今更かもしれませんが”AWIECO RemoteLauncher”というWHS2011アドインが便利なので紹介します。クライアントPCを触る感覚でサーバマシンの操作ができるので煩わしさが無くなります。
ウィンドウだけRDPしてる感覚
アドインを追加すると、「Windows Home Server 2011 ダッシュボード」にRemoteLauncherのタブが増えます。これらに追加されているツールは実行すると普通にウィンドウで開きますが、すべてサーバマシンの画面です。つまり、サーバマシンのデスクトップから、必要な部分だけ切り抜いてきてクライアントPCに表示している様な感覚です。
エクスプローラでサーバマシンに繋がれたデバイスの操作も可能。スクショはつないだデジカメを取り込んでいる所。ウィンドウ枠がWHS2011(クライアントはWin8)なのと、IMEパネルが出てるので分かります。アイコンもちょっと違う。
このツールによる(自分の)メリットは
- RDPと違ってデスクトップ画面がロックされない
- 配列の違うキーボードを使っていても大丈夫
- 操作時の表示領域を無駄にしない
我が家のリビングサーバは液晶TVが繋がっており、一度RemoteDesktopで入ってしまうとTVで見る時に毎回ロック解除しなくてはなりません。Lenovo N5902でそれをやると結構不便で、リビングサーバを使うのが億劫になる要因でもありました。
2.はクライアントが英語キーボード、サーバが日本語キーボードな為に起きる問題です。RDP経由でサーバのコマンドプロンプト使うと¥とか@が打てず(少なくとも普通には)に面倒でした。
RemoteLauncherならそれらが解消されます。自分の不満部分にピタッと合致する便利ツールですよこれは。
インストール方法
インストールは公式サイトから落としてもらうか、ダッシュボードのアドインタブの右カラムにある「Microsoft Pinpointでアドインを探す」で開くサイトで探せます。
英語のサイトですが、ランキング一番上に来てるのですぐ分かるかと。ダウンロードしたファイル(.wssx形式)はWHS2011上で実行するとインストールされすぐ使い始められます。
もともとAWEICO社が自社のWHS2011サーバ(画面がつかないNASタイプ)用に作ってるツールみたいですね。ここのツールは完成度が高く、他のツール群も便利なのでためしてみると面白いかも。
製品としての終息が決まってしまったWindowsHomeServerですが、こういう小技の効いたツールで便利に使えるのでまだまだ元気でいて欲しいところです。
このツールでTVTest使えたらサーバの8chチューナー使えて便利なのになぁ~→と思ったら一応できました。
どうやらRemoteLauncherで開いたエクスプローラから起動すれば、みんなリモート実行になるようです。TVTestはチューニング空間/ドライバの変更も動作。ただし画面を持ってきてるだけなので、大きな画面で開けば開くほど表示が遅くなります。あと音声は出ないので、ながら見しておく程度に使える程度でしょうか。