(2014/03/01更新)WHS2011で作る録画&ファイルサーバを遠隔でインストールした自分用メモ

(2014/03/01更新)WHS2011で作る録画&ファイルサーバを遠隔でインストールした自分用メモ

またも自分の北海道帰省にむけて自宅リビングのサーバ(家鯖)がぐずり始めました。仕方ないからリストアしようと思ったら「現在のシステムはEFIですが、このバックアップはBIOSの頃のもので使えません」という以外なメッセージ。
もしかして3TBのHDD付けたらこうなる??兎にも角にも、またもや今までのバックアップは使えなくなったので再インストール。

しかも今回はIntel AMTを使って東京から北海道のPCをインストールします。

レジュメはこんな感じ

  • 削除前にバックアップと作業準備
  • 家人にメディアだけ接続してもらい、あとは全部リモート
  • OSはWHS2011をCドライブ1本に無応答インストール
  • VPNで北海道の自宅と東京とを結ぶ
  • TVRockとPX-W3PEによるDTV環境構築

自分用に記事を書いてるので、不明点があるかもしれません。気になる部分があった希有な人はコメント下さい。自分でも参考にした過去の記事はこちら。

  1. WindowsHomeServer2011の私的再インストールメモ | 徒労日記
  2. Windows 7 Ultimate(Eng)再インスト備忘録 | 徒労日記
  3. PX-W3PE導入自分的まとめ。 | 徒労日記

 

削除前にやっておくこと

  1. iTunesの認証解除
  2. ユーザーデータのバックアップ
    robocopy c:\Users\Mainuser x:\backup\Users\Mainuser /MIR /R:1 /W:1 /XF *.tmp /XD "Application Data" "temp" "patch" "AppData""
  3. DTV関係ファイルのフォルダ退避
  4. \HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\TVRockレジストリのエクスポート
  5. SoftEther UT-VPNのVPNクライアント設定、仮想HUB設定のエクスポート
  6. ESETのバックアップ
    ESET Smart Securityメイン画面の「設定」→「設定のインポート及びエクスポート」
  7. 過去作業)COMODO Internet Securityのプロファイルエクスポート
    (トレイアイコンを右クリック、”Configuration”>”Manage My Configurations”を選びます)
  8. 過去作業)HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ASICENレジストリのエクスポート(PX-W3PEのアンテナゲイン設定)

Intel AMTによる遠隔再インストール

遠隔でのリカバリもOS再インストールも初めての経験。

  1. OS稼動状態で嫁にWHS2011のDVD、空のUSBメモリを鯖に接続だけしてもらいます。
  2. cfg.iniをUTF-16で作成し(記事1参照)、USBメモリに格納する。パスワードは大文字小文字記号の複雑性があること(Win2008Serverの規則により)。
  3. 途中で要求される、Intel DQ67EPのLANドライバもUSBに解凍して入れておく。
  4. 鯖の電源をOFF。クライアントからManageability Developer Tool Kit Binaryに含まれる”Manageability Commander Tool”で接続。
  5. ”Remote Control”タブから「KVM Viewer Standard Port」で接続。Redirection PortだとBIOSの起動時画面がうまく見えない。
  6. リモートでPowerONし、BIOSにてCDのBoot順位を一番上に。その後DVDから起動。
  7. cfg.iniが認識されれば、自動的にWHS2011がインストール開始される。あとは待つのみ。別ドライブに置いてあるServerFolderは保護されるが、Cドライブは自体は全消去される模様。
  8. セットアップ中に「ネットワークに接続できません」旨のエラーで止まる。NICのドライバを当ててリブート(記事1参照)
  9. 途中何度かVNCが切断されるが現地では処理が継続している。2時間ほどでインストールが完了。

OSセットアップ

  1. Windowsで普段使用するユーザーの作成。Administratorsへ。
  2. ログオンしなおし。netplwizコマンドを使用し、自動ログインを設定。
  3. ServerFolderのマージ。
    既存ドライブのフォルダを一度リネーム(例:ServerFolderOld)してよけておき、WHSのダッシュボードを使って各ServerFolderをDへ移動。その後、既存フォルダ(ServerFolderOld)から中のデータだけ新ServerFolderへ移動する(記事1参照)
  4. UACの解除。通知センターの通知を変更
  5. アクセスを増やすRegistry(TimeStamp)の修正、GavotteRAMの導入(記事2参照)
  6. スワップファイルをCから消し、RAMDISKへ1.5GB確保。環境変数のTMPとTEMPをすべてRAMDISKへ。
  7. C:\Users\MainUserの各フォルダ(ドキュメント、デスクトップ)の復元
  8. この時点でWindowsサーバーバックアップにてシステムイメージを保存

アプリのセットアップ

  1. FireFox:Syncのセットアップ。
  2. COMODO Internet Security:プロファイルのインポート。
  3. SoftEther UT-VPN:64bit版、Server、Client両方をセットアップ
    ・仮想HUBコンフィグのインポート
    ・VPN接続の設定インポート
    ・仮想NICへの固定IP割り当て(GW無し)
    ・クライアントからVPN接続できるかテスト。
    ・エクスプローラにてデータフォルダの参照テスト。
  4. Dropbox:既存フォルダをそのまま使うように設定する(記事1参照)
  5. ClashPlan:バックアップの設定
    ・対象フォルダ指定
    ・実施タイムテーブルを12:00~19:00へ限定
  6. DiCEのスタートアップ登録
  7. iTunes:ライブラリへの登録、ホームシェアリング、ライブラリ共有のON
  8. CrazyRemote:
    ・対象フォルダの指定
    ・バージョンアップにより、ネットワークポートの修正は必要なくなった。

TV録画関係

  1. マイドキュメントへのTVRockフォルダの復元
  2. TVRockレジストリの復元
  3. DTV関係フォルダの復元
  4. PX-W3PEのBDAドライバ、VCランタイムを4つインストール(記事3参照)
  5. TVRockの起動、全チャンネルの番組情報取得
  6. 録画予約の入力
  7. マイコンピュータのプロパティより、環境変数PATHへTvrockフォルダを登録
  8. TwitRockのOauth認証(PowerShellでやるとちょっと便利)

以上です。

媒体だけ入れてもらえれば、家庭用でも全部遠地から設定できる事が分かりました。AMT素晴らしいよAMT。
手元の媒体を使っての仮想メディアインストールもできそうだし面白そう。ただ今回はもの凄く時間を食いそうなので諦めました。オフサイトには予め媒体を用意しておくのがいいでしょう。

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