フリーでも結構使える動画の変換とダウンロードソフトHD Video Converter Factory

フリーでも結構使える動画の変換とダウンロードソフトHD Video Converter Factory

家にいる時間が長くなったこの春。
多くの人々が動画に触れる社会ができつつあります。

そこで観る側、見せる側の両方に便利な動画変換ソフト”HD Video Converter Factory”を使ってみたのでご紹介します。
(執筆時のバージョン:3/31 v18.9)

HD Video Converter Factoryの注目ポイント

自分がこのソフトを記事にしよう、と思った部分に絞って紹介します。
各機能の詳細は公式ページをご覧下さい。

簡単&すぐエンコード

今やフリーソフトでも動画変換はできます。
でも複数のソフトを色々組み合わせたり、設定を調整が必要な事がほとんど。
それが楽しい時もありますが。

でも「今、この動画をすぐ小さくして使いたい。」
その時、インストールしてすぐ出力出来る点はポイント高いと思いました。

起動すると表示されるのは「変換」「ダウンロード」のみ。

「変換」を選び、目的のファイルを読み込ませて、形式を選んで変換を押すだけ。
予め目的に合わせた形式ボタンがいくつも用意されているので、これだけでコンパクトになった動画が得られます。

18GBもあるMMDの動画が、一気に300MBに小さくなりました。

Free版でも最新規格でアウトプット

このソフトはインストールした初期状態で

  • H.265:H.264の次世代とされる高画質高圧縮コーデック。HEVCとも。
  • NVENC:NVIDIAのグラボを使ったGPUエンコード。

といった動画変換のトレンドが利用でききます。
今や規格としては標準的。とはいえ古いソフトだと有料版のみの機能となっている事がありました。

これがFREE版で利用できるのも、HD Video Converter Factoryが内部ではオープンソースであるFFMPEGを利用しているから。
そのためがんばってFFMPEGをコマンドラインで直接実行しても同じ成果は得られます。
でもこのソフトならシンプルなマウス操作のみで成果が得られます。良いフロントエンドですね。

解像度を変更しなければ3440×1440の高解像度動画もそのままエンコード。
透かし(ウォーターマーク)無しでエンコードできます。

なおNVENCは変換コーデックを指定せず、自動設定にした場合に有効化されます。
対応するグラフィックボードはNVIDIAより公開されています。
GTX/RTXと書かれた10×0世代以降で利用可能。

Video Encode and Decode GPU Support Matrix | NVIDIA Developer

動画ダウンロードが便利

「ダウンロード」メニューを使い、Youtubeからも動画をダウンロードできます。

この機能が気になる人はご存知だと思いますが、現在ダウンロードできるツールはあまり多くありません。
過去アップした自分の動画を取り戻したい時、この機能はとても有り難い。

これまで自分は同じことをする為、わざわざ使っていないiPhoneを持ち出していました。
旧版のClipbox(これも最新版ではダウンロード出来なくなってしまった)でダウンロードし、PCに戻すという面倒な作業です。

入手したい動画のURLをブラウザでコピーし、「貼り付けと解析」をクリック。
解析完了後、形式を選んでから確定を押してダウンロードすれば完了。

音楽部分だけを指定方式で抜くこともできますね。
プレイリストを貼り付けて一気に解析→ダウンロードもできます。

なおFree版はこのダウンロード回数が100回までとなっています。

Free版とPro版の違い

検索してみると過去、Free版には制限回数やウォーターマークなどの制限が多くあったようです。

しかし今のバージョンには極端な機能制限はありません。
よってFree版でも当初に書いた「この動画を小さくしたい」などは十分満たせます。

その上で有償となるPro版にはどんな違いがあるのか。
実際にコードを入手してPro版を試してみました。

Free版とPro版はインストーラから異なる別プログラムです。
現在10周年記念セールらしく2780円(3台までインストール可能)

アニメGIFや画面録画など機能追加

細かな違いについては公式ページを見るのが一番良いでしょう。

その中で、アニメーションGIFの作成は面白い機能。
単体ツールでもGirafGyazoがありますが、一つのアプリで動画からのトリミングやエフェクト→アニメGIFが作れるのはスムーズです。

アニメGIFはワンシーンを切り取るのに便利。
TwitterなどのSNSで再生を押さなくても動画が見えるため目を引けます。

エンコーダーが高速

「独自のエンコーダ圧縮技術」が使われます。
コーデックにH.264とH.265を指定した際もGPUが使用され、高速エンコードされました。
(FFmpegも同時に利用されます)

Free版はコーデック指定時(H.264&H.265)にソフトエンコードとなりCPUが100%にはりつきます。

また、独自エンコーダはIntelのQSVにも対応。
最新のGPUを搭載していないPCでも、Intel Coreシリーズ第2世代以降で高速エンコードが可能になります。

実際にエンコード

最後に巨大なMMD動画をエンコードしてみましょう。
比較になる画像もPNGで貼っておきます。

オリジナルファイル

  • ファイルサイズ:17.5GB
  • フレームレート:60fps
  • ファイル情報: Ut Video Lossless Codec, yuv420p, 3440×1440, 928555 kb/s

元ファイルです。
注目すべきは頬の光る01とそれにかかる前髪です。

Free版でエンコード

  • ファイルサイズ:296MB
  • エンコード設定:H.265, 60fps, 3440×1440, 15000 kb/s
  • エンコード時間:36分42秒

サイズは一気に1/60になりました。
これでこの画質はすごいな・・・。
ただしH.265ソフトエンコードのため30分以上かかり、CPUからは膨大な熱が出ています。

階調は綺麗に出ているものの、01や毛先にモスキートノイズが見て取れます。

Pro版でエンコード

  • ファイルサイズ:287MB
  • エンコード設定:H.265, 60fps, 3440×1440, 15000 kb/s
  • エンコード時間:2分54秒

ファイルサイズはほぼ同一。
GPUが使われ、1/12という圧倒的速さでエンコードが完了しました。
CPU負荷は平均70%位で排熱もゲーム中とさほど変わりません。

01や線の輪郭なども綺麗に出ています。
反面、Free版に比べ階調にモアレが見て取れます。NVENCの苦手な所でしょう。
ビットレートをさらに上げることで大分目立たなくなりますが。

直感的に使える動画変換ソフト

一通り使い倒してみて、便利なツールだと思いました。

中国製ソフトならではの日本語の怪しさも一部あります。
それでも画面表示が分かりやすいため基本的に困る事はありません。

なによりインストールしてすぐ色々な設定でエンコード出来るのがこのソフトの魅力でしょう。
他にもSD画質の動画をHDサイズに拡大するなど、アップスケーリングの画質にも定評があるそうです。

Free版

https://www.videoconverterfactory.com/download/hd-video-converter.exe

Pro版

https://www.videoconverterfactory.com/download/hd-video-converter-pro.exe

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