師走のビデオ録画に備えて&保守部品としてPT3を買いました。これとmAgicAnimeを組み合わせて、録画環境を組み立てます。
PT3
今や多くの人に知られたTS録画チューナーカードの第三世代。PCIe対応で、最近は在庫がだぶついてきているのか少しづつ値下がりしています。自分は秋葉原の三月兎にて\11,680にて購入。底値が分からないものの、無くなる時は一気に無くなる商品なので今のうち確保しないとね。
セットアップについては歴代PTと大差ありません。TVRock、TVTestは既に使用できる環境に追加するパターンを書きます。その前提部分は
を参考にして下さい。
- PT3 ソフトウェアのダウンロードのページから「ドライバ」「SDK」を落としてぞれぞれインストール。デバイスドライバに認識されます
- PT3のROMバージョンを上げます。「FPGA 回路更新ツール」を解凍実行(0x04へバージョンアップ)。実行時のログを文末に載せました
- 各種ランタイムをインストール
- BonDriver_PT3-ST(お試し人柱版4)とChListSet_PT3をダウンロード・解凍し、順番にTVtestフォルダに上書きコピーします
- TVTestを起動、「BonDriver_PT3-T.dll」「BonDriver_PT3-S.dll」を使用してそれぞれチャンネルスキャン
これで使用可能になります。
mAgicAnime
mAgicAnimeはアニメに特化したオープンソースの予約・録画管理ツールです。最大の特徴は国内のアニメ放送を細かく網羅しているオンライン番組表「しょぼいカレンダー」と連携している点。このしょぼカレの情報を使う事で、再放送分を自動的に避けながらシリーズ録画したり、時間変更の際も気にせずに予約録画が可能。
今回は追加したPT3をアニメ録画専用としてmAgicAnimeで管理。一般番組や特番の録画に関してはこれまで通り、TVRock+PT2で並行して録画したいと思います。
使用ツール
- mAgicAnime
- RecTest Scheduler for mAgicAnime.NET version 2.06
- TVTest(RecTask)
- BonTsDemux 10k6
mAgicAnimeは録画のスタートをかけるだけなので、録画ツールは別途必要。そして直接TVTest(RecTest)を呼び出せないので、RecTest Schedulerプラグインを使います。BonTsDemuxはいつも使ってる.tsエンコードツール。
設定手順
冒頭と同様に、TVTest(RecTask)は単体での視聴ができるまでセットアップしておきます(手順も前述のリンク参照)。あとはRecTest Scheduler for mAgicAnime.NETのページに細かく書かれていますが、少し補足。
mAgicAnimeとRecTest Schedulerを同じフォルダに入れ、mAgicAnimeを起動するといきなりRecTest Schedulerウィザードが走ります。確認事項はこの時点で済んでるハズもありませんので、気にせずチェックを付けて進みます。録画ツール、保存先を選んで次へ。
すると今度は.ch2ファイル(チューニング済みチャンネルファイル)が見つからない!とエラーが出てきました。気にせずここはOKを押し、③キャプチャデバイスの設定や④オプション、⑤最終確認を行えば完了。
エラーになった.ch2ファイルの設定は[Driver]タブで出来ます。設定された1行を選んで右クリックメニューから「編集」を選びます。
ここでもチャンネル定義ファイルはうまく指定できない事アリ。何度かやっていたらなんとか認識してくれました。TVTestを使う場合、ここの[実行引数]に”/nodshow”と”/min”を追加しておくといいでしょう。
次にmAgicAnimeの設定。自分がいじってる部分だけを載せます。[ファイルメニュー]から[オプション設定]。
録画ソフトを[RecTest Scheduler]へ。自動予約を「直前に予約」へ。
エンコーダはBonTsDemuxを使用する為「コマンドライン」を使います。が、この時点で「設定」を押しても何も動きません。それでいいらしいです。出力先は指定しておきます。「再エンコ完了時に元のファイルは削除」にチェック。
番組ごとにサブフォルダ分け。再エンコードは毎日3:30に一括開始しています(録画中のエンコードを避ける為)
予約操作
- [ファイル]メニュー→[新しい番組]
- 右上の「番組一覧」を押して、リストから選ぶor絞り込んで「OK」
- 視聴テレビ局を選ぶ(この局名とTVTestの局名が合ってない場合、「録画ソフトへ渡すテレビ局名」を押して紐付ける必要あり)
この方法が一番楽。
録画後エンコードを指示する場合、[再エンコード]タブで[再エンコード]にチェック。[利用するエンコーダ]が[コマンドライン]な事を確認し、プロファイル欄で「新規作成」を押します。
2014/03/01 更新
サービスIDが複数ある放送にてエンコードが正しく行えない為、バッチファイルを挟むようにしました。
