平岡のパソコン工房で3980円で売ってたちっくしょおおおお!!
こんばんわ。
まさか札幌でもアキバ価格で出してる店があったとは。郊外だからノーチェックorz 何よりもC/Pが特筆される製品だけに、最高値で買ってしまったのはちょっと悲しい。
さて前回の改造でほぼ満足していた、というより前回の改造ではさして変わってない=店売りの状態で割と満足高い。な鎌ベイアンプですが、どうしてもやりたい部分があったのでそこに手を入れて最期の改造としました。
今回も部品は若松通商で通販。
しめて2,501円。とうとう費用合計が1万を超してしまいました。
メインは赤いWIMA(ウィマ)のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ。ドイツ製で音響用に評価の高いメーカーの一つです。今回高い物で一個231円。2個で昼飯が食えるよ・・・サイズと価格のバランスからチョイス。MKS02 50V ±5%。
可変抵抗は2chの鎌ベイスレに載っていたRV16A01F-10-20S-A10K(10k Aカーブ)ですが、どうみてもごく普通のVRです。本当にあr(ry サイズやスペースの関係で致し方ない所かと。青い積層セラミックは国内品が安かったのでなんとなく購入。白いOFCシールド線350円/mと高かった。思ったより細かったけど札幌じゃ買えないし仕方ない・・・。
ではオペ開始(すでにカバー類を外してネジを取った所)
やっかいそうなVRの交換から。ねずみ色のバックプレートのカシメを外してVRに触るまでは良かったのですが、足が8本もあるのでコンデンサの様なシーソー外し法(自称。前回の記事参照)が使えない/(^o^)\ 半田吸い取り線で吸おうにもROHSハンダなのかまったく浸透せず。仕方ない、こうだ。
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中国製VRなぞもろいもろい(´ー`)y-~~~
開きにして前後に分解したら、あとはニョロニョロ(古い!?)の様に何度か前後に曲げ伸ばししてあげると金属疲労で足が折れて取れます。熱害を与えないし、残った足はこの後除去するのでおっけー。
取り付けですが、フィッティング優先で選んだRV16A01Fでも端子がメスなのでそのままでは付きません。2chスレを参考にやっぱり基盤側からピンを立ててやるしか手はなさそう。
最終的にこうなりました。
VR側は後列の足を少し前列側に寄せた後「レ」の形に曲げる。基盤側はヘッダーピンを立て、後列のみ45度後ろ側へ倒します。このとき旧VRの残骸が取れます。これで前3本をVRの穴に通しつつ、後ろは密着にて半田付け可能に。
高さの余裕は全くないので、出来る限り基盤とVRを密着出来るようバックプレートとの位置を確認するのがオススメ。一度付けたら取れません。
VRを固定した所。フラックスが汚いがハンダが混じっちゃってるのでご容赦下さい。
前列の真ん中だけキツイけど細いコテ先を使って後はKIAI。2ch・鎌ベイスレでは「VRの前列GNDと入力RのGNDをジャンパしないとボリュームが効かなくなる」とありましたが、表でパターン繋がってるのでやらなくて大丈夫です。PCBがVer2.0だからかな?
後は普通に104のセラコンを積層セラに置き換えして、出力部のLCフィルタのコンデンサをWIMAの0.22uFと0.1uFに交換。115は音に関係無いので無視してOK。RCAジャックからのケーブルをOFCシールドへ、SP端子へのケーブルは外と同じくMonster XP® Clear Jacket – Compact Speaker Cable MKIIに交換。
出力本当はコイルも変えたかったけど売ってなくて諦め(今日みたらスーパーコム SUPERCOMに売ってたorz)
ここで少し試聴した後、入力カップリングもWIMAに交換(一気に変えたのはそれほど差を感じ無かった為です)
YAMAHAにあったデータシートと鎌ベイのパターンを見比べて書いた回路図。入出力に関してだけ書いてますが、こう見るとこのアンプは直接音が通るパーツって本当に少ない。Ver1.0の頃なんてLCフィルタが無かったそうだからコンデンサ1個のみ!?って事になるのかな。
だからそれ以外の電解コンデンサとかオーディオ品に変えても大して効果が分からないのも当然かと。もちろん電源回路に信頼性のある部品を使うのはそれだけで効果はあるし、何より中国製電コンなんて1個でも入ってるだけで精神衛生上良くない。
というワケで今回、Lを残して音声信号が通る部品を全交換しました。
作業前は解像度が高いモニターライクな音ながらも、若干高音が引きつり気味だった。それが緩和されて中高音域にボリュームが出てきた感じ。ただ音場感の広がりに関しては前と同様あまりなく、真ん中でギュッと収まる感印象です。家にもう1ペアあった小型2Wayに換えてみましたが、やはり感想は変わりませんでした。
読者置き去りで長々書きましたがこれにて鎌ベイの改造は終了。
まぶしいと不評の電源LEDの所にはキリンレモンのペットボトルフィルムを切って入れました。綺麗w 久しぶりに半田ごてにぎれて満足したし、音の変化があまり感じとれないのも「つるし」で十分満足いくレベルだったからかもしれません。とりあえず音がでなくなるまで使います!
