4年くらい話題からずれている気がするけど、廃棄されかけてたメルコ製のLAN HDD,HD-HGLANを入手。KUROBAKO/HGの元になったGigabit LAN筐体なのでまだまだ遊べそうと思って貰ってきました。
とりあえず壊れたHDDを取り外し、最新ファームを当ててみる。バージョンはVer1.69β。その後CristalDiskMarkで速度を測ってみる。
NASとして速くは無いけど、常用範囲かなと。前のグラタン(GLANTANK購入その2 – 徒労日記)よりも大分ストレスが無い感じ。
とりあえず動くのは確認したのでバラしてLinux(Debian)を入れてみる。
基板はIDEコントローラがSiliconImageな初期型の様です。とりあえずやった手順を記載。
- WindowsPCにて使用予定HDDの全パーティションを削除
- HDDを搭載し、192.168.11.xxを振ったPCとクロスケーブルで接続。
- HD-HGLANシリーズ ファームウェアから最新版のファームウェアをダウンロード
- 本体ファームが既に最新の場合、ファームアップが動かないので展開したファームフォルダの中にあるlinkstation_version.txtを書き換える。VERSION=行を適当に1.00とかにすればOK(落としてきたファームVerより低ければOK)
- 玄箱/Debian/インストール – Revulo’s Laboratoryさんから玄箱/HG 用 debian-etch-2.6.25.1-kuroHG-20090317.tgzをダウンロード
- ダウンロードしたファイルをtmpimage.tgzへリネーム→zipで圧縮→image.datへリネーム
- できたimage.datを3.で展開したファームフォルダへ
- HD-HGLAN FWUpdate.exeを起動しファームアップ。ファームウエアの更新に失敗しました。」と出るが正常
- DISK FULL LEDが数分間赤点滅するので消えるまで待つ
- もう一度HD-HGLAN FWUpdate.exeを実行する(まだIPは変わってないハズ)。そこでもう一度ファームアップ。
- 今度は全LEDが点滅し、長いファームアップ画面が途中で解除される。また失敗しましたと出る。
- HD-HGLAN FWUpdate.exeを再度起動して見つからなければDebian化成功
作業には
HD-HGLANをDebian化 – BLOG.NEYALARO.COM
LinkStationHGをわざわざDebian化する技
玄箱/Debian/インストール – Revulo’s Laboratory
を参考にさせていただきました。感謝。
最初は「1度は失敗するがファームは書き換わっておりIPも変更される」と思い込んでいてハマった。正解は「1度は失敗しIPもそのまんまだが、もう一度ファームを書き込む」でした。
1回目で中を見るとディスクも切られており、正規のURLにも応答しなくなるのだけどtelnetで入れず。
あとはsamba + swatを入れてとりあえずNFSアクセスを試してみる。
・・・ってSWATの設定忘れてる。あるぇー?(‘A`;)
2009/05/08 1:44 追記
一応設定終わって計ってみた。
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 8.179 MB/s
Sequential Write : 8.002 MB/s
Random Read 512KB : 8.639 MB/s
Random Write 512KB : 7.725 MB/s
Random Read 4KB : 3.290 MB/s
Random Write 4KB : 2.930 MB/s
Test Size : 100 MB
Date : 2009/05/08 1:43:59
純正よりも明らかにライトに差があり。
純正のCIFSサービスが何かわからないけど、特別にいじってあったりするのかなぁ?
2009/05/08 9:41 追記
Samba + SwatによるCIFS設定メモ。こんなに面倒だったっけ??
- apt-get install samba swat
- reboot
- useradd sambauser
- passwd sambauser
- mkdir /mnt/share/xxxxxx
- swatを開く( http://HD-HGLANのIP:901/ )。「rootで」ログイン
- PASSWORDを開き、sambauserをLinuxと同じパスワードで作成
- GLOBALSをAdvancedで開き、”dos charset”を”CP932″へ、”workgroup”を任意へ、”map to guest”を”Bad User”へ変更しCommit change.
- SHARESをAdvancedで開き、”commnet”,”path”を入力。“valid users”の%Sを消す。”create mask”,”directory mask”を”0777″へ。“browseable”は”yes”であること(デフォルト)
- sudo vi /etc/samba/smb.confにて、設定した共有の一番最後にある”availability = NO”を消してwq
- sudo /etc/init.d/samba restart