使い始めて2ヶ月を経過した、Rancilio Silvia V6。
なんとなくで掃除をしていたけれど、これからの末永く使っていきたい。
ということで一度ちゃんと調べてみました。
マニュアルを確認
Lucky Coffee Machine
国内でランチリオを取り扱う、ラッキーコーヒーマシンのサイト。
その中に貴重な日本語化されたマニュアルがあります。
各種資料ダウンロード | 業務用コーヒー用品・機器のラッキーコーヒーマシン
ランチリオのエスプレッソグラインダー”Rocky”とのセットマニュアル。
内容は
「グループヘッドの周りを日々ブラシでこすってください。」
と書かれているのみ。
利用者に毎日やって欲しい範囲が書いてあります。
知りたかった内部の清掃などは、サービス契約で保守員が行う想定かもしれません。残念。
話は違うけれど、同社の総合カタログ 2020年度版見ているだけでも面白い。
ホテルやお店で見るような業務用マシンがたくさん。こんなマシンあるのか!という発見もアリ。
Rancilio
製造元公式のマニュアルはサイトを順繰りに追っていく事でダウンロードできます。
Home – Rancilio Group Documents >> Home Line
下にあるファイルリストのうち、日本で使う120V版のマニュアルは”User and Installation manual for Silvia 120V”と書かれているもの。
ドキュメントの日付は2019年10月。
さすがに詳しく書いてありました。クリーニングの部分を読み進めてみます。
P.11 Daily cleaning
全体的な注意として2点書かれています。
- 研磨スポンジや洗剤または溶剤は使用しないでください。 クリーナーが必要な場合は、パッケージの指示に従ってください。
- 機械を水に浸さないでください!
把握。
次に手順をGoogle翻訳したものを貼っておきます。
- 抽出部を流します(意訳)
- グループヘッド部のシール(ゴムパッキン)を洗います。
この時、シャワー部をブラシでこすらないで下さい。 - ブラインドフィルターディスクを挿入し、エスプレッソコーヒーマシン用の洗浄洗剤を追加します。
- ポルタフィルターをグループヘッドにとりつけます。
カップホルダー=受け皿は外しておきます。 - 抽出スイッチを5秒入れた後、オフにして10秒待ちます。
これをドリップトレイに出てくる水が透明になるまで行います。 - ポルタフィルターを取り外し、ブラインドフィルターディスクを取り外します。
そして、きれいな水で流します。 - 再度、ブラインドフィルターディスクをセットしたポルタフィルターを取り付けます。
- 同様に数回すすぎます。
- ドリップトレイを空にします。
- フィルターバスケットを外し、全てのパーツを綺麗にします。
お湯ですすぎ、コーヒーオイルの残留物を溶かします。 - フィルターバスケットをポルタフィルターにセットし、グループヘッドに装着した後、受け皿を戻します。
- 絞ったクロスで筐体を綺麗にします。
ステンレス鋼パーツはその仕上げの方向(目)にそって拭き上げます。
P.12 Daily cleaning of steam wand
次にスチームワンドの清掃について注意点から。
- 研磨スポンジや洗剤または溶剤は使用しないでください。 クリーナーが必要な場合は、パッケージの指示に従ってください。
- アルミ容器は使用しないでください
- スチームワンドを牛乳洗浄液に浸します
スチームワンドで加熱し、反応させます。 時間は洗剤によって異なります。少なくとも10分をお勧めします。 - 洗浄液を捨てて、真水で容器を満たします
- 再度スチームワンドを水に浸し、加熱します
- スチームワンドを綺麗に拭き上げます
清掃用ケミカルを調べる
手順は純正に従うとして、清掃用にこれらの薬剤が必要と書かれています。
- エスプレッソコーヒーマシン用の洗浄洗剤
- 牛乳洗浄液=タンパク除去剤
これの他にもボイラー内につく石灰を取る「石灰除去剤」というのもあります。
電気ポットの中が白くなるやつですね。
ただしSilviaはこれを行う必要があるか、まだ判断がつきません。
製造元のマニュアルにはDescaleという単語自体書いていないし。
ただ多くの人はやってますね。
Seattle Coffee Gearの名物おばさんの説明動画はこちら。
専用洗浄剤
割と製品が各社から出ているようです。Amazonでも買えるので入手性も良好。
- Urnex® – カフィーザ
とてもメジャー。 - FMI – バブルクリーン
ラ・チンバリを国内販売するメーカーの公式ケア商品。 - BONMAC –コーヒーライン洗浄剤 ESP-1500
ラッキーコーヒーマシンの自社ブランド - 大一電化社 – YURAC(ミラク) エスプレッソマシンクリーナー 500g
国内の業販に力を入れるダイイチさんのオリジナルクリーナ。
取り扱いサイトが多いのは世界的にも有名なカフィーザ。
金額も差が無いため、使用例も多いカフィーザを使うのも一つの手。
価格はAmazon以外で買ったほうが安いかもしれません。
タンパク除去剤
- リンザ® ミルクスチーマー クリーナー │ Urnex®
カフィーザと同じブランドの除去剤。 - MIRAC(ミラク) ミルクラインクリーナー 500g | ダイイチF&L
- BONMAC – ミルクライン洗浄剤 ESL-2000
過去、他の人のブログ記事では「Sillviaは洗浄剤は使えない」と書いてありました。
今は正式な手順として使うようですね。
使い方は ESPRESSO STOREさんが詳しく紹介されています。
リンザが結構量が多くて高いので、個人用途ならMIRACを使ってみるのもアリかも。
石灰除去剤
ボイラー内や流路の石灰=スケールを除去する薬剤。
ドリップ式のコーヒーメーカーでも使用するため、種類も豊富です。
お酢でも入れとけ!と思わなくない。
でも専用品は乳酸を使うため後味が酸っぱくならないそうです。
定期メンテで長く使おう
他にもシャワースクリーンの清掃など、やることは一杯あります。
でも長く、美味しいラテのためにそこは愛情を込めないとなりませんね。
洗浄剤は業販ものが多く、大量で値段も高め。
その中では最近Youtubeに一杯投稿しているダイイチF&Lさんので初めてみようかと考え中。
自社で洗浄剤を開発し、その熱をBlogに綴られています。