前回、トラブルによりマザーボードを交換しました。
せっかくM/B外すなら、ケースに高さ制限があったころのCPUクーラー「Thermaltake NiC L31」をフルサイズ&ライティングな物に入れ替えたい。東京出張で急に思い立ってArkで見つけたのがJONSBO CR-201-RGBという聞きなれないブランドのCPUクーラー。
細部をチェック
1. With four copper heat pipe barrier-free connection, it allows rapid heat conduction to the fins for heat dissipation.
2. With double-blackening processed heat pipe and radiator, and precondition of not losing efficiency of heat dissipation, it can prevent the oxidized discoloration of heat pipe and cooling fins for a long time, thus extending the service life of the product.
3. Innovative LED light source are used at the top of cooling fins, the light is guided through the tempered glass, so there will also be light effect on the top of radiator when the air is blowing from sideways, besides it allows users to replace the theme of pattern.
4. Fluid bearing – the guarantee of long service life.
5. 4 PIN connector is used for PWM version.
6. Support Intel LGA775/1150/1151/1155/1156,AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/AM4/FM1/FM2/FM2+
JONSBOは最近株式会社サイズがカラーファンなどを含め取扱を始めたようです(2018/08/18:今見たらこのCPUクーラーは終了していた・・・)。
最大にして唯一の特徴、天板を覆う強化ガラスを使ったライティングプレート。
最近数社からファンではなくヒートシンク側にもRGB LEDを仕込んだCPUクーラーが出始めました。確かにサイドパネルにガラス窓がある昨今のケースではCPUクーラーはグラボとならんで目が行くパーツです。いいアピールステージなのかもしれません。
ちょっと異様なのがケーブルの数。
ライティングプレートからアナログ4pinLEDコネクタ、ファンからも4pinLEDコネクタ+PWM3pinファンケーブル。そしてそれらを数珠つなぎにしてSATA電源から給電する分岐ケーブル。もうゴチャゴチャです。この配線がわかりにくいため、その部分だけ日本語マニュアルが追加されています。
悲しいことにアナログ4pinLEDに対応していないH370-IではWindowsでのコントロール不可。そんなM/Bでもこの分岐ケーブルについたDIPスイッチを切り替え、7色のどれかを選んで点灯することができます。
CPU接地面はフラットでThermaltake NiC L31と比べるとだいぶ伝導効率は良さそう。
FANは針金フックではなく、硬質プラスチックのベースでガッチリ固定されています。ヒートシンク部の厚みは65mm。
買うときに背の高いVENGEANCE RGB DDR4と干渉するかも?と思わなかった訳ではありません。でも「どうにかしてファンの位置をずらせばいけるべ」と軽く考えてたんです。
あー。これは重症レベルで干渉するヤツですわ。
そもそもヒートシンクの厚みが増している(前のL31は40mm)ので、ファンを付けない状態でもメモリとのクリアランスはわずか。そしてファンを固定するプラスチックは調整も改造流用もできそうにありません。
結局、余っていた薄型9cmファンをくくりつけてとりあえず冷却しています。グレードアップを目指したのに結局ダウンしている気がする。
点灯
冷却のことは二の次にして、お目当てのライティングを試してみます。
LEDは分岐ケーブルではなく、手持ちのリモコン式LEDコントローラにしました。7色の他、中間色、色の強弱やカラーサイクルなどの点灯が可能。
一時的にメモリを取り外し、セットのファンで撮影しています。
マザボと後ろのaigo AURORA C3が派手に光ってますが、それはまた別の記事にします。
ファンは控えめで、リングと外周のドットがシックに光ります。目立ち度は少ないけれど、わざとらしくなくて好ましい。
反面天板のライティングがこれでもかと主張して光ります。ここがまさにこの商品の存在価値であるかのように。
ロゴが逆なのは出ているケーブルの方向に合わせたからだけど、今思えばケーブルよりロゴか。
ファンを外して現在はこんな感じ。本当にこのプレートのためだけに6,000円かけたといっても過言ではありません。
CPUが冷えるかどうかは正直二の次ですが、お目立ち度は格段にアップするアイテムです。
しかし自分の環境では新たな問題発生中。
天井と下を巨大になったヒートシンク、左を背の高いLEDメモリ、上をグラボという4面の熱源に囲まれる形となったチップセット+M.2 SSD。かまくら状態のためフロントファンの風が当たらず、SSDのサーマルスロットリングが発生しているような気配があります。連続でゲームをしている時だけひっかかりが発生するため、原因は熱じゃないかとここ数日怪しんで切り分け中。NiC L31はがさい(北海道弁で安っぽい、作りの悪い)製品だけど、逆に漏れた風が基板面を冷やしていたのかもしれませんね。
Mini-ITXのパーツ選びは物理面だけじゃなく、空気の流れまでイメージする必要あり。という楽しくも難しい自作の苦悩を味わっております。
・・・
最後に他にも迷った「RGB LED付きCPUクーラー」を合わせて載せておきます。