進化した完全ワイヤレスイヤホンTaoTronics TT-BH052を試す

進化した完全ワイヤレスイヤホンTaoTronics TT-BH052を試す

以前ノイズキャンセリング・ヘッドホンをご提供いただいたTaoTronicsさんから今度はTT-BH052のオファーをいただきました。新型の完全ワイヤレスヘッドホンです。

TaoTronics TT-BH052

鏡面仕上げのケースにMicroUSBケーブル、イヤーピースのみのシンプルなパッケージ。

本体も鏡面仕上げ。写り込んだので少しボカしてあります・・・

MicroUSBで充電はわかるとして反対側にUSB TypeAポートが・・・?
どうやら内蔵のバッテリーが強化されており、モバイルバッテリーとして使用可能だそう。

容量は3500mAhで単純にイヤホンへの充電なら再生120時間分、iPhone6sなら1回ちょっと充電可能。万が一用のモバイルバッテリーを減らせるのはGood。

充電中は真ん中のインジケータとイヤホン本体が交互に点灯して知らせます。

装着感

使って一番良かったのはつけ心地。

ボディを縦に持ち、耳に入れた後それぞれ首の後方向に一捻り。簡単にベストフィッティングになります。
高低域がちょっと足りない、と思ったら上からひと押し。これで結構音が変わります。

そして歩いてもズレないという素晴らしさ。
写真右のQCYは10分も歩いたら手直し必須だけど、TT-BH052はかなり自分の耳に合っているようです。

フィッティングの良さは遮音性にも繋がっています。ノイキャンほどでなくとも、結構外部の音をカットしている感じ。

操作

操作も洗練されてます。
ケースから取り出すだけでペアリングが始まり、ONやOFFといった操作がありません。

しまう時は再生を止め、ケースに入れるだけ。
ケースと本体には磁石がついているので、溝に置くだけでカチッとはまって充電が開始します。

操作はクリック感の無いタッチ操作。
左右個別の操作が割あたっていて、右は早送り/UP、左は逆送り/DOWNという具合。
2秒長押しで「ピ」となった時に離すとSiriが待機状態になり、更に長押しすると「ポッポッ」という音のあとボリュームコントロールに。

Siriはほぼ使わないので逆の方が良かったけれど、音量調節出来なかったQCYより便利にはなっていることは確か。

全体を通して十分な音場の広がりがあり、タイトな低域、明瞭な高域によるハキハキした鳴り方が特徴。安い完全ワイヤレスでも「おっ。こんな音質で鳴るんだ」って軽く驚きました。
遮音性の高さがダイナミックレンジ(S/N比かな?)の高さに貢献もしているようです。

細かく聞いてくと、低域は締まっており余計な味付けは感じません。雄大に響くでも無いけれど、音像のバランスを崩さず聴いていて疲れない音です。
対して高域にはメーカーのチューニングを感じます。明瞭側に振った結果、曲よってはアタックが強く、少し刺さる印象もあり。具体的にはハイハットの「チキチキチチチ・・・」という音がシャリシャリします。
高域の不安定さというかガサつきはワイヤレスヘッドホン全ての問題な気もするので、難しい所なのでしょうね。。

POPsやクラシックピアノなど声やメインの楽器が主題の楽曲はこのイヤホンの得意とするところ。反面テクノ・ハウスやメタルなど、音の重ね/厚みが重視される楽曲はちょっとタイトルを選びそう。

※2020/02/20 追記
現時点でTT-BH052はディスコン、以下の2モデルに置き換わっています。

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