Aliexpressで頼んでいたもう一つのキーキャップ、”IDOBAO 40 Xda Keycaps Profile PBT”が届きました。
2月10日にオーダーし、約50日経って到着。
先方からもコロナによる中国政府の統制があり、発送が遅れる旨の謝罪がとどいておりました。
外箱等はなく、今となっては見慣れたビニールパック。
キーキャップの種類
前回買ったキーキャップと今回のものには2つの違いがあります。
キープロファイル
一見みんな一緒に見えるキーキャップにも、実は種類がある事を下の図は示しています。
MIX profile “Big Bang” Ortholinear Keycap Set available on KBDfans NOW – deskthority
すごくよく見る図解。わかりやすい。
最もオーソドックスな1枚板の109キーボードに使われているキーキャップは“OEM”というプロファイル。この前買った黒いものもそう。平面に並べたスイッチでもこのキーキャップを使うことで、指の当たる盤面がゆるやかな曲面となり打ちやすくなります。
そして今回のキーキャップが“XDA”。
各段のキーの高さには差がなく、フラットな盤面が出来上がります。ノートPCやアイソレーションキーボードをイメージすると良いでしょう。さらにキーを薄くした“DSA”とうプロファイルもあります。
キーサイズ
一般的なキーボードを見ると、アルファベットとShiftやTABはキーのサイズが違います。
これはアルファベットキーを1uとしたときに、少し幅広いものを1.25u。さらに広くなると1.5uというように大まかな呼び方とサイズ規格が決まっています。
ちなみにこの組み合わせフォーマットには呼び名がありそうなものですが、私はまだ聞いたことはありません。
今回のXDAキーキャップはスペースを除くすべてのキーキャップが1uなセット。スペースキーも2uというピッタリサイズで、格子状レイアウトのミニマルなキーボードに使われるものです。
このレイアウトは“Ortholinear”と呼ばれます。メカメカしいキーボードのイメージが薄まり、プレーンな電子文房のようにも見えます。
claw44に装着
早速claw44に取り付けてみました。
両端のファンクションの黄色キー&ESCにあてた赤キーがポイント。
全キー同じ形状のXDAを引き立てる、シンプルなフォントがさらに整然としたイメージを与えています。
淡々とならぶ、無機質な感じがとてもいい。
トッププレートを追加で取り寄せて、白く塗ったらきっと映えるに違いない。
反面使い心地はというと、いま時点ではOEMキーキャップの方がスムースに打てると感じました。
フルフラットな盤面を指で撫ても、どこに指を置いているのか感じとる事はできません。
微かな引っかかりがあるFとJのキーを頼りに、ホームポジションを見つける動作が間に入ります。
そして親指が担当するキーは、上下逆さまにつけたOEMキーキャップがマイベスト。
ここにXDAを使ってしまうと、親指の“はら”ではなく、第二関節で斜めにキーを押す事になります。長時間体制をキープする際は気になります。
という事で見た目がアイコニックで面白いXDA。ストイックに打鍵効率を上げられるOEM。
2つを装着してそれぞれの良さを体験しました。