またも自分の北海道帰省にむけて自宅リビングのサーバ(家鯖)がぐずり始めました。仕方ないからリストアしようと思ったら「現在のシステムはEFIですが、このバックアップはBIOSの頃のもので使えません」という以外なメッセージ。
もしかして3TBのHDD付けたらこうなる??兎にも角にも、またもや今までのバックアップは使えなくなったので再インストール。
しかも今回はIntel AMTを使って東京から北海道のPCをインストールします。
レジュメはこんな感じ
- 削除前にバックアップと作業準備
- 家人にメディアだけ接続してもらい、あとは全部リモート
- OSはWHS2011をCドライブ1本に無応答インストール
- VPNで北海道の自宅と東京とを結ぶ
- TVRockとPX-W3PEによるDTV環境構築
自分用に記事を書いてるので、不明点があるかもしれません。気になる部分があった希有な人はコメント下さい。自分でも参考にした過去の記事はこちら。
- WindowsHomeServer2011の私的再インストールメモ | 徒労日記
- Windows 7 Ultimate(Eng)再インスト備忘録 | 徒労日記
- PX-W3PE導入自分的まとめ。 | 徒労日記
削除前にやっておくこと
- iTunesの認証解除
- ユーザーデータのバックアップ
robocopy c:\Users\Mainuser x:\backup\Users\Mainuser /MIR /R:1 /W:1 /XF *.tmp /XD "Application Data" "temp" "patch" "AppData""
- DTV関係ファイルのフォルダ退避
- \HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\TVRockレジストリのエクスポート
- SoftEther UT-VPNのVPNクライアント設定、仮想HUB設定のエクスポート
- ESETのバックアップ
ESET Smart Securityメイン画面の「設定」→「設定のインポート及びエクスポート」 - 過去作業)
COMODO Internet Securityのプロファイルエクスポート
(トレイアイコンを右クリック、”Configuration”>”Manage My Configurations”を選びます) - 過去作業)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ASICENレジストリのエクスポート(PX-W3PEのアンテナゲイン設定)
Intel AMTによる遠隔再インストール
遠隔でのリカバリもOS再インストールも初めての経験。
- OS稼動状態で嫁にWHS2011のDVD、空のUSBメモリを鯖に接続だけしてもらいます。
- cfg.iniをUTF-16で作成し(記事1参照)、USBメモリに格納する。パスワードは大文字小文字記号の複雑性があること(Win2008Serverの規則により)。
- 途中で要求される、Intel DQ67EPのLANドライバもUSBに解凍して入れておく。
- 鯖の電源をOFF。クライアントからManageability Developer Tool Kit Binaryに含まれる”Manageability Commander Tool”で接続。
- ”Remote Control”タブから「KVM Viewer Standard Port」で接続。Redirection PortだとBIOSの起動時画面がうまく見えない。
- リモートでPowerONし、BIOSにてCDのBoot順位を一番上に。その後DVDから起動。
- cfg.iniが認識されれば、自動的にWHS2011がインストール開始される。あとは待つのみ。別ドライブに置いてあるServerFolderは保護されるが、Cドライブは自体は全消去される模様。
- セットアップ中に「ネットワークに接続できません」旨のエラーで止まる。NICのドライバを当ててリブート(記事1参照)
- 途中何度かVNCが切断されるが現地では処理が継続している。2時間ほどでインストールが完了。
OSセットアップ
- Windowsで普段使用するユーザーの作成。Administratorsへ。
- ログオンしなおし。netplwizコマンドを使用し、自動ログインを設定。
- ServerFolderのマージ。
既存ドライブのフォルダを一度リネーム(例:ServerFolderOld)してよけておき、WHSのダッシュボードを使って各ServerFolderをDへ移動。その後、既存フォルダ(ServerFolderOld)から中のデータだけ新ServerFolderへ移動する(記事1参照) - UACの解除。通知センターの通知を変更
- アクセスを増やすRegistry(TimeStamp)の修正、GavotteRAMの導入(記事2参照)
- スワップファイルをCから消し、RAMDISKへ1.5GB確保。環境変数のTMPとTEMPをすべてRAMDISKへ。
- C:\Users\MainUserの各フォルダ(ドキュメント、デスクトップ)の復元
- この時点でWindowsサーバーバックアップにてシステムイメージを保存
アプリのセットアップ
- FireFox:Syncのセットアップ。
- COMODO Internet Security:プロファイルのインポート。
- SoftEther UT-VPN:64bit版、Server、Client両方をセットアップ
・仮想HUBコンフィグのインポート
・VPN接続の設定インポート
・仮想NICへの固定IP割り当て(GW無し)
・クライアントからVPN接続できるかテスト。
・エクスプローラにてデータフォルダの参照テスト。 - Dropbox:既存フォルダをそのまま使うように設定する(記事1参照)
- ClashPlan:バックアップの設定
・対象フォルダ指定
・実施タイムテーブルを12:00~19:00へ限定 - DiCEのスタートアップ登録
- iTunes:ライブラリへの登録、ホームシェアリング、ライブラリ共有のON
- CrazyRemote:
・対象フォルダの指定
・バージョンアップにより、ネットワークポートの修正は必要なくなった。
TV録画関係
- マイドキュメントへのTVRockフォルダの復元
- TVRockレジストリの復元
- DTV関係フォルダの復元
- PX-W3PEのBDAドライバ、VCランタイムを4つインストール(記事3参照)
- TVRockの起動、全チャンネルの番組情報取得
- 録画予約の入力
- マイコンピュータのプロパティより、環境変数PATHへTvrockフォルダを登録
- TwitRockのOauth認証(PowerShellでやるとちょっと便利)
以上です。
媒体だけ入れてもらえれば、家庭用でも全部遠地から設定できる事が分かりました。AMT素晴らしいよAMT。
手元の媒体を使っての仮想メディアインストールもできそうだし面白そう。ただ今回はもの凄く時間を食いそうなので諦めました。オフサイトには予め媒体を用意しておくのがいいでしょう。