗りムラ無く一回で伸ばせ、小さな泡を潰せるので塗りやすい。

仕上げ

塗装まで終わってしまえばあとはお楽しみの時間。

節がなく比較的フラットに見えたヒノキ材でも、塗装してみると木目の強い板は明るく、均質な板は暗く深い色に仕上がりました。
選びながら天井の明かりが当たる部分には明るい板を、下には暗い板を貼っていきます。

固定は厚手両面テープ2列と真ん中に塗った木工用ボンドにて(これは塗りすぎ)

水分を吸ったせいか少し反った板も出たため、一部隠し釘も使っています。

完成!

こうして無事完成しました!

思い通りの色に仕上がって満足しています。
欲を言えばもうちょっと右の窓のギリギリまで貼れたら良かったかな。50mmしかないので均一性を崩してまで貼るか悩ましい。

これで換気扇にはじまり、便器&壁ときてトイレリフォームが全て完了。

長年のニオイの元みたいなものが一層され、安心できる空間に仕上げる事ができました。まだワトコオイルのニオイはするけどね。


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