WOLとはWake On Lanの略。
電源がOFFになっているPCのLANアダプタに特定のパケットを送ることにより、遠隔でPCの電源をONにすることができる機能。これにはWOLに対応したLANアダプタ、PC(マザーボード)、ソフトウェアが必要ですが最近のオンボードLANはほぼまちがいなく対応。LANカードの
場合はWOL対応が明記されている必要があります。
さてうちのサーバは今までWWW、FTPサーバとなっていたため24時間稼働。でもWebスペースを外に借りたし、電気代もバカにならないので「使いたいときにON」して使おうかと。ただOFFにすると異動先や友達からのアクセスに答えられないので「使いたい時だけリモートでON」して使う事にします。
それを実現するのが今回のWOL。電話回線を使ってハード的にPCへの電源供給をするコントロールボックスもありますが、今回はソフトのみでやってみました。
まずGbEカードを使って開いていたオンボードLANとルータを接続。
これは単にI/O DATAのGbEカードがWOL対応してないから・・・・
次にWOLの信号(マジックパケット)を外から受け入れる様にルータを変更します。具体的にはWAN側のあるUDPポートに飛んできたマジックパケットをLAN側にブロードキャストする様に設定。WOLは本来ローカルネット内でのみ使う物で、セキュリティ上好ましくありませんが、それを言ったら何もできないので思い切りますよ。最後がキモであるソフトウェアですが、Hundredsoftさんのwol.cgiを使用しました。マジックパケットが投げられるソフトは沢山ありますが、cgiなので携帯からでも開いて→PC電源ONが完成。
もしリモートでアクセスしたい場合は携帯でこのCGIを開いて2分ほどまってからアクセスすればOKこれで省エネLinuxが入ったNASキットでも買えば省エネ24時間サーバできるかな。