PT2導入から視聴までまとめ

PT2導入から視聴までまとめ

はじめに

購入から大分時間の経ってしまったPT2ですが、M/Bの入れ替えやらOSの新調やら色々あり、思った以上に時間がかかりました。それも今日の時点で一段落つきましたので、今後の自分へと記録を残しておきます。

  • システム : Asus M4A785D-M PRO(参考:徒労日記)+AMD Athlon 4850e
  • チューナー : アースソフト PT2 Rev.A
  • カードリーダー : NTT- Com SRC3310(参考:徒労日記)
  • OS : Windows 7 Professional 64bit
  • アンテナ分配器 : サン電子 DSP-77FW-P

アンテナに関して、通常の4分配器を買ってしまうとゲインの減衰が大きく、ドロップの原因となりやすいとか。地デジ/BS部には減衰の無い分波器を使った上記の様な製品がオススメだそうです(Wiki情報)。BS/CSのケーブルをS1/S2に挿します。

PT2を64BitOSに導入

64bit OSなので、本来は署名のあるドライバを求められます。そこを署名の無いドライバで認識させる為、手順を踏む必要があります。(当方 Windows 7 Professional 64bitにて検証)

2011/01/15 追記

多くの方が”PT2 まとめ”でこのサイトを訪れてくださる様なので再確認、修正いたしました。対策ドライバのおかげでかなり簡単になっています。

  1. アースソフト公式HPよりPT2のドライバ、SDKをダウンロードし順番にインストール。
  2. DTV関係ツールサイトから「up0255.rar PT1/2 Windows64bit署名問題対策ドライバ(ドライバ署名の強制を無効とテストモードをなしで動作可能) @猫◆tCHWINGPEI」をダウンロードし展開。
  3. コンピューターのプロパティからデバイスマネージャを開き、コンピュータ名の上で右クリック、「レガシハードウェアの追加」を選択
  4. ファイルの選択でup0255.rarを展開した中にあるPT2_x64\windrvr6_EARTHSOFT_PT2_driver.infを指定。リストに”WinDriver (EARTH OSFT PT2)”が見えるのでインストールを進める(警告が出るけど全部了承)
  5. 入れ終わったらデバイスマネージャに残る不明な「マルチメディアコントローラ」を右クリックし、ドライバの更新を選ぶ
  6. ドライバの場所を手動で選び、展開したup0255.rarのPT2_x64フォルダを指定。同じくエラーが出てもそのままインストールを進める。
  7. こうなれば完成
  8. SCR3310-NTTは刺すだけでOS標準ドライバで認識します。
    → 認識するが、エラーを定期的に吐く為、アップデートを行う
    ICカードリーダライタ ユーザサポート(ドライバソフトのダウンロード) SCR3310-NTTComの主な仕様/ダウンロード|NTT Com 法人のお客さま

TVRockで視聴環境を作る

基本的には通常のシングルチューナーの場合と変更なし。大まかな流れとして、

  1. DTV関係ツールよりBonDriver_PT-ST、TVRock、RecTest、TVTest、TVRockOnTVTestをそれぞれダウンロード。
  2. TVTestのフォルダにRecTestとBonDriver_PT-STを解凍して入れる。
  3. TVTestのPluginフォルダにTVRockOnTVTestを解凍して入れる。
  4. TVRockはどこか別な所に解凍。

設置が終わったらTVRockフォルダのDTune.batを実行。
主にTvRockでPT2を利用する設定方法 – patuvol Blog さんを参考にさせていただきました。チューナー1,2を地デジ、3,4をBS/CSとした場合の設定です。

[視聴・録画アプリケーションがあるフォルダ](すべてのチューナー共通)
C:\hogehoge\TVTest

[実行アプリ名(視聴用)](すべてのチューナー共通)
TVTest.exe

[実行アプリ名(視聴用)オプション]
/d BonDriver_PT-T.dll /DID A ←チューナー1の設定
/d BonDriver_PT-T.dll /DID B ←チューナー2の設定
/d BonDriver_PT-S.dll /DID C ←チューナー3の設定
/d BonDriver_PT-S.dll /DID D ←チューナー4の設定

[実行アプリ名(録画用)](すべてのチューナー共通)
RecTest.exe

[実行アプリ名(録画用)オプション]
/tvrock /d BonDriver_PT-T.dll /min /DID A ←チューナー1の設定
/tvrock /d BonDriver_PT-T.dll /min /DID B ←チューナー2の設定
/tvrock /d BonDriver_PT-S.dll /min /DID C ←チューナー3の設定
/tvrock /d BonDriver_PT-S.dll /min /DID D ←チューナー4の設定

DTune完了後は好みでTVRock設定にて

  • 視聴・録画ディフォルト→通常から録画のみへ
  • ファイル名置換フォーマットを「@TT@NB@SB_@MM月@DD日」へ
  • 「システム設定」- 「コンピュータ設定」 – 「アプリケーション起動時にプレビューOFF」のチェックを外す(これで手動操作時はTVTestが起動し視聴できる)
  • 同ページの「録画時にモニタ電源をON」にチェック(後述)
  • 「インテリジェント」にてTVRock番組表の設定、Twitter設定、プロセスタブのコマンドetc.
  • タスクトレーのTVRockを左クリックすると出てくる「予約情報の登録・変更」画面から、「番組情報取得スケジュール」「毎日」にチェックつけてチューナー1,チューナー3で予約。時間はそれぞれ30分、1時間30分ほど。

これで夢の4チャンネル同時録画が可能となりました!
SUGEEEEE!!! ってそんなに取る番組ありませんね。利得はほぼ標準値の様ですが、Eがものすごく出るのが現在の謎。再生に問題は出ませんが、落ち着いたら突き詰めたいと思います。

リモートデスクトップとの共存

これはクイックサン時代からの問題として、録画中&予約のされたLivingServerにリモートデスクトップ接続をすると、その後の録画に失敗します。具体的にはB-Casカードへのアクセスが失敗し、デコードされないワンセグのみの録画がされている様です。
これはWindowsの仕様によるもの。かといってリモートデスクトップを使えないのならProfessionalを買った意味がありません。これを回避する為、B-Cas(スマートカード)のサーバソフトとなるBonCasLinkを導入しました。元々BonCasLinkは複数チューナーでの録画を1枚のB-Casカードで行う為の物ですが、今回の対策にも使えるようです。

  1. DTV関係ツールよりBonCasLinkをダウンロード
  2. 任意のフォルダに解凍した後、./サービス版/サービスインストール.batを実行
  3. 管理ツールのサービスより”BonCasService”を探し、プロパティのスタートアップを「自動」or「自動(遅延開始)」に変更。
  4. BonCasProxy.exeのショートカットをスタートアップグループに登録
  5. 再起動

実はまだ検証中

これで一通りの環境は完成しました。
ただここまで時間がかかったのは、原因不明の予約失敗が続いていた為です。その失敗とはワンセグ品質でしか再生できない動画が撮れるというもの。B-Casの認識に失敗しているのか、HDMI接続したテレビがOFFになっている為、モニタ未接続と誤認してしまっているのか。
そのあたりをもう少し検証する予定です。前者だったら今回のBonCasLink導入で直ってくれないかなぁ。

追記

BonCasLinkを導入したところ、スクランブル解除ミスは皆無になりました。サスペンド等と組み合わせる際にもBonCasLinkは安定化に効果があるようです

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