RTX5090に使える電源ユニットを探さないと!
前の記事の通り、突然発生したRTX5090購入検討。
全予算をRTX5090に持っていかれるため、手持ちのAmazonポイントを活用しないとならない。
- 1000Wオーバー
- Amazonに在庫がある
- 12V-2×6コネクタを採用している事(12VHPWRじゃなくて)
- ATX3.1 PCIE5.1以上
- 予算は3.5万以下
上を満たして在庫リストをにらめっこし、今のHX750iと同じCORSAIR製にしたのでした。
RM1200x SHIFT Series
RM1200x SHIFT 80 PLUS Gold 認証完全モジュール式 ATX 電源 – ホワイト (JP)
Amazonで¥35,586(今見たら買った瞬間値上がってた)
他ブランドの1000Wクラスの価格帯ながら、1200Wモデルが販売されていました。
ちょっと安すぎて疑ったくらい。
その代わり内部はSeasonic製造とかではなく台湾のCWT製(OEM).
基本スペックとしては
- ATX3.1 + PCIe 5.1
- 80PLUS GOLD認証、Cybenetics Efficiency Gold
- Cybenetics Noise A (30dB~35dB)
- 10年間の後出し保証
- オール日本製105℃コンデンサ
- 低負荷時停止FDB 140mmファン
- MTBF 100,000時間
ケーブル・コネクタが真横から出るサイドコネクタインターフェースが特徴。
普通コンセント面の反対側に各出力コネクタがあるけれど、この製品は真横にあります。普通なら製品ラベルが貼ってある面。
こうするとPCに搭載した後も、ケーブル増減の作業性が格別に良くなるというもの。
添付品は特に変わったものはなく本体と袋いっぱいのケーブルのみ。
HX750iにはケーブル収納用ポーチとかがついてきていたのに残念。
最新の12V-2×6コネクタ。
半抜けなどの場合供給がカットされ事故を防ぐとあります。
ただASRockの最高級機みたいに温度検知して止まる機能などはなし。
使ってみる
実際に装着。
嫌な予感通りPC-O11D XLでは上のホットスワップベイと干渉しました。
使ってないからまあ良いけれど、電源を立てて使うタイプのケースはこの電源注意です。
ComfyUI使用時に過去最大の800Wを記録。
ただし鳴きもなく安定して動きました。
それでもいつか12V-2×6が溶解しないか心配だなー
電力制限による性能比較
電源ネタとして、電力制限をかけた場合どの程度性能に差が出るのか確かめました。
マイニングではグラボはフルパワーでない方がワッパが最高となります。
電力制限はNVIDIA Appで行い、70%と100%で比較しました。
ComfyUI(画像生成AI)
ComfyUIを使ってPony Diffusionで画像を生成します。
①512 x 768pxの画像を同時に2枚生成。
②それをHiresFixで2枚の1024x1536pxへ拡大
生成速度 | 消費電力 | |
70% | ①7.24it/s ②2.18it/s 合計12.8秒 | 580W~625W 中央値600W |
100% | ① 7,45it/s ②Hires 2.37it/s 合計12.07秒 | 745W~826W 中央値760W |
消費電力はワットチェッカーを目で見た値になってるので正確性はいまひとつ。
消費電力は76~79%へ減少したのに対して速度減少率は91%~97%程度。
モンハンベンチ
100%でも800Wを超えず、本当にフルパワーが出ているか微妙な感じ。
スコア | 消費電力 | fps | |
70% | 26480 | 635W | 154.97 |
100% | 28953 | 700W | 170.22 |
消費電力90%へ減少に対してスコア、フレームレート共に減少率は91%
70%
100%
というわけで
マイニングの時と同様、電力制限をかけても速度は大きくは減少しない事が分かりました。
2つのテストしかしていませんが、傾向はつかめたと思います。
ちょっとでも速度を上げたい時は100%にするなど使い分けるのが良さそう。