鎌ベイアンプ 追加改造 – 徒労日記にて「これにて鎌ベイの改造は終了」なんて書いてましたが、先日のスピーカー新調でまたオーディオ熱が上昇中\( ゚皿゚)/
次のアンプはTripathのTA2020か~なんて安易に買いそうでしたが、鎌ベイ最大のメリットはTVの待機電流よりも低い消費電力。PCアンプは通電時間が非常に長いので、できるだけ使っていきたいと思ってます。
残りいじるところといえばLCフィルタと電源部分くらい。今回は思い切ってフィルタレスにしました!元々鎌ベイに使われてるYAMAHA YDA-138はフィルタレス対応しており(データシートより)鎌ベイVer.1の頃は実際そうでした。 それが「TVやラジオにノイズが入る!」とのクレームによりLCフィルタを実装したVer.2になった訳です。ただノイズが入るかは環境次第。「無くてもいいパーツなら無い方がいい」という理論に基づいて今回挑戦。
フラックスでうす汚れたコイルを外して、写真の赤丸のランドにスピーカーケーブルを半田付けしました。ICの脚から裏打ちもしようかと思ったけどさすがに細くて断念。データシートではフィルタレスの条件として「スピーカーに20μH以上のインダクタンスがある事」となっていますが、Radius90HDにそれがあるかは正直不明。とりあえずうちの場合はTVの映りやTVRockの受信強度(dB)に特に影響は無い模様です。
音はフィルタで一部カットされる高域が伸びて・・・と書きたい所ですが、元々聞いてた曲は中域が多いため、「ここが出るようになった」と感じる部分はありませんでした。でもこれで入力から出力の間に挟まるのはVRと入力カップリング(EC3,EC9)とYDA-138だけになりました。もう「鎌ベイの音」じゃなくて「YDA-138の音」でしょう。
ケーブルはBELDENの9497に張り替え。外のケーブルもMonster XPから交換してみました。聴いててアレ?って思ったのが、音が前より左右に広がったという事。その反面、頭の中心に張り出してくる様な絶対的な定位感が減った事。このケーブルのカマボコ形の特性が出てきたのかも。今度XPに戻してみよう・・・
鎌ベイ、あとは電源・・・ですが札幌にはパーツが売ってなかったので次回\(^o^)/ 梅沢もパーツランドも巡ったけどLM1084ITなかったっスorz
2009/05/29 追記
一日ベルデンを聴いた結果、やっぱり上に書いたことが気になって気になってケーブルをMonster XPに戻してみた。そうしたら元の音が復活! 何より驚いたのは自分にその違いが分かった事だが。もともと鈍い人間だと自認してたくらいだし。
ともかくそこまでベルデンとMonsterの差はハッキリしてます。MonsterとRadius90HDでの組み合わせでは、艶やかな、ともすると金属的とも言える音が真ん中にビシッと定位。アコギなどの弦の中音にハッとします。反面にベルデンでは少し柔らかくなった様な、一段引っ込んだ音がスピーカーの左右に広がります。
前者の鳴り方に惚れてR90HDを買った自分としては、Monsterとの組み合わせがいいかなと。価格はベルデンの方が高価。自分の耳で高かった方にダメだしをするのは勇気が要ります(=w=