前回、2.5GbE USB-NICを2個購入して高速P2Pネットワークを構築しました。
その際、PCIe x1接続の2.5GbEカードもAliexpressでポチってたんです。
それがようやく届いたのでテストしてみます。お値段1,800円と格安。
DIEWU 2.5GbE LAN Adapter
例によって、似たような商品は多数のショップから出店されています。
もちろんAmazonにも。
大きな袋の中にはダンボールで一巻きされた箱が入っていました。
まあ潰れてますけど。
箱には10/100/1000Mbpsと書かれています。2.5Gbpsは??
中身は本体とロープロファイルブラケット、そして意味のなさそうな投げ込み紙のみ。
カードは非常に小さく、基板切りっぱなしの荒々しい仕上がり。
チップはUSB-NICの回にも書いたRealtekのRTL8125。ドライバの入れ替えも不要です。
ベンチマーク
トップスピードは変わるか?
今回は高速化したメインPCのNVMe SSDを共有して、ファイルサーバ側からのアクセス速度を計測しました。
これでベンチマーク結果からソースディスクのスピードを除外できるでしょう。
といいつつ、前回のSATA SSDでもディスク単体ベンチでは2.5Gbpsを超えていました。
おそらく5GbE NICでも使わない限り、トップスピードに差は出ないかな・・・。
結果は想像通り、最大値は約310MB/s=2.48Gbpsとなりました。
ほぼインターフェイスの論理上限速度がこのカードでも出ると言えます。
転送側のタスクモニターでは、送信が2.5Gbpsを示していました。
接続インターフェイスの差は?
次にこのカードと前回のUSB-NIC(Planex USB-LAN2500R)を比較します。
「同世代のNICチップでも、接続インターフェイスによる差は出るのか?」です。
自分の測定前の予想では同等。もしくは拡張カードである当製品の方が速いと予想しました。
USBはPCIeバスの上に接続された、USBコントローラ分のオーバーヘッドがあると踏んだためです。
そしてこれが今回の環境でのUSB-NIC測定結果。
予想外の結果。
何度やってもUSB-NICのシーケンシャルWRITEが明らかに速い、という結果となりました。
逆にランダムライトが6割ほどしか出ないのも同じ傾向。
原因はよく分かりません。
Q77チップセットのブロックダイアグラム見ても帯域幅は一緒だし。
ケース内設置によるサーマルスロットリング?とも思いましたが、測定結果は安定しています。
とりあえずこの製品、「基本的にはちゃんと動く。でも性能差はある」と認識するのが良さそうです。