VirtualBOXの共有

 以前にも紹介したWindowsどころかMacOSでもLinuxでもフリーで仮想PCが構築できるVirtualBOX。いろいろ話題にあがっていますが、その中で「外とのファイル共有ができない」というのはイチバンとほほな部分としてあげられています。

 

 そんななか開発元が提供するデータのやりとり方法を有効にしてみる。

「Vistaじゃ使えねえぇぇ」――見捨てられた周辺機器で幸せになる  ITmedia

 

 まず1つは一般的な共有フォルダを利用する方法だ。VirtualBoxのネットワークアダプタの設定でNATを指定した場合(デフォルト)、ホストOSのNAT側IPアドレスは「10.0.2.2」に設定される。そのため、ホストOSでフォルダに共有設定を行い、ゲストOS側で「\\10.0.2.2\[共有名]」のように指定する。Windowsの標準的な手法なので設定は簡単だろう。ただ、同一PC上でしか使わないのに共有フォルダとして開放することに不安を感じるかもしれない。

 

 これならとくに事前準備必要なし。ホストOS側でも特に共有しなくても\\10.0.2.2\C$ とかでCドライブ見えます。D$とかでお好きに。

 

 そういったちょっぴり神経質な人は、VirtualBox独自の共有フォルダ機能を利用する。この方法ではホストOS、ゲストOSの両方でコマンドを直接実行する必要がある。まず、ホストOSでコマンドプロンプトを開き、VirtualBoxのインストールフォルダに移動するため、次のように入力する。

 cd “\Program Files\InnoTek VirtualBox”

 次に、共有フォルダとして利用したいフォルダを「C:\tmp」、共有名を「vbshare」、仮想PCの名前を「WindowsXP SP2」とした場合は、

 VBoxManage sharedfolder add “WindowsXP SP2” -name “vbshare” -hostpath “C:\tmp”

と入力する。なお、仮想PCが実行中だと失敗するので、必ず仮想PCを終了させてから実行しなくてはならない。コマンドが正常終了したら仮想PCを起動し、ゲストOSからコマンドプロンプトを開いて次のように入力する。

 net use x: \\vboxsvr\vbshare

 ここで「x:」は共有フォルダを割り当てたいドライブ、「vbshare」は共有名を指定する。ホスト名のvboxsvrは固定だ。コマンドプロンプトでの操作に抵抗感がなければこちらを利用するほうがいいだろう。

 一回やればいい、とおもいつつも打つの面倒ですね・・・

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