国内メーカー&AAC対応&高コスパなJPRiDEのワイヤレスイヤホンJPA1

国内メーカー&AAC対応&高コスパなJPRiDEのワイヤレスイヤホンJPA1

JPRiDEのワイヤレスイヤホン”JPA1 MK-II:JPRiDE(ジェイピー・ライド)“をお試しする事ができました。以前購入したワイヤレスイヤホン(除雪はスポーツ。2,000円のAnker SoundBuds Sportで楽しくやろう。 | 徒労日記)と比較しつつレビューしてみます。

スペックとパッケージ

JPRiDEは今使っているBluetoothレシーバ、JPT-1を出しているメーカー。

AAC対応でその音質に驚いたのでこのJPA1はドライバを含めてどうか気になっていました。相変わらず公式HPが見つからないんで上のリンクは楽天なんだ。すまないすまない。

楽天のサイトを見ると吐き気を催す人も居ると思うので抜粋しておきます。

  • 軽量:12.7g
  • 防塵防水:IP64(塵は完璧、水は飛沫程度は保護)
  • 高音質コーデック:AAC、APT-X対応
  • 音楽再生でのバッテリー:6h
  • 使用チップ:CSR8645、Bluetooth 4.1

CSR8645はJPT-1に採用されたCSR8670の機能廉価版。APT-X LLに対応していないなどの差はありますが同世代のため音の傾向は似ていると考えられます。

小指のさきほどの小さなボディ。
SoundBudsに比べ、コンパクトで丸みを帯びているため耳に入れた時の異物感が少ない。

イヤーフックも柔らかく小さめで当たりが良いです。
その代わり引っ張りに対する「粘り」はSoundBudsよりも弱め。

これでもかという程のイヤーピースが付属します。実に22個。

イヤーフックも3サイズと柔らかいポーチと15cmほどの充電ケーブル(MicroUSB)も付属します。

 

イヤーピースは屋外用の「半密閉」と説明されたダブルフランジが3サイズ。同じく屋外用としたシングルフランジの非常に小さい円筒型が2サイズ。そして「密閉型」と説明されたお椀型がA形状・B形状でそれぞれ3サイズ。A形状は広がりが大きく穴小さめ、ゴムも柔らかい。B形状は広がりが狭く穴が広めでゴムは硬め。より耳にささるタイプになっています。

使い勝手比較

前に書いたとおり、コンパクトなボディは日本人の耳にフィットしやすいのではないでしょうか。
対してSoundBudsはゴツくてイマイチフィッティングが決まりませんでした。

「世代が違う」と言えばそれまでですが。

これをつけて家中掃除機をかけてみましたが、ずり落ちたりはしませんでした。フィッティングはさすがに少しずれますが・・・。

リモコンのボタンを長押しすると英語で「Power On/Off」と喋ります。
ピ!とかプ!じゃないのは分かりやすい。
でもダブルクリック?するといきなりリダイヤルするのには焦りました。電話をあまり使わない自分には気をつけなくてはいけない部分。選曲はボリュームの長押し、という操作はSoundBudsと一緒。

あとはイヤーピースの取り付け部直径が一般的形状なのがいい。コンプライでもスパイラルドットでも好きに使えるのはSoundBudsにはない利点です。

音質比較

JPA1の音質的特徴は2つあると思います。

  1. かなりの遮音性
  2. ドンシャリの気分で聴くサウンド

遮音性

自分は密閉型A形状のMサイズでピッタリフィットしました。耳にスポッと入るサイズなので決まるとかなりの遮音性が得られます。ボディ自体も耳の穴を塞ぐため耳栓効果があるのかもしれません。

掃除機をかけながら使ってみましたが、ノイズキャンセリングなしで掃除機の音が小さくの聞こえるのはちょっとすごいですね。SoundBudsは割りとスカスカです。

ドンシャリサウンド

はっきり言って原音再生ではありません。広域は「ッ」が少し刺さり、低域は「ボン!ボン!」といったいわゆるドンシャリの音です。でもドライバ(音をだすユニット)自体は濁りもカスレもないクリアな音を出しています。

2つをメモしながら聴いてみました。

  • SoundBuds Sport
    音場は広く、音像は頭上に広がる。音は軽めでクリアさには欠ける。バランスは素直な傾向。
  • JPA1
    S/N比が高く音の清涼さを感じる。低音ボンボン高音シャリシャリ。
    ドラムバスが入ってない曲なら、下が雄大に聞こえてよい。

JPA1を一聴して即「ああ、こっちの方がいい」って思いました。遮音性からくるダイナミックレンジの高さとドライバの再現能力はかなりのもの。ドンシャリについては味付けとしてしたのかもしれませんが、ここで好みが別れます。

3,900円で高音質ワイヤレス

JPA1の低域ブーストは曲によっては五月蝿くも感じます。反面EDMとかダンス系が好きな低音マニアにはウケるでしょう。

ただこれで原音再生を望むのも変な話。「ワークアウトや手仕事のお供に気持ちよく、音楽を聞き流す」という点では適材適所。高い遮音性のお陰で作業にはかなり使えそうです。

あとは3,680円(2017/05/14)という価格もいいと思います。
同価格帯でAACに対応した製品は今のところ記載の怪しい中国製しかありません。

iPhoneユーザーなら有象無象のAPT-X Only製品に+1,000円して選ぶ価値ありでしょう。

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