北海道から東北に行くための3ルートを調べて戦わせてみた。

北海道から東北に行くための3ルートを調べて戦わせてみた。

お盆に久しぶりにマイカーで盛岡に行こうと思います。そんな試算記事を過去に2回書いていました。

今からもう8年も前の記事ですね。時代も条件も色々変わったので、改めて3つのルートを調べ、どのルートがお盆の帰省ルートにふさわしいか勝負させてみましょう。

共通の条件

  1. 時期はお盆真っ只中。札幌南ICから盛岡ICまで、可能な限り高速道路を利用する
  2. RX-8は全長4.5m、燃費は渋滞考慮で高速で11km/L,一般道で6km/L、ハイオクは単価140円/L計算
  3. 人は二人、フェリーはB寝台クラス(寝場所が確保される最低ランク)で良い
  4. 往復割、ETC時間割などは考慮しない

今回は盛岡が第一目的地の為、苫小牧<>仙台のフェリールートは考慮せず、青森・八戸・秋田の3ルートを比較しています。

1.苫小牧西~八戸ルート

1-1 フェリー

シルバーフェリー


八戸苫小牧苫小牧八戸
シルバープリンセス
船舶紹介
08:4516:0021:15翌日04:45
シルバークィーン
船舶紹介
13:0020:1523:59翌日07:30
べにりあ
船舶紹介
17:30翌日01:3005:0013:30
シルバーエイト
船舶紹介
22:00翌日06:0009:3018:00

乗船準備 90分 + 乗船時間 7時間30分 + 下船時間 30分
合計 9時間30分

車5m未満:25,000円 + 大人1人 7,500円 + 運転手差額 2,500円
片道合計 35,000円

1-2 交通費(北海道内)

札幌南IC(スタート)

39.3km
・高速料金:1,210円
・ガソリン:3.57L → 500円

苫小牧東IC

14.3km
・ガソリン:2.4L → 334円

苫小牧西フェリーターミナル

45分

1-3 交通費(東北内)

八戸港フェリーターミナル

26.7km
・ガソリン:4.45L → 623円

八戸IC

119.3km
・高速料金:3,200円
・ガソリン:10.8L → 1,518円

盛岡IC(ゴール)

1時間43分

1-4 集計

時間金額
フェリー 9時間30分35,000円
車(北海道内)45分2,044円
車(東北内)1時間43分5,341円
合計11時間58分42,385円 

2.苫小牧東~秋田ルート

2-1 フェリー

新日本海フェリー|舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。


北行き
運航日秋田発苫小牧東港着
火~日06:5017:20
南行き
運航日苫小牧東港発秋田着
月~土19:30翌日07:35

乗船準備 90分 + 乗船時間 10時間5分 + 下船時間 30分
合計 12時間5分

車5m未満:24,170円 + 大人1人 8,600円 + 運転手差額 1,610円
片道合計 34,380円

2-2 交通費(北海道内)

札幌南IC(スタート)

59km
・高速料金:1,360円
・ガソリン:5.36L → 751円

厚真IC

3.2km
・ガソリン:0.53L → 75円

苫小牧東フェリーターミナル

45分

2-3 交通費(東北内)

秋田フェリーターミナル

7.1km
・ガソリン:1.18L → 166円

秋田北IC

27.5km
・高速料金:890円
・ガソリン:2.5L → 350円

協和IC

88km
・ガソリン:14.66L → 2,053円

盛岡IC外(ゴール)