その為番組ごとの設定ファイルはシンプルになっています。
(※パラメータ「”{0}” “{9}” {5} {2}{3}」)
これであとはしょぼカレを見ながらバンバン予約を投入していけば、自動的にアニメライブラリが構築されるはず!!正直まだちゃんと動いてないんですけどね・・・
PT3更新ログ
最後に、PT3を0x04ファームに変更した際のログを載せておきます。
Update.exe for PT3 バージョン 0.95 2012/07/04
[デバイス選択メニュー] Bus:バス番号 / Dev:デバイス番号 / Fun:ファンクション番号 / PTn:品番 --+---+---+---+--- # Bus Dev Fun PTn --+---+---+---+--- 0: (終了) 1: 2 0 0 3 >;1 ┌────────────────────┐ │FPGA 回路を更新する前に検査を行います。 │ └────────────────────┘ 0: (戻る) 1: 検査を開始する >;1 ・FPGA 回路データの CRC-32: 71cfc217 ・フラッシュID: 0x20 0x20 0x13 0x10 ・FPGA 回路データをチェックします。 対象アドレス: 0x00000 - 0x00fff ┌──────────────────────┐ │FPGA 回路の更新を行います。 │ │更新を開始すると中断することができません。 │ │処理中はウィンドウを閉じたり、PC の再起動や │ │シャットダウンなどをしないでください。 │ └──────────────────────┘ 0: (止める) 1: 更新を開始する >;1 ・書き込み保護を解除しました。 ・古い FPGA 回路データを消去します。 対象アドレス: 0x00000 - 0x0ffff 対象アドレス: 0x10000 - 0x1ffff 対象アドレス: 0x20000 - 0x2ffff 対象アドレス: 0x30000 - 0x3ffff 対象アドレス: 0x40000 - 0x4ffff 対象アドレス: 0x50000 - 0x5ffff 対象アドレス: 0x60000 - 0x6ffff 対象アドレス: 0x70000 - 0x7ffff ・新しい FPGA 回路データを書き込みます。 対象アドレス: 0x00000 - 0x00fff 対象アドレス: 0x01000 - 0x01fff 対象アドレス: 0x02000 - 0x02fff 対象アドレス: 0x03000 - 0x03fff 対象アドレス: 0x04000 - 0x04fff 対象アドレス: 0x05000 - 0x05fff 対象アドレス: 0x06000 - 0x06fff 対象アドレス: 0x07000 - 0x07fff 対象アドレス: 0x08000 - 0x08fff 対象アドレス: 0x09000 - 0x09fff 対象アドレス: 0x0a000 - 0x0afff 対象アドレス: 0x0b000 - 0x0bfff 対象アドレス: 0x0c000 - 0x0cfff 対象アドレス: 0x0d000 - 0x0dfff 対象アドレス: 0x0e000 - 0x0efff 対象アドレス: 0x0f000 - 0x0ffff 対象アドレス: 0x10000 - 0x10fff 対象アドレス: 0x11000 - 0x11fff 対象アドレス: 0x12000 - 0x12fff 対象アドレス: 0x13000 - 0x13fff 対象アドレス: 0x14000 - 0x14fff 対象アドレス: 0x15000 - 0x15fff 対象アドレス: 0x16000 - 0x16fff 対象アドレス: 0x17000 - 0x17fff 対象アドレス: 0x18000 - 0x18fff 対象アドレス: 0x19000 - 0x19fff 対象アドレス: 0x1a000 - 0x1afff 対象アドレス: 0x1b000 - 0x1bfff 対象アドレス: 0x1c000 - 0x1cfff 対象アドレス: 0x1d000 - 0x1dfff 対象アドレス: 0x1e000 - 0x1efff 対象アドレス: 0x1f000 - 0x1ffff 対象アドレス: 0x20000 - 0x20fff 対象アドレス: 0x21000 - 0x21fff 対象アドレス: 0x22000 - 0x22fff 対象アドレス: 0x23000 - 0x23fff 対象アドレス: 0x24000 - 0x24fff 対象アドレス: 0x25000 - 0x25fff 対象アドレス: 0x26000 - 0x26fff 対象アドレス: 0x27000 - 0x27fff 対象アドレス: 0x28000 - 0x28fff 対象アドレス: 0x29000 - 0x29fff 対象アドレス: 0x2a000 - 0x2afff 対象アドレス: 0x2b000 - 0x2bfff 対象アドレス: 0x2c000 - 0x2cfff 対象アドレス: 0x2d000 - 0x2dfff 対象アドレス: 0x2e000 - 0x2efff 対象アドレス: 0x2f000 - 0x2ffff 対象アドレス: 0x30000 - 0x30fff 対象アドレス: 0x31000 - 0x31fff 対象アドレス: 0x32000 - 0x32fff 対象アドレス: 0x33000 - 0x33fff 対象アドレス: 0x34000 - 0x34fff 対象アドレス: 0x35000 - 0x35fff 対象アドレス: 0x36000 - 0x36fff 対象アドレス: 0x37000 - 0x37fff 対象アドレス: 0x38000 - 0x38fff 対象アドレス: 0x39000 - 0x39e20 ・書き込み保護を有効にしました。 ・FPGA 回路データをチェックします。 対象アドレス: 0x00000 - 0x00fff 対象アドレス: 0x01000 - 0x01fff 対象アドレス: 0x02000 - 0x02fff 対象アドレス: 0x03000 - 0x03fff 対象アドレス: 0x04000 - 0x04fff 対象アドレス: 0x05000 - 0x05fff 対象アドレス: 0x06000 - 0x06fff 対象アドレス: 0x07000 - 0x07fff 対象アドレス: 0x08000 - 0x08fff 対象アドレス: 0x09000 - 0x09fff 対象アドレス: 0x0a000 - 0x0afff 対象アドレス: 0x0b000 - 0x0bfff 対象アドレス: 0x0c000 - 0x0cfff 対象アドレス: 0x0d000 - 0x0dfff 対象アドレス: 0x0e000 - 0x0efff 対象アドレス: 0x0f000 - 0x0ffff 対象アドレス: 0x10000 - 0x10fff 対象アドレス: 0x11000 - 0x11fff 対象アドレス: 0x12000 - 0x12fff 対象アドレス: 0x13000 - 0x13fff 対象アドレス: 0x14000 - 0x14fff 対象アドレス: 0x15000 - 0x15fff 対象アドレス: 0x16000 - 0x16fff 対象アドレス: 0x17000 - 0x17fff 対象アドレス: 0x18000 - 0x18fff 対象アドレス: 0x19000 - 0x19fff 対象アドレス: 0x1a000 - 0x1afff 対象アドレス: 0x1b000 - 0x1bfff 対象アドレス: 0x1c000 - 0x1cfff 対象アドレス: 0x1d000 - 0x1dfff 対象アドレス: 0x1e000 - 0x1efff 対象アドレス: 0x1f000 - 0x1ffff 対象アドレス: 0x20000 - 0x20fff 対象アドレス: 0x21000 - 0x21fff 対象アドレス: 0x22000 - 0x22fff 対象アドレス: 0x23000 - 0x23fff 対象アドレス: 0x24000 - 0x24fff 対象アドレス: 0x25000 - 0x25fff 対象アドレス: 0x26000 - 0x26fff 対象アドレス: 0x27000 - 0x27fff 対象アドレス: 0x28000 - 0x28fff 対象アドレス: 0x29000 - 0x29fff 対象アドレス: 0x2a000 - 0x2afff 対象アドレス: 0x2b000 - 0x2bfff 対象アドレス: 0x2c000 - 0x2cfff 対象アドレス: 0x2d000 - 0x2dfff 対象アドレス: 0x2e000 - 0x2efff 対象アドレス: 0x2f000 - 0x2ffff 対象アドレス: 0x30000 - 0x30fff 対象アドレス: 0x31000 - 0x31fff 対象アドレス: 0x32000 - 0x32fff 対象アドレス: 0x33000 - 0x33fff 対象アドレス: 0x34000 - 0x34fff 対象アドレス: 0x35000 - 0x35fff 対象アドレス: 0x36000 - 0x36fff 対象アドレス: 0x37000 - 0x37fff 対象アドレス: 0x38000 - 0x38fff 対象アドレス: 0x39000 - 0x39e20 ┌───────────────────────┐ │更新が完了しました。新しい FPGA 回路を有効に │ │するために、次のことを行ってください。 │ │① PC をシャットダウンします。 │ │② コンセントから PC の電源プラグを抜きます。 │ │③ その状態で 10 秒以上待ちます。 │ └───────────────────────┘ [デバイス選択メニュー] Bus:バス番号 / Dev:デバイス番号 / Fun:ファンクション番号 / PTn:品番 --+---+---+---+--- # Bus Dev Fun PTn --+---+---+---+--- 0: (終了) 1: 2 0 0 3 >;