ツクモで買った240mmの簡易水冷が臨終を迎えそうな話を書きました。
結局Aliexpressでやっすーーーい簡易水冷を輸入。
また、合わせてケースファンもアドレサブルLEDモデルにしたので紹介します。
darkFlash SYMPHONY TR 120
PCクーリング製品を数多く出すdarkflashの新型簡易水冷。
写真は240mm2FANですが、買ったのは120mm1FANのモデル。Mini-ITXの排気側に使いたくて小さいものを選びました。
ヘッドユニット(ポンプ+水枕)とFANの両方に5V 3pinのアドレサブルLEDを搭載しています。
専用コントローラではなくM/Bのアドレサブルヘッダーに接続できるため、ケースまるごとのライトコントロールが可能。
単独でも点灯可能で、アドレサブルヘッダーに接続しない場合、OFF/ONでパターンを変更できるコントロールピンを備えます。
購入時のお値段は¥ 4,839。
ちょっとお高めな空冷CPUクーラー並。荷物は大変丁寧に梱包されていました。
しかし大陸輸送の荒波には勝てず箱はしおしお・・・
開封
中身は無事でした。
持ってみると異様に軽い。本当に冷却液入ってる??(→入ってました)
印象はともかく、ちゃんとマニュアル同封。各種固定パーツにグリスも揃っていて、PCショップで買う店頭販売品と何ら変わりありません。
最近はお店でも大陸から買ったような簡易パッケージの製品をそのまま販売してたりしますね。
ヘッドユニットの青は保護フィルム。剥がすとピカピカのミラー仕上げです。
ラジエターシュラウド
ラジエターにファンを取り付けてみると、上下方向に隙間が空くのが気になる。
ファンの形状の問題かと思ったけど、添付のファンをつけても一緒。
いくらラジエターに空気を押し込んでも、この隙間から空気が吹き出すのは勿体ない。
そこで薄い板金の余りを使い、ラジエターシュラウドぽいものを作りました。
加圧時に膨らまない素材となると板かこういうものでしょうね。
これを挟みこみ、ファン出口からラジエターフィンまでの空気の逃げ場を塞ぎます。
漏れてた空気が指先で感じられなくなったから、効果あるっぽい?
干渉発生
横着してM/Bをケースに入れたまま取り付けたところ、CPUが90度を超えたため慌てて停止。
全バラシ決定。
改めて横から見るとヘッドユニットの底面が、バックパネル側の固体コンデンサに数mm干渉して浮いている事がわかりました。
スペースの厳しいROG STRIX H370-I GAMINGの固有問題ですが、割と大きいので他のマザーでも起きるかも。
結局、僅かにメモリソケット側にオフセットすればCPUに密着する事は確認しました。
あとは穴が合わないので付属のリテンションキットを諦め、タイラップとネジで無理やり固定。またタイラップ芸かよ!!
メモリにも干渉しそうで怖い。このあと絶縁にビニテを巻いています。
無事稼働
こうした苦労を乗り越え、無事に動き出したAigo darkFlash TR 120は快調そのもの。
2300rpmほどで回るポンプの音は聞こえません。ラジエターもしっかり熱くなり、うまくCPUから熱を運んでいるようです。
そしてアドレサブルヘッダーのイルミは非常に綺麗。ミラー効果で奥行きを表現したCoolな外観です。
温度はCore i7-8700K定格で長時間ゲームプレイをして75℃前後。
GPUの熱が乗った空気でこれだけ冷えていれば問題なしでしょう。
Cooler Master MasterFan MF120 Halo
aigoと同じく、5V 3pinのアドレサブルヘッダーで動くファンを探しました。
専用コントローラーでしか光らない6pinのモデルが多く、選択肢は少ない。
買ったのは最近他メーカーに押され気味?のCoolerMaster。アジア勢の台頭で埋没してるのはAntecと一緒ですね。
Master Fanシリーズの新作で、ファンとフレームの両方にLEDが入っています。
20個のアドレサブルLEDが数珠繋ぎされており、LEDコネクタは1ファンに1個。
マザーボードのAURA Syncに対応する他、手動の小さなコントローラも付属。
また、それぞれを数珠繋ぎする際、外れやすいLEDコネクタをロックするカバーもついてます。
細かいところにも気が利いてます
ファンコネクタは4pinのPWMで650-1800rpm。少し風量が少ない気もするけれど、耳につく軸音もなく静か。
発光部には半透明のパーツが使われています。
ギラギラ光らず、ペールカラーの様に柔らかく光るので安っぽさがありません。
それでいて価格は他のLED FANと大差ありません。
1個から使えるし、また買い足そうかな?