2時間13分

2-4 集計

時間金額
フェリー 12時間5分34,380円
車(北海道内)45分2,186円
車(東北内)2時間13分3,459円
合計15時間3分40,025円 

3.函館~青森ルート

3-1 フェリー

時刻表「函館~青森」|津軽海峡フェリー株式会社


函館発→青森着
便船舶函館発青森着
2ブルードルフィン0:304:10 
4ブルーハピネス3:106:50
8ブルーマーメイド7:4010:50
14ブルードルフィン212:0015:40
16ブルードルフィン14:25 17:35
18ブルーハピネス17:5021:00
22ブルーマーメイド20:15 23:55 
24ブルードルフィン222:05翌1:45
青森発→函館着
便船舶青森発函館着
3ブルーマーメイド2:40 6:20
5ブルードルフィン25:209:00
7ブルードルフィン7:40 10:50 
11ブルーハピネス10:0013:10
13ブルーマーメイド14:2017:30 
17ブルードルフィン217:0520:45
19ブルードルフィン19:1022:50
23ブルーハピネス22:25翌1:45

乗船準備 20分 + 乗船時間 3時間40分 + 下船時間 30分
合計 4時間30分

車6m未満:23,660円 + 大人1人 4,730円 + 運転手差額 1,540円
片道合計 29,930円

3-2 交通費(北海道内)

札幌南IC(スタート)

264.5km
・高速料金:6,010円
・ガソリン:24.05L → 3,366円

大沼公園IC

26.5km
・ガソリン:4.42L → 618円

函館ターミナル

3時間39分

3-3 交通費(東北内)

青森

12.3km
・ガソリン:2.05L → 287円

青森IC

167.4km
・高速料金:4,160円
・ガソリン:15.22 → 2,131円

盛岡IC(ゴール)

2時間8分

3-4 集計

時間金額
フェリー 4時間30分29,930円
車(北海道内)3時間39分9,994円
車(東北内)2時間8分6,578円
合計10時間17分46,502円 

結果発表

時間&お値段勝負

3ルートの結果を並べ、一番長い(高い)ルートとの偏差で勝敗をつけてみます。

苫小牧西~八戸苫小牧東~秋田函館~青森
時間11時間58分15時間3分10時間17分
費用42,385円40,025円46,502円
時間偏差80%100%68%
料金偏差91%86%100%

こうやって見ると面白いですね。一番高く、一番速いのは函館~青森ルート。その真逆なのが苫小牧東~秋田ルート。苫小牧西~八戸はバランスの取れた中庸です。

ここは費用に14%差があるものの、32%も速く移動できる函館~青森ルートが単純比較では一番C/Pが高いと言えるのではないでしょうか。

快適さ勝負

一番楽なのは苫小牧西~八戸ルートです。

道内の移動は苫小牧西フェリーターミナルなので全く問題なし。周辺にコンビニもあり、乗船用意も楽。移動時間が函館~青森と1時間半差しか無いわりに、そのうち7時間半も寝ていられるというのはとても大きいでしょう。0時出港便に乗れば、朝7時に気持ちよく1日をスタートできます。

次点は人によりますが、自分は函館~青森ルートです。確かに函館までの高速移動は大変です。しかし船の本数が多いため調整がしやすく、函館という観光地を間に挟む楽しさもあるでしょう。あとは5時間半の運転時間をどう思うかは・・・趣味と車次第ですかね。

苫小牧東~秋田ルートですが、苫小牧東フェリーターミナル(厚真)は周りになにもなく、札幌南ICに入るまでに翌朝の買い物までを済ませなくてはなりません。また秋田港を降りてからも、真横への移動となるため100km近く一般道を走るのが正直辛い。お盆の混雑時期に東北の1車線道路を延々と走るのは今はしんどいです。

結論

三本勝負と思いましたが、思いつかないのでこれにて決着。

運転が好きな人、船旅を楽しみたい人、函館が好きな人で順位は色々変わっていくでしょう。そんな人の参考の一つになれば幸いです。実はGoogleMapで「自宅<>盛岡IC」と入れたらズバッと答えは出てきます(函館<>大間ルート)。それでも色々なプランを練れるように、今回調べた事を記事におこしてみました。

正直自分は船旅は昔乗ったので十分、お腹いっぱい。6時間運転することになっても函館~八戸ルートを選ぼうかと思っています。函館、青森という寄れるのも今から楽しみ。帰りは疲れてテンションだだ下がり、一番楽な八戸~苫小牧西ルートかもしれませんが。

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