今年(来年か)は1月1日と4日が仕事。
あとは健康的な理由もあって、非常にゆっくりとした年末を家で過ごしております。今日何日だっけ?って感じ。あまり年末って感じもしませんね。TVも見ないし。
さて、そんな年末年始の楽しみを作るべく、SSDを買いました。
SSDとは簡単にいうとメモリだけでできたHDD。詳しくはググってください。考え方自体はSiliconDiskとしてPC-98の頃(自分中学生)からありますが、近年のDRAM価格の下落やEeePCなどUMPCの普及によって一気に一般化しました。
買ったのはOCメモリで有名なOCZ Technology | Welcome!の30GB – OCZSSD2-2C30G。平岡のパソコン工房にて7980円/台。さすがに60GBは買えません┐(´д`)┌
箱も梱包も立派ですが、SSD自体は2.5inch HDDの形をしつつも中身すっからかんなので軽い。OCZやCFD(メルコ)製の一部ではUSBコネクタがついており、外付けのHDDとしても使用できるそうな。
早速取り付け。
即システムインストール!!といいたい所ですが、この新しいデバイスでいろいろ試してみたい事があります。ベンチマークや従来の手法が使えるかなどチェックしながら、お休みを使っていろいろ見ていきたいと思います。
GigabyteのP35-DS4はSATAポートが6個もあって、「こんなん使うか!」思ってましたが、見事に埋まりましたね。新しいHDDの場合、いつもMaxtorのPowerMaxでセクタチェックしていましたが動かない。ディスクをスキャンする所で止まります。仕方ないのでそのままベンチに突入。
まずは3本あるので、それぞれ個体A,B,CとしてCrystalDiskMarkでベンチマークします。
■ICH9RAHCIシングル接続。OC OFF。100MBでテスト。
Seq. Read | Seq. Write | Random Read 512KB | Random Write 512KB | Random Read 4KB | Random Write 4KB | |
個体A | 137.835 MB/s | 90.564 MB/s | 125.682 MB/s | 48.250 MB/s | 14.228 MB/s | 2.021 MB/s |
個体B | 137.316 MB/s | 87.136 MB/s | 124.872 MB/s | 46.073 MB/s | 14.280 MB/s | 1.951 MB/s |
個体C | 137.136 MB/s | 87.134 MB/s | 125.369 MB/s | 47.233 MB/s | 13.997 MB/s | 1.941 MB/s |
参考として今のWesternDigitalの500GBx2のRAID0と、USB接続も試してみました。
Seq. Read | Seq. Write | Random Read 512KB | Random Write 512KB | Random Read 4KB | Random Write 4KB | |
WD 500GB RAID0 | 145.501 MB/s | 156.322 MB/s | 45.122 MB/s | 110.558 MB/s | 0.634 MB/s | 2.917 MB/s |
OCZ SSD USB | 32.008 MB/s | 30.231 MB/s | 31.882 MB/s | 25.251 MB/s | 6.619 MB/s | 1.837 MB/s |
ベンチマークはそれぞれ3回づつ採っていますが、HDDにくらべてSDDは結果のばらつきが小さいのが特徴。その中で個体AのみがSequential Readで90MB/sの速度が出ています。個体B、Cでは何回やっても90はで出なかったので、明らかな個体差といえるでしょう。
HDD RAID0を比べると速度の出方がまったく違うのも面白いですね。SSDはシングルドライブでHDD RAIDを超える(or同等の)リード速度が出ています。対してHDDのWriteは高速ですが、4KBという小さいサイズのリードでは圧倒的な差が出ています。小さいサイズのリード/ライトはOSのファイルに関係するため、これが使用感にどう出るか今から楽しみ。
USB接続は外付けの2.5inch HDDもってないのでよくわかりません。こんなものでしょうか? ちなみに電源を供給してもしなくても速度に変化はありませんでした。
次回は【SSD 2本ベンチ】でいろいろ試してみたいと思います。
ではみなさん、2008年もあとわずか。よいお年を!!