はじめまして
鎌アンプで色々悩み、徘徊中してました。
不躾ではありますが、以下コメントを入れさせて下さい。
何かご存知でしたらご教授頂ければ幸いです。
普通の鎌アンプは、電圧変化ボリュームですが・・・。
うちは、
固定抵抗(5kくらい~)--Y138
↓(ボリューム)
(アース)
電流制御にしました。
とても効果的で、音の輪郭が何倍にもなりますが固定抵抗を選択ミスすると音が絞りきれません。
効果絶大でしたが、この方法は誰もとってない所を見ると危ないのでしょうか???
何かご承知の知識があれば、ぜひともご教授くださいませ
▽zoralさん
いらっしゃいませ!
>とても効果的で、音の輪郭が何倍にもなりますが固定抵抗を選択ミスすると音が絞りきれません。
>効果絶大でしたが、この方法は誰もとってない所を見ると危ないのでしょうか???
すみません、これについて特に知識は持ってないです・・・
2chの鎌ベイすれでもこの方法について書かれた時はありましたが、
大して取りあげられず自然消滅してましたね。
危険だという事は無いはずですが、ボリュームをMaxにしても固定抵抗とそれに付随するC要素の影響が発生するので、
音質的理由から嫌われるのでは無いでしょうか。自分も結構探しましたが、どのD級アンプ製作記でも
VRは直列で使われている様です。
不躾な質問で失礼します。私は、前期老齢者という年齢なのですが、忽然とオーディオに興味を持ち始めました。理由は、会社(パートで機械の図面を書いております)が入っているビルの歯医者さんが移転しまして、アンプなどを棄てていきまして、その中にこの鎌ベイアンプがありました。棄てた理由は、音が出ないということです。通電はできました。(入力にMP3プレイヤー、スピーカーとヘッドフォンを繋げましたが、音は出ません)
電気の知識は皆無なのですが、直してみる気になりました。音が出ないということは、スピーカー保護回路が働いているということでしょうか。このアンプの回路図はありますか。見たところ、リレーなどはないようです。
また、どの辺を調べたらよろしいでしょうか。昨日、テスターを購入しました。
回路図がなければ、スケッチしょうかと思っております。その上で、回路図の本を図書館から借りてきて分析しょうかなと、素人なので恐ろしさも感じずに思っております。
よろしく、お願いします。
▽kinumaさん
ようこそいらっしゃいました。無事に動くといいですね。
拾われた鎌ベイアンプが自分と同じ部品交換可能な基盤をつかった
タイプと想定して書かせて頂きます。
回路図はありませんが、鎌ベイの回路はチップ製造元であるYAMAHAのデータシート
(http://download.yamaha.com/api/asset/file/?language=ja&site=jp.yamaha.com&asset_id=46229)
のP17とほぼ一緒でした(HPA部を除く)。
非常にシンプルなので、壊れそうな部品は少なそうです。
・ACアダプタからは規定の電圧が出ているか(ICのピンで測る)
・MUTEスイッチは誤作動してないか(フロントパネルに押されてないか)
・ボリュームは正常か(直結or他のボリュームに変えてみる)
などから確認されてはいかがでしょうか。
ぶっちーさん、早速のコメントありがとうございました。
「いまさら鎌ベイアンプ」の画像と比べると同じです。
ヤマハのデーターシートをダウンロードしましたが、当たり前ですが、知識ないので、さっぱりわかりません。
質問に答えるのも馬鹿らしいと思うかもしれませんが、
<ACアダプタからは規定の電圧が出ているか(ICのピンで測る)>とは、ICのNOでしょうか。
一度、ばらしてみることにします。拾ったアンプでやはり、スピーカー保護回路(?)が動作してスピーカー音が出ないアンプもあります。
趣味がミステリ読書なのですが、これはミステリを読むような楽しみです。
また、アドバイスをお願いします。
▽kinumaさん
まずACアダプタの端子に直接テスターをあててみて、12V以上出ているか確認。
それがOKなら、次に基盤を外してDCジャックから伸びるパターンを追って、
+とー(GND)が繋がるICの足のを確認されると良いのではないでしょうか。
このICが動くには9V以上の電圧が必要のようです。
拾い物とのことで、どっかりと腰を落ち着け、推論しながら
進めるくらいのペースが良さそうですね!